『アウトランダーズ』とは?
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『アウトランダーズ』は、真鍋譲治によるSF漫画、およびそれを原作としたOVA。白泉社『月刊コミコミ』にて連載された。
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1986年12月16日にOVA作品として製作・発売された。
原作者である真鍋は、非公式な形ではあるが、同人誌上の眠田直との対談で作品の出来に対する不満を述べたことがあった。45分という収録時間の中に、原作のすべてを映像化するのは不可能なので、哲也とカームの関係を中心とした、ラブコメ作品として思い切った構成になっている。
今回の記事では、こちらのOVA版『アウトランダーズ』の内容を主に振り返っていきます。
OVA版『アウトランダーズ』の本編動画・ストーリー
宇宙では聖なる惑星として崇められている地球に、セント・エバスキュレーゼ星の王女であるカームが舞い降ります。宇宙からやってきた侵略者として、彼女と地球人との争いが始まってしまいました。生体メカを指揮しながらも、刀剣で戦うカームは圧倒的な強さを誇り、地球軍を次々に壊滅させていきます。
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戦場ジャーナリストとして、その様子を撮影していた哲也。カームの戦いぶりをカメラに収めていると、二人の目が合い、両者は激しい縺れ合いになります。このままでは殺されると思い、カームに向かっていく哲也でしたが、その強さには敵わず、一撃のもとに気を失なってしまいました。
そして、哲也が目を覚ますと、そこには見慣れない景色が広がっており、窓の外に映っているのは宇宙空間。どうやら哲也はカームの乗る宇宙船で銀河に連れ去られていたのです。
カームの下僕に話を聞くと、カームはセント・エバスキュレーゼ星の王女で、近々結婚する予定なのだと言います。しかも、その相手は哲也なのだといい、その言葉に動揺を隠せない哲也は地球に帰りたいと船内で騒ぎはじめました。
哲也の態度に、カールは自分を拒絶されていると思って落ち込んでしまいます。カールは地球での哲也との出会いを通じて、哲也に一目惚れをしていたのです。さまざまな事情を察した哲也は、女性としても魅力的なカールの一途な思いに…
そして、哲也が目を覚ますと、そこには見慣れない景色が広がっており、窓の外に映っているのは宇宙空間。どうやら哲也はカームの乗る宇宙船で銀河に連れ去られていたのです。
カームの下僕に話を聞くと、カームはセント・エバスキュレーゼ星の王女で、近々結婚する予定なのだと言います。しかも、その相手は哲也なのだといい、その言葉に動揺を隠せない哲也は地球に帰りたいと船内で騒ぎはじめました。
哲也の態度に、カールは自分を拒絶されていると思って落ち込んでしまいます。カールは地球での哲也との出会いを通じて、哲也に一目惚れをしていたのです。さまざまな事情を察した哲也は、女性としても魅力的なカールの一途な思いに…
OVA版『アウトランダーズ』の魅力とは?
同じ年代の作品ということやSFチックなラブコメである設定もあって、名作アニメ『うる星やつら』と比較されることの多いOVA版『アウトランダーズ』。
見逃せないポイントなのは、ヒロインのカームを演じている声優が…
見逃せないポイントなのは、ヒロインのカームを演じている声優が…
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こちらのお方であることです。一般的にはあまり知られていない声優かもしれないですが、『うる星やつら』のファンなら、その声は記憶に刻まれているはず。
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ヒロインを演じている声優がOVA版『アウトランダーズ』も『うる星やつら』も同じということも、両作品が比較される理由といえるでしょう。
『うる星やつら』のラムは、「~だっちゃ」などの語尾に代表されるように独特な言葉をつかうヒロインです。一方、OVA版『アウトランダーズ』のカームは標準語で、それぞれの話し方を比べてみるのも面白いですよ。
『うる星やつら』のラムは、「~だっちゃ」などの語尾に代表されるように独特な言葉をつかうヒロインです。一方、OVA版『アウトランダーズ』のカームは標準語で、それぞれの話し方を比べてみるのも面白いですよ。
OVA版『アウトランダーズ』と『うる星やつら』、それぞれ主人公のキャラクター性を比べてみましょう。
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あたるは、可愛い女の子と見るや片っ端からちょっかいをかけるナンパ男。一途なラムとの対比が面白いですよね。
OVA版『アウトランダーズ』の哲也に関してはナンパという属性はなく、むしろひ弱な地球人ながらもカームの盾になる男らしさを魅せる場面があります。ゲオバルディとの決闘では男子としてのメンツを重んじ、命を賭けて戦いました。
こうして見ると、主人公のキャラクター性は真逆だということが分かります。
作品の舞台となっているのも、『うる星やつら』では地球ですが、OVA版『アウトランダーズ』では宇宙と、じつは類似しているようでいて全くの別モノですよね。
似ていると言われて、比較されることの多いOVA版『アウトランダーズ』と『うる星やつら』。しかし、その内実は、ヒロインの存在によるものが大きいといえるでしょう。
OVA版『アウトランダーズ』の哲也に関してはナンパという属性はなく、むしろひ弱な地球人ながらもカームの盾になる男らしさを魅せる場面があります。ゲオバルディとの決闘では男子としてのメンツを重んじ、命を賭けて戦いました。
こうして見ると、主人公のキャラクター性は真逆だということが分かります。
作品の舞台となっているのも、『うる星やつら』では地球ですが、OVA版『アウトランダーズ』では宇宙と、じつは類似しているようでいて全くの別モノですよね。
似ていると言われて、比較されることの多いOVA版『アウトランダーズ』と『うる星やつら』。しかし、その内実は、ヒロインの存在によるものが大きいといえるでしょう。
OVA版『アウトランダーズ』に見られるエログロ描写も、『うる星やつら』にはない魅力ですよね。
ストーリー冒頭の地球人兵士の生首をもつカームの姿はインパクト抜群でした。エロい要素という部分でも、カームの全裸描写が多く、男性には嬉しいサービスカットが充実しているところも見逃せないポイントです。
ストーリー冒頭の地球人兵士の生首をもつカームの姿はインパクト抜群でした。エロい要素という部分でも、カームの全裸描写が多く、男性には嬉しいサービスカットが充実しているところも見逃せないポイントです。
ヌードの描写だけではなく、大胆な濡れ場があるのも凄いですよね。冷静に振り返ってみると、『うる星やつら』は子供向け、OVA版『アウトランダーズ』は成人向けといった見方もできます。OVA版『アウトランダーズ』はエロ好きの男性には堪らない作品です。
出版:白泉社
連載:月刊コミコミ
→1985年~1987年
巻数:全8巻