「竜馬におまかせ!」の放送時期
ドラマ枠はどんどん少なくなっていますが、この枠は2021年現在まだドラマを放送していますね。土曜ドラマがファミリー層向けなのに対して、水曜ドラマは女性向けの作品が多いですがこの作品はどちらかというと男性が好きかもしれません。
「竜馬におまかせ」は平均視聴率が13.3%。当時としては振るわなかったせいか、現在のところDVD、ビデオなどソフト化されていません。ですが、根強いファンもいる作品なので今後ソフト化、もしくは配信してくれると嬉しいですね。
三谷幸喜さんの作品でソフト化されていない物があるなんて意外ですよね。ちなみに、三谷さんが日本テレビのドラマで脚本を担当したのはこの作品が最初で最後です。
「竜馬におまかせ!」はどんなドラマ?
#再放送希望ドラマ
— DR@洋画メインアカウント (@openthedr) April 2, 2020
これは『竜馬におまかせ!』!
浜ちゃんが情に厚く、大阪弁で、デコピンで戦う(刀じゃない)、ニートな坂本龍馬役に激ハマり!
カネ好きですぐ悪〜い顔になる西村雅彦の清河八郎、発明オタなただの伊東四郎な千葉貞吉…とかとか、全員キャラ立ちしてて良い!主題歌もH jungleで◎! pic.twitter.com/majMDbpfR9
物語の舞台は文久2年頃。竜馬が土佐から出てきたばかりの頃で表舞台に出るよりもずっと前ですね。
坂本龍馬は浜田雅功さんが演じていますが、普段のままの関西弁。コメディドラマというより竜馬を題材としたコントと考えたほうがしっくりくるかもしれません。そして回が進むごとにどんどんコント色は強くなっていきます。
坂本龍馬たちがバンドを組んだり、死んだはずの吉田松陰が生き返ったり、当時はやっていた「マジカルバナナ」に似たゲームが登場したり、という感じです。江戸時代を舞台にしていますが時代ドラマではないですね。
脚本の三谷幸喜さんはのちに(2004年)大河ドラマで「新撰組!」の脚本を担当しています。同じ幕末のドラマではありますが、テイストは全然違いますね。「新撰組!」でさえ事実と違う!という人もいたようなのでそういう方には受け入れられないドラマでしょう。好きな人は好きだったのですが賛否両論だったんでしょうね。ソフト化されていないのもその辺が原因なのでしょう。
最終回の最後に登場人物のその後を紹介しているのですが、竜馬は暗殺事件を小千葉道場手製の防具とケチャップで乗り切ったということになってる他、はちゃめちゃな内容になっています。史実通りの人もいますが、カメラ目線で一言言っていたり、ふざけたテイストは変わらないですね。
坂本龍馬は実は生き延びていた!というようにそうだったら面白いのになと想像力を掻き立てられるところもありました。
また、三谷幸喜さんは執筆が遅いことでも知られているのですが、このドラマは特に苦戦したようで次回予告の時に「まだ脚本もできていません」というナレーションが流れたこともありました。バタバタの撮影だったのが目に浮かびますね。
「竜馬におまかせ!」のキャスト
1996年5月4日号の「TVガイド」です。表紙はドラマ「竜馬におまかせ」のメンバーでした。脚本は三谷幸喜さんで隠れた名作だと思っています。この当時このドラマを欠かさず観ていました。#浜田雅功 #ダウンタウン #三谷幸喜 #竜馬におまかせ pic.twitter.com/I8usIvR7WF
— ゴンとかキルア (@vT9wRyqKU9kLkqK) June 11, 2020
坂本龍馬:浜田雅功
近藤長次郎:北原雅樹(グレートチキンパワーズ)
岡田以蔵:反町隆史
千葉貞吉:伊東四朗
千葉重太郎:別所哲也
千葉さな:緒川たまき
清河八郎:西村雅彦
勝海舟:内藤剛志
夢路・和宮(2役):とよた真帆
近藤勇:阿南健治
沖田総司:梶原善
黒駒の勝蔵:相島一之
三谷作品常連の役者さんもいつつ、当時大人気だったグレーとチキンパワーズの北原さんや反町隆史さんもキャスティングされていたので話題になりました。
若い女性はこの2人を目当てに見ていた人も多かったでしょう。
他にゲストとして寺脇康文さん、佐藤B作さん、山崎邦正さん。桑野信義さん、華原朋美さん。友情出演として松本人志さんも登場しました。
バラエティーに富んだメンバーでますますコントのような感じはありますが、メンバーを見ただけで楽しいドラマだというのは伝わりますよね。
ちなみに浜田雅功さんはこのドラマに合わせて髪の毛をパーマにしていました。懐かしいですね。
主題歌はH Jungle with t
古市憲寿さんや小倉智昭さんもこの曲について語っていたことがありました。作詞をした小室哲哉さんも今まで作詞した曲の中でベスト5に入るくらい気に入っていると話しています。
楽曲としてはH Jungle with tの中で一番難しいそうで「苦労した」と浜田さんが語っています。
オープニングはこの曲に合わせてキャストたちがバスケットボールをしていたのが印象的でした。しかもドラマの中の格好ではなく、現代の格好で。一応時代劇のくくりになるのに、オープニングで衣装を身に着けていないというのはなかなかないですよね。
でもそのバスケットボールをしている光景がとても楽しそうでよく覚えています。