東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)
2016年3月1日 更新

東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)

東宝特撮映画の「名脇役」とも言われる24連装ロケット砲車や人気のメーサー殺獣光線車など懐かしい東宝特撮映画(ゴジラシリーズ他)に登場する陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器を振り返っていきましょう。

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ジェットヘリ

ドクター・フーのジエットヘリ(キングコングの逆襲)

ドクター・フーのジエットヘリ(キングコングの逆襲)

『キングコングの逆襲』ではドクター・フー一味が使用。北極における移動手段や、キングコング捕獲作戦などに使用された。フロート状の降着装置を有するほか、胴体下部にクレーンを装備している。

しらさぎ

しらさぎ

しらさぎ

形式番号:AC-3。
『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場。特生自衛隊に所属する支援用航空機。3機で構成され、3式機龍の輸送、操作、エネルギー補給を行う。バルカン砲も装備。最大乗員は2人。2003年4月に、3式機龍運用部隊である「第1機龍隊」(八王子駐屯地)発足時に6機が納入される。

1号機は作戦司令機、2号機は機龍の遠隔操作用、3号機は機龍のエネルギー供給用として使用。残りの4号機から6号機は予備機となっている。機龍の輸送は2号機と3号機がワイヤーアームによって空輸する。3号機が八景島で暴走した機龍のミサイルを受けて墜落したため6号機がエネルギー供給用となるが、これも大破したため翌年は4号機がエネルギー供給用となる。5号機は劇中未登場。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

スーパーX

スーパーX 登場作品:1984年の特撮映画「ゴジラ」

スーパーX 登場作品:1984年の特撮映画「ゴジラ」

1984年の『ゴジラ』、1989年の『ゴジラvsビオランテ』、1995年の『ゴジラvsデストロイア』に、それぞれ自衛隊のゴジラ対策(撃退)の切り札として登場する。

人類の開発した兵器としてはほぼ初めて、ゴジラの熱線に対抗しうる防御力を有してゴジラと正面から交戦した。ただし、純粋な対ゴジラ兵器として開発されたのは、スーパーX2(スーパーエックスツー)のみであり、スーパーXとスーパーXIII(スーパーエックススリー)は、その他の目的のために開発された特殊装備であった。いずれも飛行性能を有している(スーパーX2は潜水性能も有する)が、全て陸上自衛隊所属となっている。

『ゴジラ』(1984年版)に登場。陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛隊所属。正式名称は「陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛移動要塞T-1号 MAIN SKY BATTLE TANK スーパーX」である。

元々は有事(核戦争)の際の首都防衛を目的に極秘に開発され、「首都防衛移動要塞」(劇中では「首都防衛戦闘機」と表記され、登場人物から「空飛ぶ要塞」と称されている)とも呼ばれるリフティングボディVTOL機。実際は要人用の移動核シェルターとして建造が進められていた。

装甲はチタン合金とスペースシャトルにも使用されているセラミック製耐熱タイルで構成されている。機体前部には開閉式の1800ミリ・ヨーソサーチライトを備え、集積回路にはプラチナを多量に使用しており、かなりの高熱に耐えられるようになっていたことから、1985年のゴジラ襲撃に際し、カドミウムを弾頭に装備したカドミウム弾を使ってゴジラの核反応を抑制する作戦の実施に当たった。ゴジラを常に正面に置きながら、一定の距離を保ったまま攻撃を行う戦闘スタイルはメカゴジラまで継承される。
(出典:Wikipedia「スーパーX」)
スーパーX 1984年の特撮映画「ゴジラ」で使用された...

