ミドル世代が子供の頃に夢中になった!謎の生物「シーモンキー」!!
皆さんは「シーモンキー」という生物を覚えていますでしょうか?昭和40年代を中心に、主に小学生の間で流行した鰓脚類(さいきゃくるい、ミジンコなどの仲間)の小型生物です。簡単に成長することから、お手軽なペットとして当時大人気となりました。この記事では、そんなシーモンキーについて振り返ってみましょう。
水槽を泳ぐシーモンキー。
via en.wikipedia.org
昭和40年代に日本上陸!瞬く間に大人気に!!
シーモンキーが開発されたのは1957年のこと。アルテミアと呼ばれる小型の甲殻類の仲間で、「インスタントライフ」の名称でアメリカで発売されたのち、1962年に「シーモンキー(Sea-Monkeys)」と名称が変更されました。
そして昭和40年代に、シーモンキーは日本へと上陸。「ミニミニ怪獣」などの触れ込みで、おもちゃ屋などで販売がスタートしました。子供向けの雑誌に広告が掲載され、CMも放送されるなど大々的に宣伝が行われた結果、シーモンキーは子供たちの間で瞬く間に浸透していくこととなります。
シーモンキーを大切に育てると、ここまで巨大化するらしい。 pic.twitter.com/vxQnsGiKVB
— 竹熊健太郎《地球人》 (@kentaro666) February 3, 2021
放送されていたCMはこちら!
懐かしいCM シーモンキー
via www.youtube.com
当時の飼育キットってどんな感じだった?
大々的な宣伝が行われ、当時の子供たちの憧れとなったシーモンキー。その飼育キットを親にねだる子供が続出しました。では、飼育キットはどんな内容だったのでしょうか?ここで見ておきましょう。
こちらが当時の飼育キット。
覚えている方も多いかと思いますが、シーモンキーの飼育キットにはいくつかの小袋が入っており、「水質を最適にする粉」「粉末状のシーモンキーの卵」「シーモンキーのエサ」などに分かれていました。それを水道水を満たした容器に順番に入れて溶かしていきます。
こちらの飼育キットには使い方がわかりやすく図解されており、「2~3ヶ月で20ミリ位に育つ」と、飼育が成功した場合の目安も書かれています。
カタログの記載もありました。下の写真の右上には、「マイクロビュー容器」と書かれた水槽が800円で別売りされていたとあります。こういう形状の容器の中を泳いでいるシーモンキーの姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。