『バビル2世』
via amzn.to
※本記事で扱うのは1973年に放送されたものです。
制作:東映、NET
放送期間:1973年1月1日から1973年9月24日
放送時間:月曜19:00から19:30
放送局:NET(今のテレビ朝日)系列
放送話数:全39話
主題歌:「バビル2世」水木一郎
放送期間:1973年1月1日から1973年9月24日
放送時間:月曜19:00から19:30
放送局:NET(今のテレビ朝日)系列
放送話数:全39話
主題歌:「バビル2世」水木一郎
スタッフ
原作:横山光輝
演出:山口康男(最終回担当)ほか
脚本:安藤豊弘(最終回担当)ほか
作画監督:岡田敏靖(最終回担当)ほか
美術:伊藤英治(最終回担当)ほか
音楽:菊池俊輔
演出:山口康男(最終回担当)ほか
脚本:安藤豊弘(最終回担当)ほか
作画監督:岡田敏靖(最終回担当)ほか
美術:伊藤英治(最終回担当)ほか
音楽:菊池俊輔
キャスト
バビル2世(古見浩一):神谷明
ロデム:野田圭一
恒太郎:兼本新吾
ユキ:田浦環
チー坊:山本圭子
ヨミ:大塚周夫
ロデム:野田圭一
恒太郎:兼本新吾
ユキ:田浦環
チー坊:山本圭子
ヨミ:大塚周夫
『バビル2世』とは
via www.amazon.co.jp
中学生の少年・古見浩一は『バビルの塔』のコンピューターに選ばれてバビル2世となった。怪鳥ロプロス、巨人ポセイドン、変身できる黒豹型ロデムというみっつのしもべと共に、世界征服を企むヨミと戦う。
横山光輝のマンガが原作だが、アニメオリジナルの設定が多い。
横山光輝のマンガが原作だが、アニメオリジナルの設定が多い。
『バビル2世』の最終回
第39話「必殺 バビル2世対ヨミ」
ナレーション「世界征服の野望に燃えるヨミが、東京の地下鉄を占拠した。そして地下鉄に乗っていた20万人を人質にしてしまったのである。バビル2世はみっつのしもべを引き連れて人質と、その中にいた恒牧場のユキやチー坊たちを救出した」
ナレーション「しかし東京の地下街は依然、ヨミによって占領されている。その基地を見つけ出し粉砕すべく、敢然と立ち向かうバビル2世であった」
国家保安局のビル。会議室で局長たちに、都民をすべて郊外に避難させるよう説得しているバビル2世。東京でヨミとの決戦が行われようとしているからだ。
そして避難が決定された。道路は車で渋滞し、上野駅も人で溢れている。
ヨミの基地。部下がA、B、C、みっつの作戦の準備が完了したとヨミに報告した。
ヨミ「よろしい。これでバビル2世とみっつのしもべを抹殺し、世界を征服する手筈は整った」
上野駅からユキたちを乗せて、最後の列車が出ようとしている。
ユキ「浩一くん、お願い、私たちと一緒に行きましょう、北海道へ」
バビル2世「ヨミは恐ろしい力を持った悪魔なんだ。そして奴を倒すことのできるのはぼく以外にいないんだ」
ユキ「もう二度と会えないような気がして…」
そんなことはない、ほんのしばらくだよとバビル2世は言う。
ユキ「わたしはいや、さよならなんて」
泣き出す。
恒太郎がバビル2世に「命を無駄にするなよ。必ず戻ってくるんじゃぞ」と言う。はい、と答える。握手するふたり。そして列車は出発した。
誰もいない東京。車(バビル2世号)に乗っているバビル2世の前に、ロデムが現れた。まだヨミの地下基地はみつからないという。残すのは都営南北線のみ。
国家保安局。地図を指さすバビル2世。
バビル2世「この辺りにヨミの基地があると思われます」
そこに局長あてにヨミから電話がかかってきた。
ヨミ「世界各国の首脳を東京に集めるよう命令したはずだが?」
待機中だと答える局長。
ヨミ「よろしい。それでは、1時間以内に地下鉄南銀座駅へ連れてくるんだ。ひとり残らずな。もちろん、あんたも一緒だぞ」
身の安全が保障されない限り連れて行かないという局長。それに対しヨミは地下鉄の駅をひとつ爆破した。周辺半径1キロは壊滅したと部下から報告を受ける。
ヨミ「どうかね局長さん。わたしの命令を聞く気になったかな?」
笑うヨミ。
ヨミに総攻撃をかけるべきだとみなが局長に言う。しかしバビル2世は反対する。
バビル2世「いや、それは無駄でしょう。いまはヨミの命令に従うしかありません。局長。各国首脳を言われた所へ案内してください」
ナレーション「しかし東京の地下街は依然、ヨミによって占領されている。その基地を見つけ出し粉砕すべく、敢然と立ち向かうバビル2世であった」
国家保安局のビル。会議室で局長たちに、都民をすべて郊外に避難させるよう説得しているバビル2世。東京でヨミとの決戦が行われようとしているからだ。
そして避難が決定された。道路は車で渋滞し、上野駅も人で溢れている。