スーパーX 1984年の特撮映画「ゴジラ」で使用された模型(プロップ)

ニットー「スーパーX」(ソフトビニールキット)

ニットー「スーパーX」(ソフトビニールキット)

スーパーX2

スーパーX2

スーパーX2

『ゴジラvsビオランテ』に登場。スーパーXより一回り大きく、開発当初から対ゴジラ専用機として運用されたリフティングボディ垂直離着陸機機(ただし、扱いは艦艇扱いになるので、実質上の「対ゴジラ護衛艦」)。形式番号は「DAG-MBS-02 Super-XX」[4]。三友重工製とされる。
回収されたスーパーXからデータを集め、その反省を生かした機体である。前回のスーパーXの装甲に使用されたチタン合金の2倍の耐熱性を持つ超耐熱合金TA32が使用され、水深1,000メートルまでの潜航が可能。また、機体色もスーパーXが銀色(金属色のまま)に対し、濃緑色を主体にした色で構成されている。
歴代のスーパーXの中で唯一カドミウム弾及びレーザー砲を装備していない。ミサイル・バルカン砲・魚雷といった通常兵器も搭載するが、一番の目玉はゴジラの熱線を正面で受け止め、反射させて撃ち返す「ファイヤーミラー」である。

スーパーXが有人であったのに対し、スーパーX2は(1989年当時の)最新鋭コンピューターを駆使しており、防衛庁地下のオペレーションルームからリモートコントロールにより遠隔操作される。また自動操縦も可能である。スーパーX2の操作は黒木翔特佐以下、「ヤングエリート集団」と称される特殊戦略作戦室が担当する。遠隔操作の採用は、乗員保護と戦闘などの各種データの保存のためである。
(出典:Wikipedia「スーパーX」)
スーパーX2はゴジラの熱線を正面で受け止め、反射させて...

スーパーX2はゴジラの熱線を正面で受け止め、反射させて撃ち返す「ファイヤーミラー」を装備している

宇宙防衛艦 轟天

轟天 登場作品:1977年の特撮映画「惑星大戦争」

轟天 登場作品:1977年の特撮映画「惑星大戦争」

『惑星大戦争』に登場する宇宙防衛艦 轟天(うちゅうぼうえいかん ごうてん、UNSF Gohten)は、地球侵略を企むメシエ13球状星団に対抗するために、国連宇宙局が南海の秘密基地で建造した宇宙防衛艦。

宇宙航行にはラムジェット推進を使用し、エンジンのうち機体上部3基がラムジェットエンジン、機体下部のうち両端2基が大気圏内用ロケットエンジン、中央2基が核パルスロケットエンジンである。戦闘機スペースファイター21機と、惑星探検車ランドローバーを搭載しており、ランドローバーは下部ハッチから、スペースファイターは側面のリボルバー式カタパルト射出口から発進する。このカタパルトはビーム発射口も兼ねており、「リボルバービーム」と呼ばれる大口径のビーム連射砲にもなっている。

艦首メインドリルは本体から独立、操縦して離脱する機能もあり、その内部には本艦の設計者であり、艦長である滝川博士によって設計中に発見されたエーテルをも破壊するという特殊爆弾を搭載している。舷側煙突状の垂直上昇ノズル、傾斜煙突状の爆雷発射機、前部へ集中的に配備された連装式の副砲塔という旧日本海軍水上艦艇を彷彿とさせる外観をしている。

メシエ13球状星団恒星ヨミ第3惑星の宇宙戦艦大魔艦と金星上空で決戦、一進一退の攻防の末、大魔艦の切り札である重力砲によって大破するものの、メインドリルに乗った滝川博士の体当たり特攻で大魔艦を葬った後、消滅する金星を離脱し、地球へと帰還する。
(出典:Wikipedia「轟天号」)

東宝特撮映画の海洋兵器

海底軍艦 轟天号

轟天号 登場作品:1963年公開の特撮映画『海底軍艦』

轟天号 登場作品:1963年公開の特撮映画『海底軍艦』

轟天号(ごうてんごう)は、東宝の各種映像作品に登場する架空の兵器である。初めて登場したのは特撮映画『海底軍艦』(1963年)。

海底軍艦 轟天号(かいていぐんかん ごうてんごう)は、第二次世界大戦時に大日本帝国海軍が設計した陸・海・空すべてで行動できる万能戦艦。建造される前に終戦を迎えたが、南方の島に逃げ延びた神宮司大佐率いる「轟天建武隊」によって極秘に建造される。

