製作費1億7500万ドル(当時)も掛けたのに、興行収入はトントンでした!
via www.thecinema.jp
本作の撮影はハワイ沖で行われたが、セットを移動するだけでも6時間はかかり、また海が荒れたせいで撮影が丸一日中止してしまうこともあった(それだけで1日25万ドルの損失が出た)。それ故製作費は当時で1億7500万ドルという莫大なものになった作品だが、興行収入は必ずしも良いと言えるものではなく、世界市場でようやく足が出ずに終わるくらいだった。
壮大なスケールで描いたスペクタクル大作。「マッドマックス/サンダードーム」よろしく、荒廃した未来に生きる人間たちを描いた近未来アクションだが、巨大な人工の浮遊都市のセット、迫力ある水上・水中撮影、映画全編を彩るSFXと、満点とは言えないにしても、その出来ばえはなかなか。時折しもコスナー・バッシングが沸き起こり、金だけかけた凡作のように言われていたが、そんな色眼鏡を外して見ればそこそこに楽しめる。
アクション×爆発×カオス(混沌)がお好きなら、映画マッドマックスもおすすめです!
2015年に公開された新作は、大人気でリバイバル上映が何度もされる等、おもしろさMAXです!!
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「ウォーターワールド」のあらすじ
ケヴィン・コスナー主演のSF未来アクション。何世紀にもわたる環境破壊の末、地球の温暖化が進み、北極・南極の氷はおろか、シベリアの広大な凍土までが全て溶け、地球に大洪水が起こった。海面は上昇し、地表を覆い、やかて陸地は消えて世界はついに海の底に沈んでしまう。
それから数世紀。かつて地球と呼ばれたこの惑星にはわずかな人間だけが残されていた。文明と共に漂流を余儀なくされた彼らは海中から引き上げられた既に消滅した世界の残骸から、巨大な人工の浮遊都市を築いていた……。
作品データ
監督 ケヴィン・レイノルズ
脚本 ピーター・レイダー、デヴィッド・トゥーヒー
出演 ケビン・コスナー、デニス・ホッパー等
公開 1995年(平成7年)
配給 ユニバーサル映画
時間 136分
脚本 ピーター・レイダー、デヴィッド・トゥーヒー
出演 ケビン・コスナー、デニス・ホッパー等
公開 1995年(平成7年)
配給 ユニバーサル映画
時間 136分
役者であり監督も務めるケヴィン・コスナー
via s.eximg.jp
80年代後半から90年代半ばにかけて、
正統派主演男優として活躍していたケビン・コスナー。
『アンタッチャブル』での正義感溢れるエリオット・ネスや
『JFK』ではケネディ暗殺の真相を探るギャリソン検事を、
『ボディーガード』では時の歌姫ホイットニー・ヒューストンを
守るボディーガード役を演じ、
たくましさと知的さ、
人間臭い正義感を放つ二枚目として
アメリカの『男らしさ』を象徴するような俳優だった。
via kwout.com
via cdn.clipkit.co
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『フィールド・オブ・ドリームス』や『ロビン・フッド』、『ボディガード』では善き父親やヒーローを演じる一方、『JFK』や『パーフェクト・ワールド』ではシリアスな役柄にも挑む。監督業やプロデューサー業にも進出し、1990年の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』ではアカデミー賞の最優秀作品賞と最優秀監督賞を授与され、後のクリント・イーストウッドと共に、オスカー監督兼俳優としての地位を得た。
1995年の『ウォーターワールド』は、ハワイ島沖の巨大海上セットで撮影した大作として注目されたが、期待されたほどの成績を収められなかった。