ヨミの基地。部下がA、B、C、みっつの作戦の準備が完了したとヨミに報告した。
ヨミ「よろしい。これでバビル2世とみっつのしもべを抹殺し、世界を征服する手筈は整った」
上野駅からユキたちを乗せて、最後の列車が出ようとしている。
ユキ「浩一くん、お願い、私たちと一緒に行きましょう、北海道へ」
バビル2世「ヨミは恐ろしい力を持った悪魔なんだ。そして奴を倒すことのできるのはぼく以外にいないんだ」
ユキ「もう二度と会えないような気がして…」
そんなことはない、ほんのしばらくだよとバビル2世は言う。
ユキ「わたしはいや、さよならなんて」
泣き出す。
恒太郎がバビル2世に「命を無駄にするなよ。必ず戻ってくるんじゃぞ」と言う。はい、と答える。握手するふたり。そして列車は出発した。
誰もいない東京。車(バビル2世号)に乗っているバビル2世の前に、ロデムが現れた。まだヨミの地下基地はみつからないという。残すのは都営南北線のみ。
国家保安局。地図を指さすバビル2世。
バビル2世「この辺りにヨミの基地があると思われます」
そこに局長あてにヨミから電話がかかってきた。
ヨミ「世界各国の首脳を東京に集めるよう命令したはずだが?」
待機中だと答える局長。
ヨミ「よろしい。それでは、1時間以内に地下鉄南銀座駅へ連れてくるんだ。ひとり残らずな。もちろん、あんたも一緒だぞ」
身の安全が保障されない限り連れて行かないという局長。それに対しヨミは地下鉄の駅をひとつ爆破した。周辺半径1キロは壊滅したと部下から報告を受ける。
ヨミ「どうかね局長さん。わたしの命令を聞く気になったかな?」
笑うヨミ。
ヨミに総攻撃をかけるべきだとみなが局長に言う。しかしバビル2世は反対する。
バビル2世「いや、それは無駄でしょう。いまはヨミの命令に従うしかありません。局長。各国首脳を言われた所へ案内してください」
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南銀座駅。ホームにいるバビル2世と各国首脳。やって来た電車に乗り込むと、発車する。
それをモニターで見ていたヨミ。
ヨミ「親愛なる、世界の指導者諸君」
各国首脳はヨミの医学工場で改造されて、世界征服作戦に協力することになる。あと2分で電車は基地内に収容されると告げた。
ヨミ「ただし!バビル2世には死んでもらうぞ!」
ロデムが電車の車輪に絡みつき、ブレーキをかけた。電車は途中の駅で停まる。首脳たちは下りて地上へと逃げる。
ヨミ「おのれ、バビル2世め!B作戦で壊滅だ。かかれえ!」
部下たちに命じる。
ロボットたちが首脳の前に立ち塞がった。再び地下へと逃げる首脳たち。バビル2世は局長に「狙いはぼくです。ロボットを引き付けるから、その隙に逃げてください」と言う。
地下鉄構内で戦闘が始まった。地上へ逃げたバビル2世はロプロスを呼ぶ。地上へ上がってきたロボットたちはロプロスのミサイル攻撃で破壊された。
バビル2世「ロデム!南北線を徹底的に探って、ヨミの基地をみつけるんだ!」
消えるロデム。
地下鉄の中を進むロデム。それをモニターで見ているヨミ。
ヨミ「確実に倒すためには基地内に誘い込むことだ」
バビル二世は、ロプロスに乗って基地を探し上空を旋回していた。
ヨミ「ふふふ。バビルめ、貴様に易々みつかる基地ではない!」
基地の入口に迫ったロデム。ヨミの合図で、ヘビのようなロボットが何体もでてきてレーザーを撃つ。
それを避けたロデムは、逆にそのレーザーを利用してロボットたちを倒した。そしてレーザーを上に向ける。天井を突き破った。
地面から煙が上がる。
バビル2世「あっ、あそこだ!ロデムの合図だ!」
ヨミ「くそう。基地のありかが暴かれてしまった。かくなるうえは最後のC作戦を行使する以外にない」
ヨミは部下たちに言う。
ヨミ「これよりわしはバビル2世と最後の決戦を敢行する。みんな覚悟せい!」
ヨミ「ビッグワン、始動!スタンバイ、ゴー!」
地面を割って巨大ロボが現れた。
ヨミ「わしが総力を結集して作り上げたビッグワンだ。バビル2世め、肝を潰しておるわ」
バビル2世「ロプロス、至近距離から超音波砲で攻撃するんだ!」
しかしまったく効かない。逆に追尾ミサイルの攻撃によって感電し、ロプロスは落下。バビル2世も海上に落ちてしまう。
ビッグワンはロプロスをつかんで、地面に叩きつける。そこへ海中からポセイドンが現れた。
バビル2世「ポセイドン、ロプロスを助けるんだ!」
ミサイル攻撃によってロプロスを救出するポセイドン。そしてビッグワンとの戦い。腕をつかんで投げるものの、同じく追尾ミサイルの電流攻撃によって倒れてしまった。
バビル2世「ポセイドンが危ない!ロプロス、飛べ!最後の力をふり絞るんだ!
