映画『KIDS(キッズ)』
1995年、アメリカの青春映画。
ストリート・ギャングまがいの生活を送るストリート・キッズたちの生態を描いた問題作。
監督はラリー・クラーク。ティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきた写真家でもあった。
ストリート・ギャングまがいの生活を送るストリート・キッズたちの生態を描いた問題作。
監督はラリー・クラーク。ティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきた写真家でもあった。
脚本は、スケーターだった高校生の時にクラークと知り合い、19歳で初のシナリオである本作を執筆したハーモニー・コリン。
本作はクロエ・セヴィニーの出世作としても知られる。また、当時クロエとコリンは恋人関係にあったとされる。
本作はクロエ・セヴィニーの出世作としても知られる。また、当時クロエとコリンは恋人関係にあったとされる。
予告動画
KIDS/キッズ 予告
via www.youtube.com
映画『KIDS(キッズ)』 あらすじ
ある夏の暑い日の午後、NY。テリー(レオ・フィッツパトリック)はいつものようにバージンの女の子を首尾よくモノにし、例によって親友キャスパー(ジャスティン・ピアース)にそれを自慢気に話しながら街をブラついている。
仲間がたむろしているポールの家に向かうと、ビールを飲み、ドラッグをキメ、陽気にとりとめもなくセックスの話で盛り上がる。
一方、ルビー(ロザリオ・ドーソン)の家では、ジェニー(クロエ・セヴィニー)たち5人の女の子が、やはりセックスの話で盛り上がっている。ジェニーは、バージンを奪ったあと、知らんぷりを決め込むテリーを許せない。
via anouchka.jp
経験豊富なルビーは、自分の体験談をおもしろおかしく話す。その後、ジェニーとルビーはHIV検査の結果を聞きに行く。ルビーは無防備なセックスが多いのでちょっと心配だ。テリーとのセックスしか経験のないジェニーは、彼女のお供で検査を受けただけだ。
しかし、HIVポジティブの宣告を受けたのはジェニーの方だった。突然のことに、彼女はどうしたらいいか分からず、呆然と街をさまよい歩く。ジェニーは、とにかくテリーに会ってこの事実を伝えようと彼を捜し求める。途中で、タクシーの運転手が慰めてくれた。
一方、そんなこととは知らず、テリーはキャスパーと一緒に公園で売人からドラッグを買い、ケンカで黒人の男を半殺しの目に遇わせる。そして、前からお目当てのバージンの女の子ダーシー(ヤキーラ・ペグエロ)を誘い、仲間たちと夜のプールに忍び込んで遊ぶ。
友達の両親が留守なのを幸い、上がり込んで小さな子供たちも含めて乱交パーティ。
皆が疲れて眠った頃、ようやくテリーの居場所を捜し当てたジェニーがやって来るが、彼はダーシーと事に及んでいる最中だった。それを見て何も言えなくなったジェニーは疲れて眠り込むが、起き上がったキャスパーが彼女を犯した。
朝が来て、テリーのモノローグ「僕はセックスのことしか頭にない」。寝ぼけまなこのキャスパーの「マジかよ?」と言う呟きで映画は終わる。
監督は写真家のラリー・クラーク
1943年1月1日生まれ。オクラホマ州タルサ生まれ。
写真家であり、映画監督、作家、映画プロデューサー。
薬物乱用や未成年のセックス、暴力、パンクやスケートボードというサブカルチャーに関心を示し、自らもドラッグを使用していた。
写真集『タルサ』と『ティーンネージラスト』の期間中、銃の不法所持と傷害罪で逮捕され5年間収容された。
『タルサ』は、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』、本作で製作総指揮を務めたガス・ヴァン・サント監督の『ドラッグストア・カウボーイ』に影響を与えたと言われている。
写真家であり、映画監督、作家、映画プロデューサー。
薬物乱用や未成年のセックス、暴力、パンクやスケートボードというサブカルチャーに関心を示し、自らもドラッグを使用していた。
写真集『タルサ』と『ティーンネージラスト』の期間中、銃の不法所持と傷害罪で逮捕され5年間収容された。
『タルサ』は、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』、本作で製作総指揮を務めたガス・ヴァン・サント監督の『ドラッグストア・カウボーイ』に影響を与えたと言われている。