ランボーのパクリ!?映画「ランボー者」ってご存知ですか?
大ヒット作品が生まれると、どこからともなく涌いてくる「パロディ作品」。最近ですとアニメ映画「君の名は」の大ヒットに便乗した「君の縄」と言うお色気DVDが登場したりしています。そんなパロディ業界(?)でひときわ異彩を放つのが、今回ご紹介する「ランボー者」です。
こちらは本家「ランボー」ですが…
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こちらが「ランボー者」。皆さんご存知ですか?
「ランボー者」ってどんな映画なの?
「ランボー者」は、1987年に製作されたロバート・ボリス監督のアメリカ映画。その原題は「STEELE JUSTICE」で、当然ながらランボーのラの字も入っていません。それが1992年に日本で公開された際、なぜか「ランボー者」という邦題が付けられてしまいました。それは何故なのでしょうか?
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ランボー出演俳優が主演を務めていた!
この映画の主演はマーティン・コーヴ。「ベスト・キッド」シリーズの敵役・コブラ会のリーダー、ジョン・クリース役で有名なアクション俳優で、1985年には「ランボー/怒りの脱出」にも出演していました。
コブラ会のリーダー役を務めたときのマーティン・コーヴ。
このように、主演者がランボーに出演した経歴のある人物だったため、ランボーと全く関係のないタイトルの映画であったものの、世間の耳目を集めるために二番煎じ的なタイトルにしたものと思われます。
肝心の映画の内容は?
ベトナム帰りのジョン・スティールは仕事が長続きせず、トレイシーとの仲もついたり離れたりだった。唯一の心の拠り所、戦友のリー刑事の一家が、娘ひとりを除いて麻薬組織に皆殺しになる。組織の黒幕は、ベトナムで戦利品を自分のものにするためにスティールとリーを殺そうとしたクワン将軍。戦地で殺したはずだったが生き延びて、今は街の実力者になっていた。スティールに恨みを持つ彼は、生き残った娘とともに始末しようと刺客たちを送り込む。
こちらが映画のあらすじになります。主人公が「ベトナム帰還兵」という点はランボーと一致していますね。ただ、ランボーには「ベトナム戦争によって負ったアメリカの傷」という社会派なテーマがありましたが、ランボー者はあくまでB級アクションに徹している印象を受けます。
貴重な予告動画はこちら!
ランボー者 劇場予告編
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