ようやく飛び立つロプロス。ポセイドンも起き上がる。
バビル2世「目だ!目を狙え、ロプロス!ポセイドンは足を狙うんだ!」
ロプロスの攻撃で目をやられたところを、ポセイドンが足にチョップする。ビッグワンは波止場から海に落ちた。ビッグワンの中に海水が流れ込む。脱出するヨミ。
それをモニターで見ていたヨミ。
ヨミ「親愛なる、世界の指導者諸君」
各国首脳はヨミの医学工場で改造されて、世界征服作戦に協力することになる。あと2分で電車は基地内に収容されると告げた。
ヨミ「ただし!バビル2世には死んでもらうぞ!」
ロデムが電車の車輪に絡みつき、ブレーキをかけた。電車は途中の駅で停まる。首脳たちは下りて地上へと逃げる。
ヨミ「おのれ、バビル2世め!B作戦で壊滅だ。かかれえ!」
部下たちに命じる。
ロボットたちが首脳の前に立ち塞がった。再び地下へと逃げる首脳たち。バビル2世は局長に「狙いはぼくです。ロボットを引き付けるから、その隙に逃げてください」と言う。
地下鉄構内で戦闘が始まった。地上へ逃げたバビル2世はロプロスを呼ぶ。地上へ上がってきたロボットたちはロプロスのミサイル攻撃で破壊された。
バビル2世「ロデム!南北線を徹底的に探って、ヨミの基地をみつけるんだ!」
消えるロデム。
地下鉄の中を進むロデム。それをモニターで見ているヨミ。
ヨミ「確実に倒すためには基地内に誘い込むことだ」
バビル二世は、ロプロスに乗って基地を探し上空を旋回していた。
ヨミ「ふふふ。バビルめ、貴様に易々みつかる基地ではない!」
基地の入口に迫ったロデム。ヨミの合図で、ヘビのようなロボットが何体もでてきてレーザーを撃つ。
それを避けたロデムは、逆にそのレーザーを利用してロボットたちを倒した。そしてレーザーを上に向ける。天井を突き破った。
地面から煙が上がる。
バビル2世「あっ、あそこだ!ロデムの合図だ!」
ヨミ「くそう。基地のありかが暴かれてしまった。かくなるうえは最後のC作戦を行使する以外にない」
ヨミは部下たちに言う。
ヨミ「これよりわしはバビル2世と最後の決戦を敢行する。みんな覚悟せい!」
ヨミ「ビッグワン、始動!スタンバイ、ゴー!」
地面を割って巨大ロボが現れた。
ヨミ「わしが総力を結集して作り上げたビッグワンだ。バビル2世め、肝を潰しておるわ」
バビル2世「ロプロス、至近距離から超音波砲で攻撃するんだ!」
しかしまったく効かない。逆に追尾ミサイルの攻撃によって感電し、ロプロスは落下。バビル2世も海上に落ちてしまう。
ビッグワンはロプロスをつかんで、地面に叩きつける。そこへ海中からポセイドンが現れた。
バビル2世「ポセイドン、ロプロスを助けるんだ!」
ミサイル攻撃によってロプロスを救出するポセイドン。そしてビッグワンとの戦い。腕をつかんで投げるものの、同じく追尾ミサイルの電流攻撃によって倒れてしまった。
バビル2世「ポセイドンが危ない!ロプロス、飛べ!最後の力をふり絞るんだ!
