今やハリウッドの重鎮として多くの俳優陣から尊敬される存在のメリル・ストリープに纏わるよもやま話
2018年8月20日 更新

今やハリウッドの重鎮として多くの俳優陣から尊敬される存在のメリル・ストリープに纏わるよもやま話

舞台女優としてデビューしてから俳優最多のアカデミーノミネート記録を持ち、多くの俳優陣から尊敬の念を持たれているメリル・ストリープ。だが、現在も最低、年に1本は映画に出演している。平凡な主婦役(『マディソン郡の橋』)から英国首相(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)まで、ジャンルもシリアスからコメディーまで何をやってもシックリくるのが彼女の魅力だろう。今69歳の円熟期を迎えた彼女に纏わる思い出をたどります。

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メリルをご存知ない方は皆無でしょうが、老婆心から・・・

1979年当時のメリル・ストリープ

1979年当時のメリル・ストリープ

メリル・ストリープは1949年6月22日生まれの米国の女優だ。メリルはメディアでは「彼女の世代において最高の女優」として賞賛されている。メリルは、これまでアカデミー賞に3回も輝き、ノミネートだけでは21回もあり、女優では過去最高記録に数えられる。またゴールデン。グローブ賞に31回もノミネートされた記録ずくめの大女優である。

本名  Mary Louise Streep
生年月日 1949年6月22日(69歳)
出生地 米国、ニュージャージー州 サミット
国籍  米国
身長 168cm
活動期間 1977年 -
配偶者 ドナルド・ガマー(1978年 - )
バラク・オバマ大統領と(2014年11月24日)

バラク・オバマ大統領と(2014年11月24日)

これはつい最近の出来事ですが、米国で文民最高位の勲章となる「大統領自由勲章」の授章式が2014年11月24日、ホワイトハウスで開催され、オバマ大統領が女優メリル・ストリープさんにも勲章を授与したことは読者の皆様もご存知でしょう!?。かたや、トランプ現大統領にはコテンパンに罵られたりして、彼とは犬猿の仲になっているようにも見える!!。

幼少期は裕福な環境で育つ!!

1966年、高校生の頃のメリル・ストリープ

1966年、高校生の頃のメリル・ストリープ

メリルは1949年6月22日、米国のニュージャージー州サミットで生まれた。彼女はコマーシャル・アーティストや美術・エディタを営むマリア・ウィルキンソン・ストリープ(旧姓メアリー・ウルフ・ウィルキンソン)を母として、父は製薬会社役員であるHarry William Streep、Jr.の長女としてこの世に生を受けた。なお、彼女には2人の弟、ダナデビッドとハリーウィリアムIIIがいる。
1966年、Bernards High Schoolで...

1966年、Bernards High Schoolでチアリーダーとして活躍した頃のメリル

高校時代から演劇に興味を持ち始めたメリルは高校卒業後、ニューヨーク州ポキプシーにあるヴァッサー・カレッジ演劇科に進学した。同カレッジ在学中に奨学金を得て、イェール大学演劇大学院(当時クラスメイトには、シガニー・ウィーバーもいた)で学び、卒業時にはキャロル・ダイ演技賞を受賞し、演技に磨きをかけていた。同大学院を修了後、奨学金によりイエール・スクール・オブ・ドラマへ入学。卒業後の1975年頃には、ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバルで舞台に立ち始め、注目されるようになった。

メリルの若い頃は映画には興味なかった!!

メリルはこの頃、映画俳優になることには興味がなかったが、1976年の映画『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロの演技力に深い感銘を受けて彼女に大きな影響を与えたそうだ。彼女は映画の役獲得のため、オーディションにも積極的に参加を始めた。映画『キングコング』のヒロイン役のオーディションにも出ているが、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスに酷評され落とされている。まぁ、どこにでもこんな話はあるもんだ。ドンマイ!!
ジュリア [DVD]

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1977年、フレッド・ジンネマン監督の『ジュリア』で映画デビュー。アメリカの作家リリアン・ヘルマンの『Pentimento: A Book of Portraits』(1973年)を原作とする。リリアンとジュリアの友情、および作家のダシール・ハメットとの愛が描かれている。

監督 フレッド・ジンネマン
脚本 アルヴィン・サージェント
原作 リリアン・ヘルマン
製作 リチャード・ロス
製作総指揮 ジュリアン・デロード
出演者 ジェーン・フォンダ
    ヴァネッサ・レッドグレイヴ
    メリル・ストリープ

メリルはちょい役なんですが、やはり存在感がハンパない!!

Rare: Meryl on "Julia" clip 1 (1977)

リリアン・ヘルマンという反骨の劇作家を支えた人物は、恋人の作家ダシール・ハメットである。そして、彼の幼なじみであるジュリアと彼女の交流を、暖かくかつ生々しく回想する本作は、そのまま彼女の自我の証しとなって感動的だ。加えて、彼女がジュリアのため、反ナチ運動の資金を運ぶくだりも、まことにスリリングに描かれ見応え充分。ハメットにJ・ロバーズ、ジュリアにV・レッドグレーヴ。公開年の主要な助演賞はこの二人が独占した。もちろん、オスカーもである。
戦争映画に出ている時のヴァネッサ・レッドグレーヴとメリル・ストリープ。重なって見えてしまうことがある。ストリープの先を行くのがレッドグレーヴのような気がする。そんな言われ方は嫌だろうけど。このジュリア役は美しく聡明で芯が強く大らかで深いレッドグレーヴの持つ雰囲気にピッタリだと思う。リリアン役を立候補したジェーン・フォンダもこの役以外考えられない。スリリングなシーンでドギマギしてるところは見てるこっちも一緒になって焦ってしまう。座布団2枚!!

