【もう一度見たい!】歯に衣着せぬトークで、群を抜いた面白さだった『たかじんnoばぁ〜』
2015年10月28日 更新

【もう一度見たい!】歯に衣着せぬトークで、群を抜いた面白さだった『たかじんnoばぁ〜』

やしきたかじんがお酒をマジ飲みしながらゲストとトークする伝説の深夜番組『たかじんnoばぁ~』。 巧みな話術と歯に衣着せぬ本音発言が視聴者から絶大な支持を受けた、真剣勝負の超過激トーク番組を懐かしく振り返る♪

10,967 view

伝説の深夜番組『たかじんnoばぁ〜』

バースタイルのトーク番組の発祥とも言える存在で、マスター役のやしきたかじんとマネージャー役のトミーズ雅が、バーの客としてやって来たゲストと共に本物の酒を飲みながらトークをするというスタイルの番組である。
バースタイルのセットでお酒を飲みながらゲストとトークする番組としては草分け的存在!
『たかじんnoばぁ〜』

『たかじんnoばぁ〜』

1992年~1996年に読売テレビ系列で放送された伝説の高視聴率番組。

放送時間が深夜0時~1時であるにもかかわらず近畿地方では最高視聴率が25.1%を記録するなど、よみうりテレビ深夜番組史上の最高視聴率記録を更新する快挙も達成した。
本物のお酒を飲みながらの“マジ飲み”トーク、痛飲する出演者が酔った勢いで連発する放送禁止トークを隠す「ガォー!」という編集音など、のちのバラエティー番組で多用されるさまざまな手法をこの番組が生み出した。

“マジ飲み”だからこその面白さ!

放送当時、お酒は随時200種類が用意(国内は元より世界中から取り寄せた物)されていたという。出演者全員がヘベレケになるまで痛飲するケースは、後にも先にもこの番組をおいてないのではないだろうか!?
酔った勢いで過激トーク炸裂!

酔った勢いで過激トーク炸裂!

酒を飲みまくるのもさることながら、タバコも吸いまくりの今のテレビでは考えられない自由さ(笑)
番組は原則として2本撮りで、2本目にはたいがいたかじんは酩酊状態、もしくは泥酔に近い状態にあった。また、収録の1本目と2本目の間に夕飯で鶴橋の焼肉店で飲んでいたこともあり、収録後もさらに飲みにいっていたこともあったと言われている。
たかじんはマジ泥酔!!

たかじんはマジ泥酔!!

この番組の見どころは、なんといってもマスター役のたかじんさんが番組内でどんどん酔っ払っていき、ゲストに対して無茶苦茶を言うところ♪
“マジ飲み”だから、お酒の味にもうるさく、バーテンダーはプロのバーテンダー!京都祇園のクラブでギターとピアノの弾き語りとして歌い始めた水商売出身のたかじんさんだからこそのこだわりが感じられた。
『たかじんnoばぁ~』が誇る腕利きバーテンダー“金崎公三”氏

『たかじんnoばぁ~』が誇る腕利きバーテンダー“金崎公三”氏

金崎公三氏は、本職のバーテンダーで祇園花見小路「アクアマリン」のマスター。
金崎はたかじんとは祇園で弾き語りしていた頃からの古い付き合いのあった人物であった(しかも「ばぁ〜」の収録は金崎の店の定休日に合わせていた)。

大興奮!“放送禁止用語”連発の番組(笑)

本当に無茶苦茶な話しをして、放送禁止部分には「ガォー!」と音が入るという具合で、この編集音の「ガォー!」は番組の名物だった。

放送終了から10年ほど経ったインタビューで、この「ガォー!」について、たかじんさん自身は以下のように語っている。
「番組が始まるとき、プロデューサーに
『たかじんさん、本当には飲まないよね?』
って聞かれて、
『いや、ホンマに飲みますよ』
と答えたんです。
そしたら
『飲むということは、酔うかもしれないじゃなですか? ってことは、酔うと争いごとが起こるかもしれないじゃないですか?』
って言うから、僕は
『そこが狙いなんじゃないですか!』
と(笑)。
『じゃあいっぺん考え直す』
ってプロデューサーが帰って行きましたけど、そこをなんとか説得しまして……。
わざとやなく、自然にポロッと出てしまう"ガォ~"が良かったんやと思いますね」
そのまんま東が来店の際には、番組史上最高の36連発「ガ...

