ナタリーもフランシスも離れている間、言い寄られることもあります。
ナタリーはジェフやロバートから求愛され、フランシスはミルフィーという美少女から好かれてしまいます。
しかし、どうしてもお互い愛し合っていることを否定しきれないふたりは、ついに・・・
ナタリーはジェフやロバートから求愛され、フランシスはミルフィーという美少女から好かれてしまいます。
しかし、どうしてもお互い愛し合っていることを否定しきれないふたりは、ついに・・・
さらにナタリーはフランシスの子供を身ごもります。
喜ぶナタリー。フランシスとの幸せな毎日が続くのかと思っていたところ、フランシスはミルフィーと旅行へ行ってしまいます。
フランシスは、ミルフィーからの最後のお願いということで、つきあっただけなのですが、ナタリーは不安にかられ、階段から落ちてしまい、流産します。
喜ぶナタリー。フランシスとの幸せな毎日が続くのかと思っていたところ、フランシスはミルフィーと旅行へ行ってしまいます。
フランシスは、ミルフィーからの最後のお願いということで、つきあっただけなのですが、ナタリーは不安にかられ、階段から落ちてしまい、流産します。
友人・エレーヌの赤ちゃんの産声を、自分の子供と思い込み、存在しない娘をその後フランシスと育てます。
正気を失ったナタリーと、生活を送るフランシス。
ある日雨の中、フランシスを探し彷徨っていたナタリーは高熱にうなされます。そんな時、ふいに正気を取り戻したナタリーを見て、フランシスは神に感謝します。
そして・・・
正気を失ったナタリーと、生活を送るフランシス。
ある日雨の中、フランシスを探し彷徨っていたナタリーは高熱にうなされます。そんな時、ふいに正気を取り戻したナタリーを見て、フランシスは神に感謝します。
そして・・・
それから、数年後、ナタリーを思い出し、涙するフランシス。
そばにはエレーヌの娘が・・・
いろいろな想像ができる終わり方です。
このように、ざっくりとあらすじを書いただけでも、ものすごいストーリーだとわかります。
そばにはエレーヌの娘が・・・
いろいろな想像ができる終わり方です。
このように、ざっくりとあらすじを書いただけでも、ものすごいストーリーだとわかります。
昼ドラにもなりました
昭和32年、磐城美百合は茨城県五浦でホテルを経営する裕福な家に生まれる。時を同じくして、家の前に男の赤ん坊の捨て子があった。男児の誕生を切望していた磐城家当主の雄一は、妻さや子を説得し、美百合と男の子を同じ日に生まれた双子として育てることに。美百合と比羅夫(ヒラフ)と名付けられた男の子は、ともに成長。2人は実の兄妹でないことを知ると、愛し合うようになる。
ナタリーの役を、大場久美子さん、フランシス役を佐藤アツヒロさんが2役、演じられています。
さいごに
「砂の城」は昼ドラになるほど、大人向けの作品ですが、当時はりぼんで連載されていました。
「砂の城」のような、奥深い荘厳なドラマを小学生でも読めていたなんて・・・そう思うと、私たち大人は漫画文化においては、かなり恵まれた時代に生まれたのだと感じます。
もう一度、「砂の城」を読んで、酔いしれてみてはいかがでしょうか。
「砂の城」のような、奥深い荘厳なドラマを小学生でも読めていたなんて・・・そう思うと、私たち大人は漫画文化においては、かなり恵まれた時代に生まれたのだと感じます。
もう一度、「砂の城」を読んで、酔いしれてみてはいかがでしょうか。
ナタリーは全編を通していつも喪失感や不安や寂しさから逃れられません。「だれも悪くないから、人はよけい傷つくのよ」。ナタリーだけでなく、出てくる女性たちは大体みんな自分を壊してしまうほど激しい恋をします。どシリアス。でも展開が速くてちょっと無理があるほどドラマチックなのと、舞台設定がリッチなのと、絵が達者で華麗なのに救われ、最後まで止められません。
はじめの方をちょっと読めばすぐ、引き込まれてしまうと断言します。それどころか、読み終わってもまたすぐ読みたいという衝動に駆られかねません。
舞台は日本です。