東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)
2016年3月1日 更新

東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)

東宝特撮映画の「名脇役」とも言われる24連装ロケット砲車や人気のメーサー殺獣光線車など懐かしい東宝特撮映画(ゴジラシリーズ他)に登場する陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器を振り返っていきましょう。

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オキシジェン・デストロイヤー(水中酸素破壊剤) 登場作品:東宝特撮映画『ゴジラ』(1954年)

オキシジェン・デストロイヤー

オキシジェン・デストロイヤー

『ゴジラ』(1954年)に登場する架空の物質で、「水中酸素破壊剤」とも表記される。数あるゴジラ作品の中で、「ゴジラを完全に殺すことができた唯一の手段」である。

科学者の芹沢大助が酸素の研究中に偶然発見した薬剤で、劇中では詳細には触れられないが、特殊な物質を電磁的に反応させることにより水中の酸素を一瞬で破壊し、その場にいるすべての生物を一瞬のうちに死に至らしめるうえ、完全に液化する効果がある。その威力を見た芹沢は、「初実験した後は2、3日は食事も喉を通らなかった」と回想している。

これを大量破壊兵器として軍事使用されることを怖れた芹沢は、ゴジラへの使用のために世間に公開することを拒むが、社会のためには役立てたいと考えていた(ただし、何らかの形で強制使用されたなら死と共に永遠に封印するつもりだった)。

山根恵美子に打ち明け、秘密にすることを約束させるが、ゴジラによる被害を見かねた恵美子は約束を破り、尾形秀人に秘密を告白する。尾形と恵美子の熱心な説得とテレビで放送された「平和への祈り」を聞き、芹沢は一度限りの使用を決断する。ただし、その秘密を永遠の闇に葬る決意も固めており、ゴジラへの使用分以外は資料なども含めて一切を焼却処分している。芹沢は自らも海に潜ってゴジラへの使用成功を見届けた後、そのまま海中で自決する。これにより、オキシジェン・デストロイヤーの存在と製法は封印された。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

東宝特撮映画『ゴジラ』(1954年) - YouTube

仁工房の原寸大模型『オキシジェン・デストロイヤー』

仁工房の原寸大模型『オキシジェン・デストロイヤー』

芹沢博士が『オキシジェン・デストロイヤー』でゴジラを倒...

芹沢博士が『オキシジェン・デストロイヤー』でゴジラを倒す -「ゴジラ」(1954年)-

芹沢博士は自ら海に潜ってゴジラへの使用成功を見届けた後、そのまま海中で自決する。
芹沢博士オキシジェン・デストロイヤーのスイッチを入れた。

芹沢博士オキシジェン・デストロイヤーのスイッチを入れた。

瞬く間に海中に広がるオキシジェン・デストロイヤー。ゴジ...

瞬く間に海中に広がるオキシジェン・デストロイヤー。ゴジラはもがき苦しみながら、海中で骨まで溶けていった…。

オキシジェン・デストロイヤーで骨まで溶け液化するゴジラ

オキシジェン・デストロイヤーで骨まで溶け液化するゴジラ

オキシジェン・デストロイヤーは特殊な物質を電磁的に反応させることにより水中の酸素を一瞬で破壊し、その場にいるすべての生物を一瞬のうちに死に至らしめるうえ、完全に液化する効果がある。ゴジラでさえ例外ではなかった。

東宝特撮映画の陸上兵器

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

東宝特撮映画作品に登場する怪獣対策組織(作品によっては自衛隊と明言されている)が使用する、対怪獣用兵器。初登場作品の『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』以降、ゴジラシリーズを中心にたびたび登場して怪獣映画ファンに人気を博している、架空の兵器シリーズである。作品ごとに多少設定などは異なるものの、パラボラアンテナ型の発光する照射部から青白く輝きつつ稲妻状に蛇行するメーサー光線を照射し、怪獣の細胞を焼き払う威力を持つとして設定・演出されている。また、1機しか存在しないスーパーXなどのワンオフ兵器ではなく、ある程度の数が量産されている制式兵器として集団(部隊)で運用される。主に車両なので、一般的に「メーサー車」と呼ばれることもある。

劇中のでの「メーサー殺獣光線車」の活躍

『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
暴れ回るガイラを細胞組織レベルで殲滅できる兵器として、木曽川付近で実施された「L作戦」のために出撃。その後の晴海埠頭周辺での防衛戦も含め、ガイラをあと一歩のところまで追い詰める。

昭和ゴジラシリーズ
ゴジラ映画初登場となる『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』では、防衛隊の所属兵器として出動し、アンギラスを相模湾岸で撃退して日本上陸を阻止する。しかし、キングギドラやメガロなどの光線技を持つ怪獣に対しては分が悪く、反撃を受けて破壊されている。

『ゴジラ×メカゴジラ』
特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)の主力兵器として、数々の怪獣撃退に戦功があることが語られている。
(出典:Wikipedia「メーサー兵器」)

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(プレビュー) - YouTube

日米合作映画「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」の姉妹編。前作で死んだ­はずのフランケンシュタインが巨大化して山の怪獣サンダと海の怪獣ガイラというクロー­ン兄弟に分裂した。かつて怪物・フランケンシュタインを飼育研究していたスチュワート­博士と助手のアケミはその謎を解こうとする。心優しい兄サンダと凶暴な弟ガイラが大都­会東京のど真中で死闘を繰り広げる。(C)1966 東宝
メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

その他のメーサー兵器・メーサー車

90式メーサー殺獣光線車

90式メーサー殺獣光線車

66式と基本構成は変わらないものの、自動化により乗員は2名となり、メーサー砲の操作を含めて全て牽引車から行える。牽引車の運転手がそのまま砲手としてメーサー砲を操作、助手席が各種補佐を行う。この時、助手席が回転して後ろ向きになるため、砲手は前方・補助要員は後方を向いて互い違いに座ることになる。従来機と異なり走行しながらの照射も可能。また、荒天かつ夜間の戦闘でも、ゴジラの目を狙い撃つことができるほどの命中精度でメーサー光線を照射することができる。ただし、雨の中ではエネルギーが水蒸気となって減退するため、効力が70%程度まで下がることがある。

66式では砲身がむき出しになっていたのでビーム発振部が常に見えていたが、90式では非照射態勢時はカバーの中に収納される。また、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では、改良型の90式メーサー殺獣光線車<改>が配備され、メーサー光線の出力が向上して、発生する熱により光線の色が黄色く見えるようになった。本車を製造しているのは三友重工業。
(出典:Wikipedia「メーサー兵器」)
90式メーサー殺獣光線車

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24連装ロケット砲車(愛称はポンポン砲)

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