色あせないデフ・レパードの魅力
2016年8月8日 更新

色あせないデフ・レパードの魅力

1980年代に、世界中を席巻して多くの音楽ファンを熱狂させたブリティッシュハードロックバンド、デフ・レパード(Def Leppard)。ここでは、そんなデフ・レパードの足跡を1980年代の全盛期から、現代に至るまで、振り返り、今でも色あせない彼らの音楽の魅力に迫っていきたいと思います。

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デフ・レパード草創期

デフ・レパードは、まず遠く遡ること1977年、まだ当時ハイスクールの学生だったベースのリック・サヴェージ を中心に、ギターとドラムを加えた3ピースバンド、「アトミックマス」がその母体となって産声を上げます。
その後、後にデフ・レパードの看板でヴォーカルとなるジョー・エリオットが当初はギタリストとしてバンドにスカウトされ、その後にヴォーカリストとして加入しました。

翌1978年には、後のデフ・レパード黄金期のギタリストとして活躍したスティーヴ・クラークも加入。
その後に、オリジナルメンバーのドラム担当が脱退し、代わりに当時まだ若干15歳だったリック・アレンが新ドラマーとして加入。

その年の後半には、バンドはフォノグラム社と契約にこぎつけました。

Led Zeppelin - Stairway to Heaven (Live Earls Court 1975) HD

草創期のデフ・レパードのメンバー全員が大きな影響を受けたと言われるバンドが、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)。
ヴォーカルのジョー・エリオットは、デフ・レパード加入のためのオーディションでこのレッド・ツェッペリンの代表曲である『天国への階段』を歌ったといわれています。

デフ・レパード勃興期

こうして、デフ・レパードは遂に、1980年3月14日に1stアルバム『On Through the Night』でデビューを果たします。このデビューアルバムは、全英チャートで最高位15位という好発進をしています。

この後、2ndアルバムをリリースした後、オリジナルメンバーだったギターのピート・ウィリスが飲酒問題でバンドを解雇されます。
その後任のギタリストとして加入したのが、ガールにいたフィル・コリンです。

こうして最強の布陣が揃った矢先の1983年1月のリリースされたのが3rdアルバムとなる『Pyromania』だったのです。

Pyromania

Pyromania

Pyromania

アルバムチャート:全米2位 全英15位
文字通り、デフ・レパードの出世作となった3rdアルバム。
この年の年末までに、全米で600万枚ものセールスを叩き出し、あのマイケル・ジャクソンの『スリラー』に次ぐ最高位2位を記録しました。
まさに「デフ・レパードはじまったな!」と世界中に知らしめたメモリアルなアルバム。

【収録曲】
1. Rock Rock (Till You Drop)
2. Photograph
3. Stagefright
4. Too Late For Love
5. Die Hard The Hunter
6. Foolin'
7. Rock Of Ages
8. Comin' Under Fire
9. Action! Not Words
10. Billy's Got A Gun

Def Leppard - Photograph

全米をはじめ世界中にその名を知らしめることになった3rdアルバム『Pyromana』。
その先行シングルとなったこの『Photograph』は、全米シングルチャートで最高位12位を記録。
また、MTVにおけるリクエストでは、当時ムーブメントともいえる人気を誇っていたマイケル・ジャクソンの『今夜はビートイット』を上回るリクエストを集め、アルバムの大ヒットを牽引しました。

デフ・レパード絶頂期

3rdアルバム『Pyromana』が、全米でダイアモンドディスクに認定されるほどメガヒットを飛ばし、押しも押されぬハードロック/ヘヴィメタルの旗手としてスターダムに駆け上ったデフ・レパードは、その後、1984年2月より、バンドの拠点を、アイルランドのダブリンへ移します。

