映画『ザ・フライ』は異色のSFホラー映画。ハエ男の恐怖は必見!
2019年2月7日 更新

映画『ザ・フライ』は異色のSFホラー映画。ハエ男の恐怖は必見!

映画『ザ・フライ』は1958年に公開された映画『ハエ男の恐怖』のリメイク版です。主演は映画『ジュラシックパーク』シリーズでも準主役級の役柄を演じたジェフ・ゴールドブラム。オリジナルの『ハエ男の恐怖』では人間の人体がそっくりそのまま巨大なハエの姿に置き換えられていましたが、映画『ザ・フライ』では遺伝子レベルでの変換で、見たこともないようなモンスターに変身してしまいます。SFホラー映画の真骨頂です。

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映画『ザ・フライ』について

1986年にアメリカで公開され、日本での公開は翌年1月。
この映画はジョルジュ・ランジュランの小説『蝿』を映画化し、1958年に公開された『ハエ男の恐怖』のリメイク作品。

1989年には続編として『ザ・フライ2 二世誕生』が公開されました。

『ザ・フライ』は最初から続編が作られることを想定した内容になっていました。物語の終盤になって恋人が妊娠し異常な早さで出産してしまい、「その子供は果たして?」という形で終わっていましたから。まさにハエ男の恐怖、SFホラー映画の真骨頂です。しかし、製作された続編も秀逸な出来栄えで十分に堪能できました。続編はうまく行かない、柳の下に幽霊じゃなくてドジョウは2匹もいないというのは通説ですが、『ザ・フライ』に限ってはそのようなことはありません。これもやはりハエ男の恐怖、SFホラー映画の真骨頂なのでしょう。

主なキャスト

セス・ブランドル/ジェフ・ゴールドブラム

セス・ブランドル/ジェフ・ゴールドブラム

「隣り合う2つのポッドの片方に収めた物体を細胞レベルで分解し、もう片方へ送った後、元の状態に再構築する」という物質転送機「テレポッド」を開発
ヴェロニカ・クエイフ/ジーナ・デイヴィス(写真右)

ヴェロニカ・クエイフ/ジーナ・デイヴィス(写真右)

セスの恋人。テレポッドを開発するセスにヒントを与え、遂に生物の転送に成功させる立役者となる。

ストーリー

人間とハエが遺伝子レベルで融合するとどうなるか・・・。このとんでもない発想を、ちょっとした運命のいたずら的な導入で盛り上げ、知らず知らずのうちに見る者をのめりこませていきます。
お化けや幽霊などを信じない現実主義者でも、この設定だけは「もしかしたらあり得るかも」と思わせてしまうあたりはお見事。今観返しても、この恐怖が現実になる可能性を否定できないのでは?
「テレポッド」

「テレポッド」

科学者セス・ブランドルは、「隣り合う2つのポッドの片方に収めた物体を細胞レベルで分解し、もう片方へ送った後、元の状態に再構築する」という物質転送機「テレポッド」を開発中。無機物の転送実験には成功していたセスだが、有機物では失敗が続いていた。
(出典元:wikipedia)
ある日、ヴェロニカの助言を元に、それをヒントに改良を重ね、ついに生物の転送に成功した。
しかし、セスはヴェロニカの元恋人と彼女の関係に嫉妬し泥酔すると、その勢いで自らを実験台にし転送を行なった。

転送直後は何も問題はなく、むしろ転送前よりも強靭となり、成功したと思われた。
が、その後セスの身体には数々の異変が起きた…

調査をした結果、彼が転送ポッドに入って実験をするときに1匹のハエがまぎれ込み、再構築をするにあたって、遺伝子レベルでセスとハエが融合ししてしまったことがわかった。

それから、異常な身体能力を得て行くとと同時に肉体は姿を変え、日が経つごとに人間ではなくなっていき、セスの身を心配するヴェロニカは自身の妊娠がわかり、彼女のセスとの間の子供もハエの遺伝子を受け継いでいる可能性があると知り元カレに助けを求め堕胎手術に臨むが、考え方までハエ化しつつあるセスに妨害され、研究室へと連れ去られる。
最終的に完全なハエ人間となったセス。
完全な人間に戻ることを諦め人間に近い生物になろうと、テレポッドを使ってヴェロニカと胎児との融合を計画したがヴェロニカの元彼に妨害され失敗に終わった。そして、ポッド部品と異常な融合をしてしまい、動くことすらできないハエ人間から彼自身の銃殺を乞われた。
ヴェロニカは、これに応えるのだった・・・

ホラー映画としても最高レベルの怖さであったことは周知の事実

物体転送機でハエと合体してしまう、という設定は既にこの原典の作品で描かれていたようです。

とはいえ、ハエ男になるまでの過程や恋人ベロニカとの葛藤、さらにはハエの遺伝子を宿した子供の妊娠にいたるまで、ドラマ的な部分の追求はさらに今作で突き詰められているのではないでしょうか。

ハエ男になってしまったセスは誰かを襲うということを基本的にはしませんが、見ている側からすれば少しずつ人外のものへと変身していくセスの姿に恐怖します。

半端なくグロテスクな描写も!

ストーリーの斬新さも去ることながら、作品中の随所に出てくるグロテスクな描写は、現在でもある意味中毒性を持って親しまれている様です。
そしてもう一つの見どころは、世紀の発明により狂い始める登場人物達の人生だ。徐々に肉体が崩れていくシーンは、変身ものの中でも上位クラスの衝撃度を誇る。爪が剥がれ耳が落ち顔が崩れるといった具合だ。日増しに酷くなるのが怖い。
子供の頃にこの映画を見たせいで、現在でもトラウマになっている人が数多くいる様です。この頃のホラー映画と言えば、エクソシストやオーメンなどとにかく心理的に恐怖感を植え付けてくる名作が多く、このザ・フライも後世に語り継がれる映画であることは間違いないでしょう。
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