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映画解説
当時の国際情勢を取り入れたストーリー、最新の情報機器を駆使しテロリストを追い詰める捜査陣、復讐に燃える若きテロリストとそれを利用しようとするリーダーの思惑,、舞台はイギリス・北アフリカ・アメリカと移り変わりハラハラドキドキの展開です。
ところがねー、なんだかこじんまりしちゃってるの。なんでかな?
主人公のジャック・ライアンを演じるのはハリソン・フォード。正義感に溢れ、妻や娘を心から愛する人間的なアクションヒーロー。何でこんなことに巻き込まれるんだ?って怒っているような、ちょっと困ったような表情で、次々と迫り来る危機をギリギリのところで切り抜けていきます。
…これがイケナイような気がする。いつかどこかで観たような感じ、要するにアクション映画での定番のハリソン・フォードなんですよね。元CIAで現在は海軍学校の教官であるジャック・ライアンではなく、ハリソン・フォードがいつも通りのアクションでお馴染みの演技をしている、というようにしか見えない。
まあね、でもね、何せハリソン・フォードだから。それはそれで、いいのかもしれないんだけど。
ここで唐突に本題に入りますが、この映画の見所はひたすらにショーンです。
ショーンの迫力ある演技が無かったら、なんだか本当にこじんまりした映画に終っちゃったんじゃないかな。
映画で見る限り、ショーン演じるところのショーン・ミラー(同名ってややこしいよ)には、政治的思惑とかはあまり無さそう。父親が殺されたことをきっかけにIRAに加入し、多分、リーダーに上手いこと唆されて過激派に与するようになったんだろうけど、きっかけがきっかけだけに愛国心や思想よりも個人的な復讐心のほうが先立ってるみたい。
そしてくだんのテロ実行の折り、ジャックに弟が射殺されてしまったことで復讐に燃える訳です。
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原作の『愛国者のゲーム』について
アメリカのベストセラー作家、トム・クランシーの長編小説で、日本では文春文庫から1989年に発売されました。映画では、ライアンが救うのはイギリス皇太子ではなく、王室の一員であるホームズ卿に変更されています。
(あらすじ)
時代設定は『レッド・オクトーバーを追え!』事件以前。主人公のジャック・ライアンがCIAへ正式に入局する契機となる事件を描く。
イギリスで史料調査を兼ねて休暇中のジャック・ライアンが、テロリストによるイギリス皇太子一家襲撃を偶然阻止。テロリストはアメリカでライアン一家の襲撃を計画する。

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