仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー1号
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仮面ライダー1号の初期のデザイン「スカルマン」・・・「仮面ライダースカルマン」
翌1971年1月、石森は「もっとグロテスクなリアリティのある奴にしたい」と、自身の作品の髑髏をモチーフにした仮面のヒーローである『スカルマン』(『週刊少年マガジン』1970年1月11日号に掲載)をこの企画に応用した、「仮面ライダースカルマン」のキャラクターを提案。
仮面ライダー1号の初期のデザイン「スカルマン(ドクロ仮面)」・・・「モチーフが髑髏では営業上の支障がある」と注文が出された
東映テレビ部長の渡邊亮徳はこのキャラクターを「以前に描かれた作品じゃないか。大勝負に出るんだから、新しいキャラクターじゃないと駄目だ」と却下した。
MBSテレビ営業局副部長の箱崎賞からも「モチーフが髑髏では営業上の支障がある」と注文が出され、企画はさらなる検討を求められる。
MBSテレビ営業局副部長の箱崎賞からも「モチーフが髑髏では営業上の支障がある」と注文が出され、企画はさらなる検討を求められる。
これらの注文に対して石森は非常に落胆したが、50枚以上のデザイン画を描き、この中に加藤マネージャーの持ち込んだ昆虫図鑑のバッタをモチーフにした、強烈なインパクトのあるデザイン画があった。
仮面ライダー1号の企画途中の 「仮面ライダーホッパーキング」 の段階のデザイン
「バッタ男」と「スカルマン(ドクロ仮面)」をハイブリッドしたデザイン。
「敵対組織によって改造人間にされてしまった」という設定があるため、マスクには泣いているように見えるデザインが施されている。
「敵対組織によって改造人間にされてしまった」という設定があるため、マスクには泣いているように見えるデザインが施されている。
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こうして「バッタ」をモチーフにしたヒーロー番組企画は、バイクに乗って戦うバッタのヒーロー『仮面ライダーホッパーキング』と仮題されたが、「長すぎる」とのMBS側の意向により『仮面ライダー』と短縮され、2月1日からの制作決定が下された。
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仮面ライダーV3
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仮面ライダーX
仮面ライダーXの初期のデザイン「専用ライフルを手に戦うかみきり虫ライダー」
石ノ森章太郎が手がけたキャラクター原案の中では、「専用ライフルを手に戦うかみきり虫ライダー」というキャラクターが有力候補だった。
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10月15日に石森側が『ファイヤー十字(クロス)』『十字仮面』『クロス火面』などの題名案を提出している。
11月上旬には主人公ヒーローである「クロスファイヤー」のデザイン画も石森によって起こされ、平山やMBS映画課長の引野芳照もクロスファイヤーのデザインに「カッコいい」と絶賛し、題名も正式に『十字仮面』に決定、11月になってMBS側は『十字仮面クロスファイヤー』の企画書を起稿した。