ナムコの名作「妖怪道中記」!地獄の沙汰も金次第?のアクションゲーム!!
2017年1月24日 更新

ナムコの名作「妖怪道中記」!地獄の沙汰も金次第?のアクションゲーム!!

『妖怪道中記』(ようかいどうちゅうき)は、1987年4月にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発表された日本のアーケードゲームです。1988年に移植されたファミリーコンピュータ版は、アーケードの難易度の高さからゲームシステムが一部変更されているようです。

11,011 view

キャラクター紹介!

 (1572468)

初代アーケード版です。
たろすけ
主人公。半袖シャツと短パンに裸足で靴を履いているという典型的なワンパク坊主。丸眼鏡をかけたハゲ頭の父と、自分にそっくりな顔つきの母を両親に持つ。いたずら好きの性格(しかもかなりのスケベ)が災いして、眠っている間に神様の手により生きながらに地獄につれてこられてしまった。閻魔様へ会いに行く道中を切り抜ける手段として、妖怪念力を撃ち出す能力を神様から授かっている。

もんもたろー
白装束を纏った、たろすけのご先祖様の霊。たろすけのピンチになると、たろすけの口の中からエクトプラズムのように現れる。AC版、PCE版ではステージボスである鬼との対決で、FC版ではアイテムの御札を消費することで呼び出すことができる。

神子(みこ)
苦行の道にある神の池に現れる女神。回復アイテムのハートをくれる。FC版では裁きの谷や輪廻界にも現れ、その際はハートではなく、金をくれる。但し、輪廻界ではパイアスが一定値以下だと男に変身する。
 (1572465)

ストーリーと概要!

 (1572476)

いつも村の人に悪さばかりしている少年たろすけは、
神様にお灸をすえられ、眠っている内に地獄の入り口まで運ばれ、
閻魔様の裁きを受けるべく生きながらにして地獄巡りをすることになってしまったのです。
 (1572475)

道中の様々な行動によって、エンディングが異なるマルチエンディングを採用。画面の半分を占めるメーター類や、地獄巡りという独特の設定がもたらす絵巻風の雰囲気、ナムコらしい可愛らしいキャラクター、前年発表した『イシターの復活』と同様にスコアを排除しているのが特徴。

アーケード版(以下、AC版)が発表された当時、テレホンカードなどのノベルティグッズをテレビ番組のプレゼント商品として提供するなど、積極的な宣伝活動をしていた。しかし、ゲーム後半の進行方法や難易度が一般向けとはいえず、1988年に移植されたPCエンジン版(以下、PCE版)は、設定が見直されマップも一部変更。続く、ファミリーコンピュータ版(以下、FC版)もゲームシステムが一部変更されている。

キャラクターを流用した『球界道中記』という野球ゲームが1990年に業務用で稼動し、1991年にメガドライブで発売された。また『F1道中記』というレースゲームも1990年にMSX2用として発売されている。

ゲームの内容!

 (1572485)

主人公たろすけを操作して、横スクロールと縦スクロールで構成されたフィールドを、妖怪を倒して
進んでいくゲームです。
各ステージには関所となるポイントが設けられており、ここをクリアすることで次のステージに進めます。

攻撃手段である妖怪念力は下ボタンを押しっぱなしにすることで溜め撃ちが可能だが、溜めすぎるとたろすけが息切れを起こし、しばらくの間、操作不能になるので注意が必要です。

マルチエンディング制を採用しており、最終ステージで満たした条件次第でエンディングが分岐する
FC版での独自要素としてPIOUS(パイアス)という数値が設定されていて。
これは、たろすけの心の数値を表しており、イベントやお店で上昇し、コンテニューすると低下します。
また最終面では敵を倒したり、金を取ったりしても低下します。

最大20000で、ベストエンディングを見るためには一定ポイントを維持した上で
条件を満たす必要がある。エンディングは6つあります。

<ステータス>

POWER
たろすけの現在の体力。0になるとゲームオーバー。

MONEY
現在の所持金。

<ステージ構成>

STAGE1 地獄入口
基本操作に慣れる為のステージであり、難易度も抑え目。ボスは赤鬼。途中にいる賭場ガマを倒すと、サイコロ道場に行くことができ、丁半博打に挑戦できる。

STAGE2 苦行の道
このステージよりよろず屋が登場し、貯めた金で回復や攻撃用のアイテムなどを購入できる。ゲームクリアを目指すなら、このステージにいる神子に会うのはほぼ必須である。

STAGE3 幽海
地上面と海中面から成るステージ。ボスはいないがステージの最後には亀をつかまえた悪ガキトリオがおり、30000円払って亀を救出しなければならない。亀を助けると竜宮城に案内され、中には乙姫が待っていて舞いを見せてくれる。アーケード版では人魚達が、PCE版とFC版では乙姫自ら舞いを披露する(AC版、FC版と異なり、PCE版の演出はかなりアダルトなものになっている)。昔話の浦島太郎よろしく、玉手箱を貰うことができ、開けるかどうかの選択ができる。運がよければ金を手に入れられるが運が悪いと老人となる。老人となった場合、3秒毎に体力を減らされ移動速度が大幅に落ちる。よろず屋で購入できる専用の回復アイテムがあれば回復できる。

STAGE4 裁きの谷
針山や溶岩の海などダメージを受けるトラップが多く、難易度の高いステージ。道中に現れる妖火霊・妖岩霊・妖木霊を倒し、その魂を三途ババアに見せて通過することでステージクリアとなる。