まさにバンドとして乗りに乗って、次なるアルバムの制作に取り掛かっていたその年の暮れに、ドラマーのリック・アレンが、大きな交通事故を起こしてしまいます。
幸い一命はとり止めましたが、彼はドラマーとしては致命的な左腕を全て切断するという処置となりました。
リックはバンドを去ろうと思いつめましたが、他のメンバーは「リック以外にデフ・レパードのドラマーなんて考えられない」と、リックの代わりを探そうともしませんでした。
こうした逸話に心を動かされたシモンズ社は、右腕だけでも演奏が可能なリック専用のカスタマイズしたエレクトリックドラムセットを開発、それからリックはリハビリトレーニングを開始し、1986年、ドニントンで行われたモンスターズオブロックで、デフ・レパードは久しぶりに感動的なカンバックライブを行い大盛況を博しました。

こうして迎えた1987年8月に、満を持して完成した4thアルバム『Hysteria』をリリースします。

Hysteria

Hysteria

Hysteria

アルバムチャート:全米1位 全英1位
デフ・レパードの代表作ともいえる4thアルバム『Hysteria』は、全米でのセールスは出足こそ前作『Pyromania』より遅かったものの、ジワジワと売れ始め、ずっと長期にわたってアルバムチャート上位に居座り、アルバムリリースから約1年後の1988年7月には、遂に全米アルバムチャート1位を獲得しました。
その後もロングセラーとして売れ続け、結局全米チャートには、3年間もの長きにわたりチャートイン、最終的には、全米だけでも1200万枚、全世界では、2000万枚以上のセールスを記録するという超メガヒットアルバムとなりました。

【収録曲】
1. Women
2. Rocket
3. Animal
4. Love Bites
5. Pour Some Sugar On Me
6. Armageddon It
7. Gods Of War
8. Don't Shoot Shotgun
9. Run Riot
10. Hysteria
11. Excitable
12. Love And Affection

DEF LEPPARD - "Animal" (Official Music Video)

『Hysteria』のセカンドシングルとしてリリースされたこの『Animal』は、全英シングルチャートでも、最高位6位を記録。
それまで、全米に比べて本国英国ではイマイチのセールスだったデフ・レパードでしたが、このシングルのヒットによって母国でも押しも押されぬスーパーバンドとして認知されました。

DEF LEPPARD - "Love Bites" (Official Music Video)

全米で1200万枚、全世界で2000万枚以上のビッグセールスを記録した『Hysteria』からシングルカットされたシングルの中でも、最大のヒットシングルとなったのがこの『Love Bites』。
全米シングルチャートでも1988年10月には、1位を記録しました。

デフ・レパード円熟期~現在まで

4thアルバム『Hysteria』の全世界的メガヒットで、英国どころか世界を代表するハードロックバンドにまで成長したデフ・レパードでしたが、次なる高みへと向かうための5作目のアルバム作成中であった、1991年1月に、オリジナルメンバーでもあったギターのスティーヴ・クラークが急死するという悲劇に見舞われます。
アルコールと精神安定剤等のドラッグの過剰摂取による死去でした。

しかし、この5作目のアルバム『Adrenalize』のレコーディングにおいては、スティーヴ・クラークに代わる後任ギタリストは入れず、残った全パートのギターは全てもう1人のギタリストであるフィル・コリンが演奏しました。
Adrenalize

Adrenalize

アルバムチャート:全米1位 全英1位
世界的な超メガヒットを記録した『Hysteria』の後で、更なる高みを目指して作成された5枚目のスタジオアルバムがこの『Adrenalize』。
アルバム制作中に、オリジナルメンバーのギタリスト・スティーヴ・クラークを急死で失うというアクシデントを乗り越えて完成したアルバムです。

『Adrenalize』は、評論家たちからはかなり酷評を受けましたが、結果的には、全米はじめ全英ほか全世界26か国で1位を獲得。
累計でも700万枚以上のセールスを記録しました。

【収録曲】
1. Let's Get Rocked
2. Heaven Is
3. Make Love Like A Man
4. Tonight
5. White Lightning
6. Stand Up (Kick Love Into Motion)
7. Personal Property
8. Have You Ever Needed Someone So Bad
9. I Wanna Touch U
10. Tear It Down
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