そのまんま東が来店の際には、番組史上最高の36連発「ガォー!」を記録!

マジ飲みから出演者の過激な“ガォー!(=放送禁止トーク)”が頻発=3=3
たかじんは収録が進むうちにヘベレケになり、編集音「ガオー」なしでは放送できないような発言(いわゆる放送禁止用語またはそれに類する放送上好ましくない発言)、暴言を繰り返した。だが、その過激トークの面白さが評判を呼び、キー局・日本テレビやその他NNS系列局でも放送されるようにもなった。
「ガォー」「ガォー」の連発で、何の話かサッパリ分からないときも多かった(笑)
こんな面白い番組を関西ローカル限定で放送するなんて、あまりにももったいない!
放送が全国区へと拡がってくれたことに感謝♪感謝♪

大物ゲスト目白押し!ビートたけしも出演!

当時あるバラエティ番組でタレントのマネジャーに対して行われたアンケートで、“担当するタレントの発言に責任を持てない…”との理由から「所属タレントを出したくない番組」ナンバー1に選ばれた。そのため、ゲスト・ブッキングは難航を極めたという。
ただ、その一方で「是非出たい!」とタレント本人からの売込みも多かったらしい。大物ゲストが多数出演している。
大物ゲスト目白押し!

大物ゲスト目白押し!

岩城滉一、山城新伍、山本譲二、岡田真澄など大物芸能人がゲスト出演していた。
また、常連に、そのまんま東(現東国原英夫)、安岡力也、坂田敏夫、野々村真、オスマン・サンコン、堀内孝雄etc...。
39 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

『ここヘン』で人気者になったゾマホン!高円寺のラーメン屋でスカウトされタレントに!

『ここヘン』で人気者になったゾマホン!高円寺のラーメン屋でスカウトされタレントに!

TBSの討論番組『ここがヘンだよ日本人』に出演し人気者となったゾマホン。故郷のベナンを愛する男で、駐日ベナン大使にまでなった。ビートたけしを尊敬しており、ベナン大使に就任するまではオフィス北野に所属し、ビートたけしの付き人やタレント活動をしていた。
ひで語録 | 9,687 view
討論番組『ここがヘンだよ日本人』野次や挑発が乱闘寸前まで発展!

討論番組『ここがヘンだよ日本人』野次や挑発が乱闘寸前まで発展!

TBSの過激な討論バラエティ番組『ここがヘンだよ日本人』。外国人タレントのゾマホンも出演していた。出演した外国人は様々な意見を自由に述べ、ビートたけしやテリー伊藤などと討論を行った。90年代後半のTBS名物番組の過激さをご堪能あれ!
ひで語録 | 14,812 view
旬のグラビアからビートたけしの連載まで!伝説のグラビア誌『sabra』が電子雑誌として15年ぶりに復刊!!

旬のグラビアからビートたけしの連載まで!伝説のグラビア誌『sabra』が電子雑誌として15年ぶりに復刊!!

小学館のグラビア情報誌『sabra』が、電子書籍として約15年ぶりに復活しました。現在、各電子ストアに加え雑誌読み放題サービス(dマガジン、楽天マガジン、Kindle Unlimited)で配信中となっています。
隣人速報 | 303 view
萩本欽一からEXITまで!お笑い第○世代をまとめてみた!

萩本欽一からEXITまで!お笑い第○世代をまとめてみた!

少し前に「第7世代」が注目されましたが、1~6までの世代にはどんな芸人さんがいるのかご存じですか? 第1世代から第7世代までまとめてみました。
saiko | 610 view
劇団ひとりの恋愛妄想狂時代

劇団ひとりの恋愛妄想狂時代

日本生まれアラスカ育ち、黒人やクマとの死闘。愛と涙の恋愛妄想。剣道、ボクシング、柔道など格闘技 経験し、修学旅行では他校のヤンキーにカラまれ、サングラスの下で目を光らせた。
RAOH | 1,650 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト