昭和仮面ライダーシリーズ(13作)のラスボス(ショッカー首領ほか)・最後の敵(怪人・怪獣)
2016年5月30日 更新

昭和仮面ライダーシリーズ(13作)のラスボス(ショッカー首領ほか)・最後の敵(怪人・怪獣)

1971年の仮面ライダーシリーズ第1作『仮面ライダー』から1994年の映画『仮面ライダーJ』までの昭和仮面ライダーシリーズ(13作)のラスボス(首領・大首領)・最後の敵(怪人・怪獣)のおさらいをしましょう。

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『真・仮面ライダー 序章』(1992年・東映ビデオより制作・発売されたオリジナルビデオ)

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改...

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)

『真・仮面ライダー 序章』(しん・かめんライダー プロローグ)は、1992年(平成4年)2月20日に東映ビデオより制作・発売されたオリジナルビデオ。

都内に連続女性殺人事件が発生していた。父の研究を手伝っていた風祭真は「財団」により、自らも知らぬ間に生態改造兵士(バイオボーグ・ソルジャー)レベル3にされてしまう。そしてある日、真は鬼塚義一のレベル3への変身の影響を受け、感情の高まりと共に異様なバッタ怪人の姿へと変貌していく。

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)
本作の主人公。城南大学出身のオートバイレーサー。25歳。IQ250。500ccロードレースの日本予選で初出場初優勝を果たし、世界グランプリを目指している。頭脳明晰にしてスポーツ万能。ISSにいる父・大門に協力し、自ら人体実験の被験者となっていたが、密かに鬼塚によって改造手術を施され、人間とバッタの遺伝子を融合させた「改造兵士レベル3」となっていた。

父と最愛の女性を失った一連の事件の後、愛との間にできた子供・ライダーベビーの生き続ける愛の遺体を抱えたまま、姿を消す。
風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改...

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)

鬼塚 義一(おにづか ぎいち) / 改造兵士レベル3

鬼塚 義一(おにづか ぎいち) / 改造兵士レベル3

鬼塚 義一(おにづか ぎいち) / 改造兵士レベル3
改造兵士の研究に携わる科学者。オカルト関係において狂信的な人物で、理想国家の建国という幻想にとり付かれ、密かに自らと真の身体を無断で改造兵士レベル3に改造する。氷室からは飛蝗の能力に着目するなどその行動力と手腕は高く評価されており、その行動を概ね黙認している。

変身した姿は真のそれとほとんど同じだが、決定的な差異として「第三の眼」を有していない。そのため変身後は理性を保てず、殺戮を行ってしまうこととなる。
氷室に捕らわれサンプルとして護送される中、最後はCIAの爆撃によりその身を焼かれ、絶命。
豪島(ごうじま) / 改造兵士レベル2

豪島(ごうじま) / 改造兵士レベル2

豪島(ごうじま) / 改造兵士レベル2
氷室の腹心。財団に敵対する者の暗殺を務める。普段は人間と違わぬ姿に装っているが、戦いの時は人工皮膚の下に隠された不気味な金属製のボディを露わにする。

武器は右腕の鋏。一戦目では引き分けるが二戦目ではシンが氷室を惨殺した直後、壁を突き破り現れ激闘を繰り広げ、最後はシンのハイバイブネイルで首を脊髄ごと抜き取られるが頭の中に隠された時限爆弾を発動させ、シンを巻き込もうと図るも失敗、そのまま爆散する。
『真・仮面ライダー 序章』のラスボス「改造兵士レベル2」

『真・仮面ライダー 序章』のラスボス「改造兵士レベル2」

「改造兵士レベル2」は最後はシンのハイバイブネイルで首...

「改造兵士レベル2」は最後はシンのハイバイブネイルで首を脊髄ごと抜き取られる

『真・仮面ライダー 序章』のラスボス・黒幕「氷室 巌(...

