2021年3月31日 更新
【スクーパーズ】モンキー・パンチ原作のSFアクション!犯罪の影に潜むミスターXの謎に迫る!
一部のコアなマニア層しか知らないであろう『スクーパーズ』。発売当時はヒットこそしなかったものの、隠れた名作として、その存在は現在も語り継がれています。今回の記事では、そんな『スクーパーズ』に焦点を当て、本編動画やストーリー・魅力など振り返っていきますので、ぜひ記事をご覧になってください。
『スクーパーズ』とは?
『スクーパーズ』(SCOOPERS)は、1987年12月1日に発売された日本のOVA作品。
小説・漫画といった原作を映像化したものではなく、完全オリジナルで制作されたアニメです。近未来の世界を舞台にストーリーが繰り広げられ、特ダネを追う女性ジャーナリスト・ヨーコとアンドロイドの相棒・ビートの活躍を描いたSFアクションとなっています。
『スクーパーズ』の本編動画・ストーリー
ある日、プライベート・アイズ新聞社に一本の電話が入り、一連の事件の黒幕だとウワサされているミスターXの情報を握っているという人物から情報提供の申し出があります。記者として事件を追っていたヨーコ、その相棒にしてカメラマンのビート、二人はさっそくその人物との待ち合わせの場所に向かうのでした。
情報提供者はキャメロン博士で、科学分野の研究・開発における第一人者。ヨーコがキャメロン博士から情報を聞き出そうとした矢先、一同はミスターXの部下であろう男たちの襲撃に遭い、キャメロン博士は凶弾に倒れてしまいます。
なんとか逃げ延びることができたヨーコとビート。死ぬ直前にキャメロン博士から、ミスターXの本拠地の場所を聞き出していたため、今度はこちらからミスターXが潜伏しているというテクノランドに乗り込んでいくのでした…
『スクーパーズ』の魅力とは?
モンキー・パンチさんの脚本&キャラクターデザイン
『ルパン三世』
こちらのコンテンツが最も有名ですよね。世紀の大泥棒を主人公に据えるといったストーリー性は、現在も多くのファンに愛されています。『スクーパーズ』のキャラクターや作画からも、『ルパン三世』に見られるようなテイストが感じられるのは嬉しいですね。
抜群のプロポーションをもつ金髪美女のヨーコは、どことなく…
峰不二子 /『ルパン三世』
こちらを彷彿とさせるものがあります。ヨーコは男勝りで、峰不二子のように色香を振りまくタイプではありませんが、わがままぶりを周囲を振り回しているところは少し似ているかもしれません。
アンドロイドとして圧倒的なパワーを発揮するビートは…
ルパン /『ルパン三世』
こちらのスーパーヒーローといった印象を感じさせるキャラクターです。両者には女好きという共通点もあり、ルパンと峰不二子の関係性にも似たものがあります。
『ルパン三世』と違うのは、主人公に女性のヨーコを据えているところ。ビートはヨーコというお姫様を守るナイト的な役割を果たしていて、『ルパン三世』とは真逆になっているのは少し新鮮さがあって面白いです。
モンキー・パンチさんは『ルパン三世』以外にも数々のコンテンツを手掛けていますが、女性を主人公に据えたものは少ないので、そういう意味でも『スクーパーズ』は希少性のある作品といえるかもしれません。
3DアニメーションとCG技術
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制作:ACCプロダクション
谷原スタジオ
ビデオテック
富田克久
発売:1987年
話数:全1話(本編58分)