1975年の初代棋王 覇道の穴熊党総裁 大内延介九段
2017年5月28日 更新

1975年の初代棋王 覇道の穴熊党総裁 大内延介九段

最初の棋王、大内延介。江戸っ子気質、将棋文化の研究者としても知られているが、将棋を指せば元祖穴熊、優勝棋戦数8という強豪である。昭和将棋に覇を唱えたひとりの男をご紹介しよう。

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振飛車御三家、「ハチワンダイバー」監修 鈴木大介九段
田村康介七段

田村康介七段

 将棋界の無頼派、あだ名は《マッハ》 田村康介七段


 ……がいる。
 定跡や将棋文化史に詳しく世界規模で動く将棋伝道師と言えば所司和晴七段であるが、大内九段も将棋のルーツには詳しい。
将棋の来た道

将棋の来た道

大内九段の著作
 ところでこれは大内九段の責任……というかどう考えても《功績》なのだが、わたしは相振飛車の苦手な振飛車党であって、相手が振飛車穴熊なんぞしようものならその勝率たるや無残なものがある。
 ではこっちも穴熊を組んでやれば良いではないかと思ってやってみたのだが、穴熊というのは実際のところかなり難しく修練を要するため豆腐並の堅さと薄紙ほどの厚さを誇ることとあいなった。黒星は増えるばかりである。
大内延介名局集

大内延介名局集

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