出演2作目でアカデミー賞にノミネート!!

ディア・ハンター デジタル・ニューマスター版 [DVD]

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『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)は、1978年公開のアメリカ映画で、1960年代末期におけるベトナム戦争での過酷な体験が原因で心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、彼らと仲間たちの友情を描いた作品。

監督 マイケル・チミノ
脚本 デリック・ウォッシュバーン
原案 マイケル・チミノ、他
製作 マイケル・チミノ、他
出演者 ロバート・デ・ニーロ
    クリストファー・ウォーケン
    ジョン・カザール
    ジョン・サヴェージ
    メリル・ストリープ

アカデミー作品・監督・助演男優(C・ウォーケン)・音響・編集賞を受賞。メリルの演技に目を止めたロバート・デ・ニーロが『ディア・ハンター』の彼の相手役としてメリルを推挙したことで、めでたく出演が叶うことに。メリルもこの同作品で第51回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

Deer hunter (Cimino, 1978) - De Niro & M Streep (back home, with Cavatina)

ベトナム戦争に赴いて心に傷を負った3人の若者の生と死を描いたM・チミノ渾身の一作。彼らの故郷であるペンシルヴァニアの田舎町を描いた淡々としたタッチが、一転、戦場では苛酷なまでの描写に切り替わり、よりいっそう戦争の悲惨さを訴えかける。中でも“ロシアン・ルーレット”の迫真性はただ事ではなく、それが再び繰り返されるクライマックスにはどうしようもないやりきれなさが漂う。デ・ニーロをはじめ役者陣も存在感に溢れ素晴らしい作品なので、一度は必見の映画である。
息苦しくなるほどの緊張感を強いるロシアン・ルーレット、映画音楽の大家とは同名異人のギタリストによる名曲「カヴァティーナ」、そして鬼気迫るクリストファー・ウォーケンの演技が深く深く記憶に刻まれていた。出征壮行の鹿狩りの後、ジョージ・ズンザのピアノ演奏が導く静かな余韻にヘリコプターのローター音が重なり、一気にベトナムの戦場へと転換する場面も忘れ難い。本作が内包する凄みと怒り、ロバート・デ・ニーロをはじめとする俳優たちの名演を堪能することができる。

1979年公開の『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞!!

『クレイマー、クレイマー』35周年記念 アニバーサリー...

『クレイマー、クレイマー』35周年記念 アニバーサリーエディション(初回限定版) [Blu-ray]

『クレイマー、クレイマー』(原題: Kramer vs. Kramer)は、1979年公開のアメリカ映画。製作・配給会社はコロンビア映画。エイヴリー・コーマンの小説を原作としてロバート・ベントンが監督と脚本を担当した。主演はダスティン・ホフマン。

監督 ロバート・ベントン
脚本 ロバート・ベントン
原作 エイヴリー・コーマン
製作 スタンリー・R・ジャッフェ
出演者 ダスティン・ホフマン
    メリル・ストリープ
    ジャスティン・ヘンリー
    ジェーン・アレクサンダー

第52回アカデミー賞において、作品賞/監督賞/脚色賞/主演男優賞/助演女優賞を獲得した作品だ。

Kramer vs. Kramer (5/8) Movie CLIP - I'm His Mother (1979) HD

テッド(ダスティン・ホフマン)とジョアンナ(メリル・ストリープ)の結婚生活は8年目を迎え、一人息子ビリー(ジャスティン・ヘンリー)も7歳となったクレイマー家。ジョアンナは、かねてより家庭を顧みず仕事優先の生活を送るテッドに不満を募らせていた。そしてある日、ついに彼女は自立を決断し、家を出て行ってしまう。一転して妻に任せっきりとなっていた家事と仕事の両立をせざるを得なくなったテッド。しかし始めは覚束ないものの、次第に2人の生活にも慣れ、これまで以上に父と子の絆を強めていく。だがそんな中、ジョアンナが突然養育権を訴えてくる。失業したことも重なってテッドに不利な形で裁判が進み、養育権はジョアンナ側に。こうして、テッドとビリーは父子最後の朝食を迎えるのだが・・・。
ダスティン・ホフマンと名子役ジャスティン・ヘンリーの妻に去られた父子の日々の奮闘ぶりが丹念に描かれていて、同じ男として複雑な感情がこみ上げてきた。それまでこの男があまり家庭のことを省みなかったということもわかってくるのだが・・・。
女は社会的成功を手にすると今度は子どもを取り返しに裁判をおこすのだが、今見ると、単に単純な悪役にならず、女性の社会的進出や、妻としての悩みを体現しているように見えて、共感を得るのは演技力のなせる技かと思えるようになった。
古い作品だが、現在も女性を取り巻く社会の状況は何もかわっていないことを考させられる。
初めて見た時は結婚前だったので、私にとっては相当衝撃的な作品だったことを記憶している。一時期、女恐怖症に陥った覚えがある!!(笑)
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