『真・仮面ライダー 序章』のラスボス・黒幕「氷室 巌(ひむろ いわお)」

氷室 巌(ひむろ いわお)
ISSの所長。一見温和な紳士だが、その本性は冷酷無比である。「財団」の命令で大門を騙し、彼にサイボーグソルジャーの研究に加担させる。しかし、CIAの介入による数々の失敗により自分の身も破滅し、自暴自棄になってマシンガンを乱射し愛を射殺。生身の人間ながら最後は怒りを爆発させたシンのハイバイブネイルとスパインカッターの猛攻撃を受けて惨殺される。

『仮面ライダーZO』(1993年・東映)

仮面ライダーZO

仮面ライダーZO

『仮面ライダーZO』(かめんライダーゼットオー)は、1993年4月17日から東映スーパーヒーローフェアの一作として公開された劇場映画のタイトル。

身長:193センチメートル
体重:83キログラム
麻生勝が変身を遂げる、バッタの遺伝子と機械を部分的に組み込まれた″ネオ生命体第1号″。狂気に駆られた望月敏郎の手によって無理やり改造手術を施される。

改造直後は肉体の変化を自制できなかったが、落雷による4年間の昏睡状態の後に″変身″を会得した。
有機的改造を受けた改造人間であるため、変身せずとも頑強な肉体[注 7]と特殊能力[注 8]を有する。
その姿形はバッタを模しており、全身を濃緑色の外殻状生体装甲[注 9]が覆い尽くし、その繋ぎ目を黄金の生物的ラインが駆け巡る。

感情が高ぶると真紅の瞳が眩く発光し、口腔部分から三対の牙状器官″ブレイク・トゥーサー″が露出、後頭部の黄金ラインより″気″を放出する。

ZOは人間の肉体を基盤としたネオ生命体第1号であり、ドラスの試作型にあたる。故にその能力は発展型のドラスには劣るはずだが、4年間の昏睡中に腹部の″レッドコア″が大自然のエネルギーを存分に吸収していたため、予想を遥かに上回る未知のパワーの発揮が可能となっている。

ドラスと対等に渡り合える戦闘能力と特殊能力がその証拠。 望月博士の分析によれば、完全生物にとって弱点である人間の「心」をもっている状態のプロトタイプであるため、ドラスよりも「未熟」とされていたが、結果的にはヒトの熱い「心」によって想像以上の能力を発揮してドラスを破ることとなった。劇中の戦闘では、その能力を全開した訳ではないため、ポテンシャルは未知数である。
Zブリンガー(ベースマシン:スズキ・GSX-R400R...

Zブリンガー(ベースマシン:スズキ・GSX-R400R 93年型)

ZO専用のスーパーバイク。その姿はバッタ若しくは、ZO自身の姿を模している。変身前の勝は市販バイク(スズキ・バンディット400)だが、彼が変身すると共に、その変身時のエネルギーを受けて変形する(その際、緑色の炎のような物質が発生する)。

ボディは1000度の高熱や100Gの衝撃にも耐える。50tの90式戦車を跳ね飛ばすほどの威力の体当たり技「Zブリンガーアタック」という技もあり、この技でドラスとの初戦に白星を挙げた。勝が昏睡状態から覚醒直後、望月宅に向かう際に既に乗っており、制作者はは定かではない。
ネオ生命体「ドラス」

ネオ生命体「ドラス」

望月博士によって生み出された完全生物。感情に左右されず合理的に物事を鋭利に考え、ただ自らの強大なパワーを揮う凶暴な生命体。

「ドラス」
ジャンプ力:150メートル
ネオ生命体が金属などを取り込んで作り上げた戦闘形態。移動時には球状や液状になって移動する。右肩のマリキュレーザーからは数km先の鉄塔をも破壊する分子破壊光線の照射、および電流攻撃が可能、厚さ30センチメートルのコンクリートをも貫く伸縮自在な尻尾、右腕から発射するロケットパンチや左腕から出るムチなど、数多くの武器を全身に備えている。

その戦闘力はZOを遥かに上回るものである。再生能力にも長けており、右腕を切断されても周囲の金属を集めて巨大な3本爪の腕へと強化再生(復活時には元の腕に戻っているが)したり、腹に風穴を開けられても金属を取り込み再生したりしている。自らの分身を作り出すことも可能。

誕生から数年と経っていないためか、外見と高い知能に反して精神年齢は幼く一人称は「僕」、望月博士を「パパ」、ZOを「お兄ちゃん」、と呼び(宏は「宏君」と呼んでいる)、時々漏れる呼吸音のような音の他、声変わり前の少年のような甲高い声で話す。

