他に類を見ないレバー2本操作でアーケードを沸かせた名作『クレイジー・クライマー』
2018年3月3日 更新

他に類を見ないレバー2本操作でアーケードを沸かせた名作『クレイジー・クライマー』

『クレイジー・クライマー』は、1980年に日本物産が発売したアーケードゲームで、縦スクロールのアクションゲームです。ゲーム内容は、クライマーを操作して200階建ての高層ビルを登るというもの。素手でビルの外壁を登るという奇想天外な発想や2本レバーによる操作システムが特徴的で、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを放っていました。

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概要

『クレイジー・クライマー』ファミコン版

『クレイジー・クライマー』ファミコン版

ファミコンの移植版で遊ぶにはコントローラが2個必要でした。まさか2Pコンの十字キーも同時に使うゲームが出るとはだれも想像できなかったのでは?
概要
クライマーが命綱なしで超高層ビルを登るというゲーム内容で、レバー2本使用という操作形態をとっている。2周目の難易度も同じ完全4面ループ制。

2本の8方向レバーは、それぞれが両腕の動作に対応している。上下に倒せばそれぞれの腕を上げ下ろしし、左右に動くには両方のレバーを同じ方向に倒す。両レバーを外側に倒すことで、腕を広げることもできる。

日本物産の子会社である日物レジャーシステムとジョルダンの共同開発作品であった。現在はハムスターが権利を受け継いでいる。
体一つで高層ビルの外壁を登るクレイジーなクライマーを操り、最上部を目指すアクションゲームです。最大の特徴はレバーを2本使う独特の操作系でしょう。
命綱無しに生身の人間が高層ビルを登るという荒唐無稽の世界観、他に類を見ない操作体系、斬新なアイデアから高評価を得た、レトロアーケードゲームの名作です。

システム

基本的な操作とシステム

入力デバイスはレバー2本のみです。右レバーで主人公の右腕を、左レバーで主人公の左腕を操作し、ビルの窓サッシをつかんで登っていきます。
屋上に出現するヘリにつかまるとステージクリア。途中、妨害されて落下すると1ミスになり、残機を1つ失います。

右レバーを上に上げると右腕を上げ、左レバーを上に上げると左腕を上げます。
上の段のサッシを掴んでレバーを下げる=腕を下げると体が持ち上がります。これを繰り返せば主人公は1段づつ登っていくことが出来ます。逆にサッシを掴んだ状態で腕を伸ばし下の段を掴んで上の手を下げれば一段だけ降りられます。二段連続で降りることはできません。ステージ開始時に4段登っているため、これによって地上に降りることが出来なくなっています。
レバーを左右に入力すると腕を左右にずらすことができ、片手ずつ隣の部屋のサッシをたぐり寄せれば左右移動ができます。
操作を誤って、両手がサッシから離れるとそれだけで落下してしまいます。通常は片手がサッシから離れている状態でサッシを掴んでいる手を離すことはないのですが、登る操作が速すぎると手を滑らせることも。

屋上まで登ればクリアとなります。その際に、画面上部から飛来するヘリコプターを掴めばボーナス得点が入ります。
一定時間ヘリコプターを掴めないでいると去ってしまい、ボーナス得点が得られません(クリアにはなります)。また、時間経過や落下物への接触でボーナス得点が初期値の半分になると登頂失敗となります(次のステージには進めます)。

様々な妨害物

窓サッシ

窓は時間経過により開いたり閉じたりします。完全に閉じていると窓をつかむことが出来ないため、両手とも窓を閉められると落下してしまいます。

落ちてくる物

落下物は植木鉢・瓶・鉄骨・鉄アレイとさまざまなものがあります。これらに接触した際、片腕が開いていると落下してしまいます。両手ともサッシを掴んでいればセーフですが、この時体勢が崩れ片手を離してしまいます。このため、体勢を立て直す間もなく連続ヒットすると落下してしまいます。特に連続ヒットしやすい鉄骨や鉄アレイは危険です。
ステージ最初の鉄骨や鉄アレイは耐えられる可能性もありますが、一定以上の階に到達すると振ってくる鉄骨や鉄アレイに接触すると問答無用で落下するようになります。
植木鉢などを落とす人は閉じた窓と同じ扱いで、人が出ている窓は掴むことができません。また、エリアによって、同時に出てくる人の最大数は決められています。
落下物に接触するとボーナス得点が初期値の1%だけ減少します。連続ヒットするとその回数だけ減少していきます(連続ヒットの場合は大抵落下しますが…)。

看板

上階から落ちてくる巨大看板に接触すると条件問わず落下してしまいます。
電飾看板から出ている剥き出しの電線に接触すると運次第で落下します。電飾看板自体は通過可能です。

ゴリラ

道中、巨大なゴリラが出現。定位置に陣取ってパンチを繰り出すだけですが、殴られると運次第で落下します。

鳥が出現し卵や糞を落としてきます。卵と糞は落下物と同じ扱いですが、鳥は一定階層に到達するまで画面上を周回するので非常に厄介です。

その他

ビルはところどころ穴があいていたりくびれていたりするため、そういうところでは主人公が選べるルートが狭くなり、障害物回避が難しくなります。
たまに風船が飛んできて、掴まると主人公をある程度上昇させてくれます。
一度ミスすると、そのエリアの障害物は消え、窓サッシだけが開閉するようになります。鉄骨や鉄アレイ、看板の落下があるエリアでミスをした場合、それらの落下もなくなります。このため、同じエリアで連続ミスするようなことは起こりにくくなっています。
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