ウィッシュボーン・アッシュ誕生
ウィッシュボーン・アッシュは、1966年に結成されたThe Empty Vesselsを母体としTanglewoodを経て1970年にアルバムデビューをはたしました。
当時のメンバーは、アンディ・パウエル(ギター・ボーカル)、テッド・ターナー(ギター・ボーカル)、マーティン・ターナー(ベース・ボーカル)、スティーブ・アプトン(ドラムス)です。
ツイン・リードギターが売りとなるのですが、ベーシストがメイン・ヴォーカルを務め、二人のギタリストが華麗なコーラスを聞かせるというのが、これまた素晴らしいところです。
1970年、デビュー・アルバム「光なき世界(Wishbone Ash)」を発表。
現在でもライブで演奏されている代表曲「フェニックス」は、このアルバムに収録されています。
当時のメンバーは、アンディ・パウエル(ギター・ボーカル)、テッド・ターナー(ギター・ボーカル)、マーティン・ターナー(ベース・ボーカル)、スティーブ・アプトン(ドラムス)です。
ツイン・リードギターが売りとなるのですが、ベーシストがメイン・ヴォーカルを務め、二人のギタリストが華麗なコーラスを聞かせるというのが、これまた素晴らしいところです。
1970年、デビュー・アルバム「光なき世界(Wishbone Ash)」を発表。
現在でもライブで演奏されている代表曲「フェニックス」は、このアルバムに収録されています。
当時のバンドの中でも、プレイがテクニカルで、サウンドのバランスも良いバンドだと思います。
Wishbone Ash - Phoenix
via www.youtube.com
黄金の70年代
現在でも現役のウィッシュボーン・アッシュですが、70年代は最も実りの多い時期だったといえます。
1971年に発売されたセカンドアルバム「巡礼の旅」は、インストルメンタル・ナンバーが多いこともあり、一般的にはあまり受け入れられませんでしたが、しかし、このアルバムは素晴らしい内容を誇っています。
1971年に発売されたセカンドアルバム「巡礼の旅」は、インストルメンタル・ナンバーが多いこともあり、一般的にはあまり受け入れられませんでしたが、しかし、このアルバムは素晴らしい内容を誇っています。
のっけからシャ~ンとシンバルが打たれ、スネアのプレスロールと共にジャジーな高速ワルツ(?)が始まる。ここで既に彼らにしっかり染まっているが、スキャットが開始されるとガツ~ンっと圧倒された。正直、ボーンってこんなに上手いバンドっていう印象なかったです。この2ND以外全部そう。クラブで普通に巧いバンドで鳴らしてるバンドみたいだ。なんかこのアルバムだけ音も演奏も違うんでアーガスの後でなら驚きます。特にマーチン。ベース超巧いです。いつもの叙情的なあれがこのバンドに沿った芸風だと分かりました。ライブで鍛えたこの腕は正しく一流のプロです。彼、辞めてもピンのプレイヤーとしてイケてるんじゃないかな。・・さて内容はピルグリムの巡礼者がテーマの重い作品、かといえばそうではなくて、サウンドはむしろポップで前作やアーガスのモロ古典や物語っぽくはないです。そういう概念でなく演奏自体でグイグイ攻めて来ます。また曲ごとにバラエテイーがあり輸入盤ボーナスのJAIL BAITは彼らの演奏ではぴか一ですが年代はもっと後のものです。この作品は彼らのプレイとバンドの基礎体力みたいなものが核で、サウンドもちょっと篭った前後のアルバムとは毛色が違う、弾力のあるロックな音してます。デヴュー当時のクラブで叩き上げた勢いをそのままパックしたみたいなアルバムで、当時の最良のサウンドです。
Wishbone Ash - Vas Dis [1971]
via www.youtube.com
Wishbone Ash - Jail Bait - 1971
via www.youtube.com
そして、いよいよ大傑作「百眼の巨人アーガス」が1972年に発売されます。
ツイン・リードギターのスタイルがここで完成したと言ってよいでしょう。セールス的にも全英3位とヒットしました。
アイアン・メイデンやディープ・パープルなどハード・ロックやヘビー・メタルのプロデューサーとして有名なマーティン・バーチがエンジニアとして参加していることも注目です。
ツイン・リードギターのスタイルがここで完成したと言ってよいでしょう。セールス的にも全英3位とヒットしました。
アイアン・メイデンやディープ・パープルなどハード・ロックやヘビー・メタルのプロデューサーとして有名なマーティン・バーチがエンジニアとして参加していることも注目です。
彼らの、こころをえぐるような切ないサウンドを耳にしたことがない人がいたらそれは、本当に残念なことだ。
彼らの作品のうちどれか1枚と言われれば、迷わずこれだ。初期のライブ定番曲満載で、泣きメロ中心だが、男気あふれる勇壮な抒情詩のようにドラマチックな展開は他を圧しており、とにかくいつまでも印象に残る作品である、素晴らしい。
ジャケはヒプノシス、裏ジャケに「謎の円盤UFO」が飛んでいる。
Wishbone Ash - Blowin' Free - 1973
via www.youtube.com
ウィッシュボーン・アッシュ・アンセムとも言われる「ブローイン・フリー」ですが、当時のライブ映像で観れるとは、なんとも贅沢ですね。
Wishbone Ash - The King Will Come
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Wishbone Ash - Warrior - 1973
via www.youtube.com
【収録曲】
1. 光なき世界
2. レディ・ウィスキー
3. あやまち
4. 悲しみの女王
5. ハンディ
6. フェニックス