映画『ザ・フライ』について
この映画はジョルジュ・ランジュランの小説『蝿』を映画化し、1958年に公開された『ハエ男の恐怖』のリメイク作品。
1989年には続編として『ザ・フライ2 二世誕生』が公開されました。
『ザ・フライ』は最初から続編が作られることを想定した内容になっていました。物語の終盤になって恋人が妊娠し異常な早さで出産してしまい、「その子供は果たして?」という形で終わっていましたから。まさにハエ男の恐怖、SFホラー映画の真骨頂です。しかし、製作された続編も秀逸な出来栄えで十分に堪能できました。続編はうまく行かない、柳の下に幽霊じゃなくてドジョウは2匹もいないというのは通説ですが、『ザ・フライ』に限ってはそのようなことはありません。これもやはりハエ男の恐怖、SFホラー映画の真骨頂なのでしょう。
主なキャスト
ストーリー
お化けや幽霊などを信じない現実主義者でも、この設定だけは「もしかしたらあり得るかも」と思わせてしまうあたりはお見事。今観返しても、この恐怖が現実になる可能性を否定できないのでは?
「テレポッド」
(出典元:wikipedia)
しかし、セスはヴェロニカの元恋人と彼女の関係に嫉妬し泥酔すると、その勢いで自らを実験台にし転送を行なった。
転送直後は何も問題はなく、むしろ転送前よりも強靭となり、成功したと思われた。
が、その後セスの身体には数々の異変が起きた…
調査をした結果、彼が転送ポッドに入って実験をするときに1匹のハエがまぎれ込み、再構築をするにあたって、遺伝子レベルでセスとハエが融合ししてしまったことがわかった。
それから、異常な身体能力を得て行くとと同時に肉体は姿を変え、日が経つごとに人間ではなくなっていき、セスの身を心配するヴェロニカは自身の妊娠がわかり、彼女のセスとの間の子供もハエの遺伝子を受け継いでいる可能性があると知り元カレに助けを求め堕胎手術に臨むが、考え方までハエ化しつつあるセスに妨害され、研究室へと連れ去られる。
『ザ・フライ』久々に見たけどやっぱり切ない純愛映画…… pic.twitter.com/wL2F7IPXW2
— 共食いゾンビ (@MOGUMOGU_shark) January 20, 2019
完全な人間に戻ることを諦め人間に近い生物になろうと、テレポッドを使ってヴェロニカと胎児との融合を計画したがヴェロニカの元彼に妨害され失敗に終わった。そして、ポッド部品と異常な融合をしてしまい、動くことすらできないハエ人間から彼自身の銃殺を乞われた。
ヴェロニカは、これに応えるのだった・・・
ホラー映画としても最高レベルの怖さであったことは周知の事実
物体転送機でハエと合体してしまう、という設定は既にこの原典の作品で描かれていたようです。
とはいえ、ハエ男になるまでの過程や恋人ベロニカとの葛藤、さらにはハエの遺伝子を宿した子供の妊娠にいたるまで、ドラマ的な部分の追求はさらに今作で突き詰められているのではないでしょうか。
ハエ男になってしまったセスは誰かを襲うということを基本的にはしませんが、見ている側からすれば少しずつ人外のものへと変身していくセスの姿に恐怖します。
真昼間に録画したザ・フライを観てしまった。。小さい頃にパパと観たことあったくらいでちゃんとしたストーリーわかってなかった。映像を直視できない場面も多かったけどラストは泣けました。確かこれ2もあったよね?
— a_x_x_* (@a_x_x_a) January 21, 2019
半端なくグロテスクな描写も!
ザフライ観たせいで、ご飯と20分くらい格闘してる…
— ゆうき (@2595D) July 7, 2016
あかん、気持ち悪い! pic.twitter.com/8jkaq5iZsQ
SFホラー「ザ・フライ」
— Movie Daddy (@MovieDaddy1) November 11, 2018
主人公 天才科学者のセス・ブランドルが、ある実験中にハエが紛れ込み、取り返しのつかないことになってしまう。
人間が徐々に虫になって行く過程がすごく恐ろしかったです。
かなりショッキングなシーンがありますのでグロい系が大丈夫な人や、SFが好きな人にはオススメです pic.twitter.com/ImYk8L7tJ9
そしてもう一つの見どころは、世紀の発明により狂い始める登場人物達の人生だ。徐々に肉体が崩れていくシーンは、変身ものの中でも上位クラスの衝撃度を誇る。爪が剥がれ耳が落ち顔が崩れるといった具合だ。日増しに酷くなるのが怖い。