映画「12人の優しい日本人」 もし日本に陪審員制度があったら!?と想像した三谷幸喜コメディの隠れた傑作です!
2017年1月31日 更新

映画「12人の優しい日本人」 もし日本に陪審員制度があったら!?と想像した三谷幸喜コメディの隠れた傑作です!

映画「12人の優しい日本人」 は、三谷幸喜脚本の傑作映画です。 日本に陪審員制度があった場合はこんなハチャメチャな展開になってしまうのかと、当時観ながら想像していました。コメディ好きにはおすすめの一本です。

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現在では、日本でも施行された陪審員制度(正確には裁判員制度)。
しかし、かつての日本人にとっては、まさか本当に導入されると考えもしなかったのではないでしょうか。

そんな日本において、「もしも陪審員制度」が導入されたら?と想像を巡らせた映画がありました。
ある会議室で行われる審議。審議が二転三転する様子に思わず笑ってしまいます。

三谷幸喜脚本で贈るシチュエーション・コメディの神髄が本作にはありました。
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本作、主役の優しい陪審員たち

シチュエーション・コメディの傑作 「12人の優しい日本人」

もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。
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会議室に集められた12人。
すぐに審議終了かと思われたが・・・。
ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
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陪審員2号がとんでもない事を言い出す。
突然陪審員2号が言った
「あの・・・これで終わりですか?・・・それじゃ僕は有罪にします。」

全員一致の評決が大原則である為、再び審議をする事となる。

年齢や性別、職業や価値観さえも全くバラバラな12人。
当然まともな話し合いが出来るハズも無く、各人の意見も根拠の無いものがほとんどだった。
それでも討論が進むうちに有罪派と無罪派が対立しはじめ、憶測と思い込み、意地と不満と鼻血まで入り乱れ討論は泥沼化していくのだった。

登場人物

出演者は、塩見三省、相島一之、上田耕一、二瓶鮫一、中村まり子、大河内浩、梶原善、山下容莉枝、村松克己、林美智子、豊川悦司、加藤善博、久保晶、近藤芳正ほか。
守衛役に久保晶、ピザ屋役に近藤芳正が出演しているので、「14人」の登場人物となりますね。
基本は12人が物語をかき回します(^^)

物語の軸となる個性的な面々

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陪審員1号(塩見三省)
40歳の女子高校体育教師。 本件では陪審員長を務める。4年前にも陪審員の経験がある。
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陪審員2号(相島一之)
28歳の精密機械製造会社の社員。裁判自体に疑問を抱く。気は弱いが頑固。 妻と別居している。
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陪審員8号(山下容莉枝)
29歳の主婦。 被告女性と同世代。マイペースで天然ボケだが場に流されやすく、意見が変わりやすい。
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陪審員11号(豊川悦司)
年齢不詳の役者男。 最初は議論に全く参加しなかったが、中盤で「自分は弁護士」だと言って積極的に参加し始める。
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