この20年のアニメーション技術の進化ぶりが凄いと思え、改めて、日本のアニメの素晴らしさを実感させられます。OVA版『パンツァードラグーン』が発売された1995年当時といえば、Windows95が発売された頃で、デジタルデータの記録媒体はテープやフロッピー等の磁気のものが主流でした。
フロッピーディスクの記憶容量は1Mバイトほどで、大きなサイズのデータはその取り扱いに苦労しましたよね。そんな時代のフルデジタル作品だと思えば、逆に頑張ったなと思えますよね。
ゲーム版にはないオリジナリティー
【12:パンツァードラグーン(OVA)】黒歴史。(真顔)一作目のストーリーを明後日の方向に改変し、恋愛要素と新キャラと謎展開を添えて、フルスピードで走り抜ける問題作。……でもドラゴンが可愛い。あと音楽はやっぱいいんだ。悔しい。見る場合は覚悟を決めるべし。(Amazonprimeで見れるそうな) pic.twitter.com/gXTVqulb1c
— 九十九@荊街62、結婚領域48 (@tukumo_fast) September 26, 2018
ストーリーや展開などはオリジナルの脚本を使用し、ゲーム本編の内容とは大きく異なっている。
愛らしいブラウの存在
#パンツァードラグーン VRオムニバスですか。
— 米村貴裕@イナズマ (@t_yonemura) March 10, 2020
CMみて、あの飛翔感と(当時の)画像美に驚いてセガ・サターン買って、3作目まで追っかけた者として楽しみ!
実はOVAまで発売されてて店頭でみつけて迷わずGETしてました。
でも当時はセルアニメだったので「動き」はサターンがアニメより上感じました。 pic.twitter.com/FuvGH1pYLy
ドラゴンのブラウとの、中々意思疎通が出来ない中で徐々に信頼関係が芽生えていく感じも良い。
安易に気持ちが通じ合うのではなく、全く異なる生命体同士が同じ目的で共生していく感じが何となく表現されていた。
ゲームのOVAですが実際やってみてそのあと視聴して確かに微妙な出来で尺が短いわりには色々とおかしな点があり、残念としか言いようがない。ただ褒めていいとしたらドラゴンが良かった感じですかね。
最後の場面では、ブラウの助力があってカイルはアリータの救出に成功しますが、今度はこっちが助ける番だとカイルはブラウに力を貸し、お互いの絆はカイルを超能力に目覚めさせます。ラストの場面は意外性があり、またその驚きの展開も賛否が分かれています。
OVA版『パンツァーブラウ』のまとめ
ゲーム版にはないオリジナル要素は、多くの原作ファンから反感を買いました。しかし、そもそも企画段階からオリジナリティーを強く打ち出していることを忘れてはいけません。ゲーム本編とは内容が異なる脚本を作り、短編アニメとしての面白さを追求したのではないでしょうか。
そして、ブラウの愛らしさも見逃せないポイントですよね。カイルとブラウの絆が少しずつ強くなっていくところは胸がアツくなります。記事内には動画本編も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、その面白さを堪能なさってくださいね。