またこれらの精神的幼さを反映してか、輪から緑色の肌と、赤い目をした少年の上体を突き出したような形態を持つ。また小説版では人間態とも言うべき、色白で中性的な容姿(望月博士がある二人の人物に似せて作った姿とされる)の幼い少年の姿でも行動する。

成長過程で自我に目覚め、狂気の望月博士に教わったとおり人間は感情に左右される未熟な生き物と判断し、それを淘汰して生態系の頂点に立とうと望むようになる。

しかし、その成長を恐れた望月博士に成長を止められ、定期的に生体プールに浸からなければ生命を維持できない弱点が残ったため、これを克服するよう望月博士に脅迫、望月博士を機械に融合し、宏を襲撃した。

最終的にZOを体内に取り込むことによって、赤い姿の強化形態になり、宏に詰め寄るが、幼生の時、宏に聞かされていた懐中時計のオルゴールを聞いて「家族」の記憶を思い出し優しい気持ちになったため精神に乱れが生じ、その隙に生体プールを望月博士に破壊され、さらに宏の呼びかけで意識を取り戻したZOと分離。続けざまに放たれたZOキックを受け、父親の名を呼びながら力尽きた。
レッドドラス(赤ドラス・ドラス・パワーアップ体)

レッドドラス(赤ドラス・ドラス・パワーアップ体)

ドラスがZOを体内に取り込んで変身した強化形態。体色が薄い緑から血のような真紅に、小さい赤色の眼が巨大な黒い眼に変化、巨大な触角が縮んでいるなどの違いがある。

ZOを取り込むもすぐに分離されてしまい、ほんの短時間の変身となった。
公開まで登場は公表されていなかった。

劇中では特に名称はなく、資料によって「レッドドラス」「赤ドラス」「ドラス・パワーアップ体」などと記載されている。

『仮面ライダーJ』(1994年4月16日・東映)

瀬川 耕司(せがわ こうじ) / 仮面ライダーJ

瀬川 耕司(せがわ こうじ) / 仮面ライダーJ

『仮面ライダーJ』(かめんライダージェイ)は東映スーパーヒーローフェアの一作として、1994年4月16日に公開された劇場映画のタイトル。および、それに登場するヒーローの名。
石ノ森章太郎が製作に関わった仮面ライダーとしてはシリーズ最後の作品。

瀬川 耕司(せがわ こうじ) / 仮面ライダーJ
26歳のフリーカメラマン。環境破壊の現状を世間に伝えるため、オートバイで野営しつつ取材の旅を続けている。ある夜の野営中に、加那を誘拐したフォッグの攻撃により絶命するが、地空人により蘇生・改造手術を受け、Jパワー(精霊の力)の戦士・仮面ライダーJとして蘇り、フォッグから地球を守る使命を受けた。
機械獣母艦フォッグ・マザー

機械獣母艦フォッグ・マザー

機械獣母艦フォッグ・マザー
全高:70メートル / 体重:12000トン
フォッグの首領。体内には無数の怪人の卵が安置してあり、千年に一度の大孵化を行うための生贄を求めて地球に降り立った。

母性の感情があり自ら生み出す怪人には慈悲深いが、それ以外の生物には無慈悲。コブラか蛇の様なマザーの本体は深奥に存在している。

母艦は地上に降りた状態でも、車輪での移動が可能。多数の砲門や鍵爪、破壊光線(描写から反重力光線とも解釈できる)などを駆使して破壊の限りを尽くす。前作「ZO」のレッドドラス同様、公開まで登場は公表されていなかった。
機械獣母艦フォッグ・マザーの本体

機械獣母艦フォッグ・マザーの本体

機械獣母艦フォッグ・マザーの本体

機械獣母艦フォッグ・マザーの本体

仮面ライダーJは巨大化して機械獣母艦フォッグ・マザーと戦う

仮面ライダーJは巨大化して機械獣母艦フォッグ・マザーと戦う

機械獣母艦フォッグ・マザーの攻撃が仮面ライダーJを締め...

機械獣母艦フォッグ・マザーの攻撃が仮面ライダーJを締め付ける。

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