大友克洋「AKIRA」の魅力!繊細で緻密な画風
大友克洋氏の代表作である「AKIRA」は、『週刊ヤングマガジン』にて1982年12月20日号から1990年6月25日号まで連載された作品で、1988年には大友氏本人が手掛けアニメ映画化されました。
Akira - opening - YouTube
アニメ映画版の冒頭シーンがこちら
via youtu.be
大友克洋氏の作風の特徴は、その緻密な描写と複雑な画面構成であると言えます。これによって作品がリアリティーを持ち、より迫力のあるものとなっています。
『ショート・ピース』刊行以後大友の名が知られるに従って日本の漫画の画風、手法が大きく変わったため、漫画の表現史を画するものとして「大友以前、大友以後」という言葉もしばしば用いられている[16]。この言葉を用いた一人である米澤嘉博は、記号化された絵を使い意味のあるコマの連続で物語を表現するという、手塚治虫によって体系化された漫画の手法に対して、事態をリアルに一枚の風景として描き出し、自在に変化するカメラワークによる画面の連続で作品を構成する大友の手法[17]を「非手塚的手法」と呼んだ[18]。大友の作品ではしばしばキャラクターのいない、風景だけが大写しにされたコマが続けて描かれるが、風景を物語の説明的な背景として使うのではなく「風景だけで何かを語らせる」このような方法はそれ以前の漫画にはない新しい手法であった[19](米澤は「キャラクターと背景ではなく、キャラクターのいる風景こそが描かれる」と述べている[20])。
老人を口元に皺を一本入れるというような記号的な方法でなく、骨格から皮膚のたるみまで老人として表現するような大友のデッサン力、建物を様々な角度から正確な遠近法で描き出す描写力、写真や映画などから影響を受けた光学的な表現方法[24]などは、以後の漫画界全体の画力を底上げすることになった[25]。この他にも、効果音を描き文字ではなくフキダシを使って描く方法や、超能力などの大きな力によって地面が割れたり、球状にへこんだりするといった表現方法など、大友が始めたことでスタンダードとなった手法は数多い[26]。
なるほど~。今やスタンダードとなった手法に、大友氏が先駆けとなったものが数多くあるんですね。
壮大なストーリー!SF超大作
繊細な画風が作り上げる迫力だけでなく、壮大なストーリーが観る者を魅了する「AKIRA」。
第三次世界大戦後の2019年。廃墟から復興を遂げ、東京湾上に建設された新首都「ネオ東京」を舞台に、超能力者アキラをめぐり、反政府ゲリラと軍(アーミー)、更には主人公金田正太郎率いる暴走族少年たちをも巻き込み抗争を繰り広げていきます。
第三次世界大戦後の2019年。廃墟から復興を遂げ、東京湾上に建設された新首都「ネオ東京」を舞台に、超能力者アキラをめぐり、反政府ゲリラと軍(アーミー)、更には主人公金田正太郎率いる暴走族少年たちをも巻き込み抗争を繰り広げていきます。
アキラの映画予告編 1988 HD - YouTube
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ダメだ~。もう全部見たい…!
カッコいい!金田とバイク
個性のあるキャラクターが数々出てきますが、やっぱりカッコいいです、金田少年。彼が乗り回すバイクもまた、多くのファンを持ちます。
via www.oscf.net
AKIRA 鉄雄と金田 1 - YouTube
「さん」をつけろよデコスケ野郎!!
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同じ暴走族の一員であり、同じ施設で育った島鉄雄との対峙シーンは余りにも有名ですね。