神宮司らは轟天号による大日本帝国の復建を目指していたものの、その存在を知った地上進出を目指すムウ帝国が開発の停止を政府に要求し、世界中に地震攻撃を加えた上に、神宮司の娘の真琴を拉致したことから、ムウ帝国の野望を阻止し、愛娘を救出するために出撃することとなる。
主兵装はドリル部分から放つ冷線砲(照射された物体を凍結させる光線を放つビーム砲)。他にもいくつかの3連装電子砲塔(ビーム砲?)やマンダを艦体から離すときに使われた帯艦電撃、艦体の前方(ドリル直後部分)に艦体を前方から見て等間隔に3つの回転式カッターを持つなど多数の武器が搭載されている設定だが、劇中ではほとんど使用されていない。空中高速飛行時及び地中進行時は上部にある艦橋や砲塔などの部分が船内に収納される。

最新鋭潜水艦でさえ耐えられない水圧にも平気なムウ潜水艦を追尾し、ムウ帝国を守るマンダを沈黙させた後、ムウ帝国心臓部へ突入し、これを破壊した後、地上まで追ってきた追跡してきたムウ潜水艦をも撃沈し、結果として単艦でムウ帝国を壊滅させる。
(出典:Wikipedia「轟天号」)
海底軍艦 轟天号

海底軍艦 轟天号

わだつみ

わだつみ 特撮映画「日本沈没」(1973年)の撮影で使...

わだつみ 特撮映画「日本沈没」(1973年)の撮影で使用された模型(プロップ)

わだつみとは、小松左京の小説『物体O』および小説・映画・漫画・テレビドラマ『日本沈没』に登場する架空の潜水艇の名称である。

設定は原作と同じだが、母船は民間の起重機船「へらくれす」になっている。映画版では「ケルマデック」は母船の甲板上でシートをかけられ船名のみが見えるシーンがあるのみで、活動中の映像はなく形状もわからない。「わだつみ」と同型の「わだつみ2号」「わだつみ3号」が存在するという説明があるものの、これらも映像には登場しない。

テレビドラマ版は原作にないオリジナルストーリーが多く、「わだつみ」と「ケルマデック」ともに原作以上の活躍をするが、荒唐無稽なシーンも多い。例えば、航行不能になった「ケルマデック」を「わだつみ」が救出に行くが、この種の潜水艇の動力は電池のはずなのに海中で給油を行う。秋田沖から東京湾まで「ケルマデック」に乗ったまま帰ろうとする。灯台に孤立した人々を救うため、発射したロープをウィンチで巻き取って、「ケルマデック」ごと崖をよじ登るなどである。その他には、飛行艇「おおくに」によって「わだつみ」を別の海域に空輸したり、緊急脱出装置により「ケルマデック」の船体上部が左右に開いて、耐圧球のみを浮上させるなどのシーンも描かれた。

外見のモデルは、当時日本で最新鋭の有人潜水艇だった海上保安庁の潜水艇「しんかい」と大阪万博で三菱重工業がデザインを発表した「しんかい2000」だが、実際の限界潜水深度が600mであるしんかいとは異なり、原作と同じく最大潜水深度1万mである。

造形
ミニチュアは映画版とテレビドラマ版では全体的なフォルムや色は一緒であるもののデザインは別々で、テレビドラマ版のデザインのミニチュアが新しく用意された。

その後テレビドラマ版の第16回において「ケルマデック」との共演シーンがあり、それまで撮影で使用していたテレビドラマ版の「わだつみ」のミニチュアでは「ケルマデック」とサイズが合わず映画版のミニチュアがテレビドラマ版のデザインに改造されて登場している。また、その際改造されたテレビドラマ版第16回の「わだつみ」のミニチュアは、『ゴジラvsキングギドラ』の冒頭に登場する深海潜航艇に改造流用されている。

このほか、実写シーン用に実物大のハリポテも用意された。ハリポテなので中は空洞だったが、自重だけで1tあり、結局「へらくれす」にも本物の起重機船が用いられている。この実物大のハリボテはその後テレビドラマ版の第2回でも使用されているがデザインは映画版のままであった。
(出典:Wikipedia「わだつみ」)

特撮映画「日本沈没」(1973年) 予告編① - YouTube

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