STAGE5 輪廻界
最終ステージ。ステージ難度は前面である裁きの谷より低いが、より良いエンディングに辿り着こうとするなら、敵を倒さず、途中の金も取らないようにしながら進まねばならない。このステージでの成果によりエンディングが変化する。
 (1572490)

ステージ1です。お札を使ってもんもたろーさんを呼び出して倒しましょう!
もんもたろーさんは、白い幽霊でたろすけのご先祖です。
 (1572494)

ステージ2、ここも「もんもたろー」さんにお任せしましょう!
 (1572495)

ステージ3の竜宮城です。このあと貰える玉手箱を開けるか開けないかは、あなた次第です!
 (1572496)

ステージ4です。いろんな中ボスのオンパレードです。
 (1572487)

ステージ5の最後です。仏様は果たしてどこに連れて行ってくれるのでしょうか!?

裏ワザ!

◇お宿で異変
 裁きの谷のすずめのお宿で寝ているとき、Aを連打すると、化け物が出てくる。
 同じように、苦行の道や幽海のすずめのお宿では、女の子が悩殺ポーズで迫る。

◇テストモード
 タイトル画面のとき、2PのA、Bと、2Pの上を押しながら、リセットボタンを押す。
 すると、テストモードになる。
 ここでは、「OBJ」を選ぶとキャラクタが見られる。
 また、「BGM」では音楽、「EFFECT」では効果音を聴くことができる。

◇たろすけが死ぬ
 デモ画面でスタートを押すと、たろすけが死んでしまう。

ファミコン 妖怪道中記(4/5) - YouTube

ファミコン 妖怪道中記(4/5) 裁きの谷をクリア みっつのたからを集めるのが大変ですね。。。
38 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ポニーキャニオンの名作「霊幻道士」!完成度の高さは、映画だけではなかった!の巻。

ポニーキャニオンの名作「霊幻道士」!完成度の高さは、映画だけではなかった!の巻。

『霊幻道士』(れいげんどうし、原題:殭屍先生、英題:Mr.Vampire)は、1985年公開の香港映画。19世期中期-20世紀初頭中国を舞台としたチャイニーズアクションホラーコメディ。日本での公開は1986年4月26日で観客動員数20万人。そんな香港ヒット映画をモチーフにしたファミコンソフト。ポニーキャニオンが1988年9月16日にファミコン用アクションとして発売している。
茶太郎 | 20,088 view
テクノスジャパンの超大作「ダブルドラゴン(双截龍)」!双子の兄弟の壮絶な悲話とは!?この世界観を侮(あなど)ることなかれ!!

テクノスジャパンの超大作「ダブルドラゴン(双截龍)」!双子の兄弟の壮絶な悲話とは!?この世界観を侮(あなど)ることなかれ!!

ダブルドラゴン (DOUBLE DRAGON) は、テクノスジャパンから発売されたビデオゲームのシリーズ名。漢字表記は『双截龍』。現在はアークシステムワークスが版権を保有している。ファミコン(1988年4月8日発売)とゲームボーイ(1990年7月20日発売)にも移植されたが、2人同時プレイとコンティニュー機能、そして頭替えのボスキャラクターが削除されて、代わりのオリジナル敵キャラクターに中国拳法家のチン・タイメイが登場する。しかもファミコン版では戦い方によって使用できる技の数が増えていくレベル制が導入された上に、ジミー・リーが最終ボスとして登場したり、2P対戦モードでリー兄弟以外のキャラクターが選べる。
茶太郎 | 16,042 view
タイトーの不動の名作「不動明王伝」!まさにシャレにならない面白さ!!七支刀でぶった切れ!!

タイトーの不動の名作「不動明王伝」!まさにシャレにならない面白さ!!七支刀でぶった切れ!!

不動明王伝』(ふどうみょうおうでん)は、1988年にタイトーが発売したファミリーコンピュータ用アクションゲームである。同社のゲーム『影の伝説』のシステムを踏襲しつつ、アイテムの選択・使用や手裏剣・刀の成長、パスワード制の導入など、様々な要素が盛り込まれている。ファミコンで初の3メガビットROMを採用したソフトでもあり、本作の発売時の広報展開ではその辺りが強調されていた。海外版タイトルは『Demon Sword』。
茶太郎 | 14,873 view
高橋名人のゲーム歴史解説などeスポーツ社会研究をテーマに公開講義!ルネサンス高校グループが東京ゲームショウ2024に出展!

高橋名人のゲーム歴史解説などeスポーツ社会研究をテーマに公開講義!ルネサンス高校グループが東京ゲームショウ2024に出展!

ブロードメディア株式会社が運営する、オンラインで学べる広域通信制・単位制のルネサンス高校グループが、9月26日(木)~29日(日)の4日間にわたり開催される「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」に出展することが明らかとなりました。
隣人速報 | 60 view
ファミコンのアクションRPGの金字塔!「ドルアーガの塔」が40周年イヤースタート!!

ファミコンのアクションRPGの金字塔!「ドルアーガの塔」が40周年イヤースタート!!

バンダイナムコエンターテインメントが、1984年にアーケードで稼働開始したアクションRPG「ドルアーガの塔」の40周年記念施策をスタートさせます。
隣人速報 | 376 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト