2023年3月1日 更新
【訃報】声優・飯塚昭三さん死去。「人造人間キカイダー」ハカイダー、「特攻野郎Aチーム」コングなど
声優・飯塚昭三さんが2月15日、急性心不全のため亡くなっていたことが所属事務所のシグマ・セブンから発表されました。89歳でした。
【訃報】声優・飯塚昭三さん死去。
声優・飯塚昭三さんが2月15日、急性心不全のため亡くなっていたことが所属事務所のシグマ・セブンから発表されました。89歳でした。
第一報はこちらです!
飯塚さんは1933年5月23日、福島県出身。日本大学芸術学部演劇学科に進学後、洋画の吹き替えに出演したのがきっかけとなり声優デビュー。1972年には特撮「人造人間キカイダー」のハカイダー役、1979年からはアニメ「機動戦士ガンダム」のリュウ・ホセイ役、また80年代には海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」のコング(演:ミスター・T)役など、幅広い分野で声優として活動していました。2022年には、「東京アニメアワードフェスティバル 2022」においてアニメ功労部門を受賞。長年の活躍が高く評価されていました。
アニメ関係者・声優仲間から次々と追悼のコメントが。
声優界の重鎮であった飯塚さんの訃報には、声優仲間ら関係者が続々とコメントを発表。声優の日髙のり子は「初めてお会いしたのは『バトルフィーバーJ』でした。飯塚さんのサタンエゴスの声、その深く響く声とお芝居に当時高校生だった私は圧倒されました」と、かつて仕事を共にした際のエピソードを披露、またゲームプロデューサーの寺田貴信も「『さあ、今日も元気に地球を侵略しようか!』。それで場が和み、私も緊張が解けました。豪快かつ気さくなお方でした」と、ゲーム「スーパーロボット大戦」を制作した際のエピソードを述懐、故人の人柄を偲んでいました。
飯塚昭三 プロフィール
声優界の重鎮として知られる飯塚昭三さん。その仕事ぶりは多岐に渡っており、アニメ関連では1965年に「鉄腕アトム」に金三角役で出演したのを皮切りに、「昆虫物語 みなしごハッチ(カマ吉おじさん役・1970年)」「アストロガンガー(ガンガー役・1972年)」「超電磁マシーン ボルテスV(ルイ・ジャンギャル役・1977年)」「機動戦士ガンダム(リュウ・ホセイ役・1979年)」など、印象的なキャラクターを多数演じていました。
リュウ・ホセイ(機動戦士ガンダム)
特撮には70年代より携わり、「人造人間キカイダー(1972年)」のハカイダーの声、「イナズマン(1973年)の帝王バンバの声、「バトルフィーバーJ(1979年)」のサタンエゴスの声、「太陽戦隊サンバルカン(1981年)」のヘルサターン総統の声、「宇宙刑事ギャバン(1982年)」のドン・ホラーの声など、多数の悪役の声を担当していました。
ハカイダー(人造人間キカイダー)
洋画や海外ドラマの吹き替えにも非常に多く出演しており、ミドル世代に印象的な「特攻野郎Aチーム」のコング役のほか、「スパイ大作戦」「特捜刑事マイアミ・バイス」などで多数の役柄を演じていました。
コング(特攻野郎Aチーム)
公式サイト
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