ようやく飛び立つロプロス。ポセイドンも起き上がる。
バビル2世「目だ!目を狙え、ロプロス!ポセイドンは足を狙うんだ!」
ロプロスの攻撃で目をやられたところを、ポセイドンが足にチョップする。ビッグワンは波止場から海に落ちた。ビッグワンの中に海水が流れ込む。脱出するヨミ。
ビッグワンの足の裏のハッチから、ロデムが外に出てきた。
ロデム「バビル様!あのロボットが、じつはヨミの基地だったのです」
同じハッチからヨミが現れた。
ヨミ「バビル2世!来い!長い間の勝負、今日で最後の決着をつけてやる!」
バビル2世「ようし!」
睨みあうふたり。
バビル2世「いくぞ、ヨミ!」
戦いが始まった。
ふたりは倉庫の屋根の上、海中と場所を変えながら超能力で戦う。しかしピンチを感じたヨミはビッグワンの中に逃げ、ロケットで逃亡する。
バビル2世「撃て!ポセイドン、ロプロス!」
しもべたちの攻撃はロケットに当たった。燃え上がるロケット。
ヨミ「わしの負けだ!わしの負けだ!フハハハ!」
爆発する。
バビル2世「終わった…ヨミとの戦いはついに終わった…」
崖の上に立つバビル2世。目の前にはポセイドンの顔がある。
バビル2世「ポセイドン、長い間よくやってくれた。ありがとう」
振り返るとロデムがいる。
バビル2世「ロデム。今まで陰になり日向になりしてよく働いてくれた。ありがとう」
ロデム「ヨミを倒す使命を無事はたし終えて、バビル様とはおそらく、もうこれでとわのお別れでしょう。どうぞバビル様、お元気で。いつまでも」
バビル2世はロプロスに駆け寄る。
バビル2世「ロプロス、ありがとう。元気でな。お前はロデムを乗せて『バビルの塔』まで連れて行ってくれ。さようなら」
ロプロスはロデムを乗せて飛び去った。ポセイドンもまた海の中へと消えて行く。
ナレーション「世界征服を企む悪魔ヨミは、バビル2世とみっつのしもべによってついに倒された。そしてみっつのしもべはいま、ひっそりとバビルの塔の地下格納庫で眠っている。しかし人は今、誰もそれを知らない」
牧場。跳ね回る馬にまたがっているバビル2世。
チー坊「ほら、頑張れよ、バビル2世!」
ユキ「もうバビル2世じゃないの。浩一くんよ」
チー坊「ははは。そうやな。頑張れ、浩一にいちゃーん!」
その姿を暖かく見つめている恒太郎たちの姿。
ロデム「バビル様!あのロボットが、じつはヨミの基地だったのです」
同じハッチからヨミが現れた。
ヨミ「バビル2世!来い!長い間の勝負、今日で最後の決着をつけてやる!」
バビル2世「ようし!」
睨みあうふたり。
バビル2世「いくぞ、ヨミ!」
戦いが始まった。
ふたりは倉庫の屋根の上、海中と場所を変えながら超能力で戦う。しかしピンチを感じたヨミはビッグワンの中に逃げ、ロケットで逃亡する。
バビル2世「撃て!ポセイドン、ロプロス!」
しもべたちの攻撃はロケットに当たった。燃え上がるロケット。
ヨミ「わしの負けだ!わしの負けだ!フハハハ!」
爆発する。
バビル2世「終わった…ヨミとの戦いはついに終わった…」
崖の上に立つバビル2世。目の前にはポセイドンの顔がある。
バビル2世「ポセイドン、長い間よくやってくれた。ありがとう」
振り返るとロデムがいる。
バビル2世「ロデム。今まで陰になり日向になりしてよく働いてくれた。ありがとう」
ロデム「ヨミを倒す使命を無事はたし終えて、バビル様とはおそらく、もうこれでとわのお別れでしょう。どうぞバビル様、お元気で。いつまでも」
バビル2世はロプロスに駆け寄る。
バビル2世「ロプロス、ありがとう。元気でな。お前はロデムを乗せて『バビルの塔』まで連れて行ってくれ。さようなら」
ロプロスはロデムを乗せて飛び去った。ポセイドンもまた海の中へと消えて行く。
ナレーション「世界征服を企む悪魔ヨミは、バビル2世とみっつのしもべによってついに倒された。そしてみっつのしもべはいま、ひっそりとバビルの塔の地下格納庫で眠っている。しかし人は今、誰もそれを知らない」
牧場。跳ね回る馬にまたがっているバビル2世。
チー坊「ほら、頑張れよ、バビル2世!」
ユキ「もうバビル2世じゃないの。浩一くんよ」
チー坊「ははは。そうやな。頑張れ、浩一にいちゃーん!」
その姿を暖かく見つめている恒太郎たちの姿。
その後の『バビル2世』
1992年に同『バビル2世』というタイトルで、オリジナルビデオアニメが制作されています。こちらも原作と違いオリジナル展開です。
同『バビル2世』というタイトルで2001年版もあります。主人公の苗字が変更された他、こちらもオリジナル要素が強くなっています。全13話。
同『バビル2世』というタイトルで2001年版もあります。主人公の苗字が変更された他、こちらもオリジナル要素が強くなっています。全13話。
✠ 👼 2023/10/4 05:28
バベルの塔・・・人間が結託して巨大な建設を神様に挑もうとして
お怒りになった神様は言葉の疎通を混乱させ阻止