日野日出志の『地獄の子守唄』は漫画史上最強最悪のバッドエンド。読者が3日後に残酷な方法で死ぬ呪いをかけて終わる。
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ある日、日野日出志は自分に特殊な能力があることに気がつきます。
近所のいじめっ子三人組にいじめられた際に、その恨みを絵にしてみたところ、絵の通りにいじめっ子達が死んでしまったのです。そして自分の母親さえも地獄の絵に描いてしまうのでした。
大人になった日野日出志は、金を持ち逃げした友達や、漫画のライバルや、自分の漫画をコケにした編集者を同様に殺していったのでした。
このように恐ろしい秘密を持っていることを読者に向かって告白してきた日野日出志は、さらにこう言います。
日野日出志は人を自由に呪い殺せる能力を持っているのだ!
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日野日出志のおそろしい秘密を知った『地獄の子守唄』を読んだ読者を生かしてはおけない!
だから読んではいけないと、あれほど警告したのです!
日野日出志の殺人能力の秘密を知ってしまった読者も3日後にもっとも残酷な方法で死ぬことになるです。
読者のみなさん、生きていますか?
この読者を巻き込んだメタフィクションの構造は画期的で面白いですね。
『さくらの唄』 史上最強クラスの鬱展開のトラウマ漫画。後半の鬱勃起系なエロ展開は発禁レベルの衝撃作。
『さくらの唄』(「週刊ヤングマガジン」1990年から1991年にかけて連載)
『さくらの唄』(さくらのうた)は、1990年から1991年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載された安達哲の漫画作品。全3巻。単行本は絶版だが、文庫版として上下巻が復刊されている。
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作者曰く「先のことは全く考えずメチャクチャに描いていて出来上がった作品」で、画塾に通っていた経験から発想しているという。
後半に進むにつれセックス描写が増えていったため発禁になりかけており、最終巻では成年コミック指定がされている。 連載当時はその事も一因となって打ち切りの憂き目を見るが、現在でもカルト的な人気を持つ作品である。
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青春の痛さ、暗さ、汚さを怒涛のような熱量で描いたこの作品は、講談社から発売されたコミッス全3巻のうち3巻がいわゆる18禁、成人指定を受けた(後にコミックスは絶版となり、現在は同じく講談社から愛蔵版上下巻が発売されている)。ヤングマガジンで成人コミック指定を受けた唯一の作品で、更には有害図書論争に巻き込まれ発禁処分にもなりかけたという曰く付きの名作である。
利彦のクラスの担任で美術教師の「三ツ輪 裕子」先生が、諸悪の根源である外道「金春 久吉」の罠にはまり、物語は一転する。
外道「金春 久吉」の暗躍によって、『さくらの唄』の世界は、「有害図書論争」に巻き込まれて発禁にされかけるほど、鬱勃起系なエロ展開に突っ走る。
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証券会社に勤める夫がいるが久吉の罠にはまって多額の借金を背負ってしまい、彼女自身はストレスのためお腹の子を流産した。
借金の形に金春不動産子飼いのヤクザたちに輪姦され、夫の説得に従い久吉の甥である利彦の初体験の相手を務めた。それからも借金返済のため月五百万円の条件で利彦との関係を続ける。
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文化祭当日、久吉の命令で「さくらの唄」と三ツ輪先生と利彦の情事をノヒラが撮影したビデオがすり替えられ、大勢の前で放映され、利彦はみんなから唾棄される存在に一転する。
暴走は頂点に達する!文化祭の映画上映の場で、想像を絶する破局(カタストロフィ)が訪れる……!!
私は、作品名も忘れていたにもかかわらず、この文化祭の箇所とお姉さんがやられちゃったシーンは、強烈に印象に残っていました。
罪悪感、背徳感を感じるエロは、心が余計にえぐられ記憶に残りやすいのかな。
罪悪感、背徳感を感じるエロは、心が余計にえぐられ記憶に残りやすいのかな。
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青春学園漫画のフリした鬱展開のトラウマ・エロ漫画、恐るべし!
発禁にされかけるほどの破壊力!
90年代を代表する爆弾作品
超外道な男「金春 久吉」は、文化祭の場で、利彦と三ツ輪先生のハメ撮り映像を公開する。
陰湿な公開処刑すぎる。当時の読者は勃起しながら悲しんだ。
キッチン行って、バター持ってきて=バター犬プレイかよ・・・。
キッチン行って、バター持ってきて=バター犬プレイかよ・・・。
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三ツ輪裕子の全く無防備なお尻の谷間がスクリーン一杯に映し出され、会場は、さらにパニックになる。
当たり前のことですが、現実には、学校の文化祭で、こんなことが起きれば、警察沙汰になる。
主人公の姉の「市ノ瀬 詠子」(いちのせ えいこ)も「金春 久吉」の毒牙にかかってしまう。最後には近親相姦という衝撃的な展開も・・・。
読者は、主人公のお姉さんが輪姦されてしまうシーンでも悲しみながら勃起した。
via sokuyomi.jp
雑誌掲載時には巻頭8ページが2色だった『地獄の子守唄』の巻頭を4色カラーで掲載!