実際のゲーム画面
『クレイジー・クライマー』アーケード プレイ動画
なぜ住人が物を落としてくるのか?なぜゴリラがいるのか?そもそもなぜビルを登るのか・・・?!
via www.youtube.com
ツッコミ所はたくさんあると思いますが、あまり深く考えてはいけません。
当時のゲームは面白ければ何でもアリだったのです。
一応、販促チラシの設定ではビル火災から逃れるために屋上を目指していることになっているのですが、それはそれで辻褄が合わない部分が多いです……
当時のゲームは面白ければ何でもアリだったのです。
一応、販促チラシの設定ではビル火災から逃れるために屋上を目指していることになっているのですが、それはそれで辻褄が合わない部分が多いです……
評価点
その稀有な操作デバイスからくる体感的直感的な操作方法が非常に気持ち良いです。
リズム良く左右のレバーを上へと入力するだけで登っていくというシンプルな操作方法なのでとっつき易く、障害物もたいてい(ここ重要)何かしら対処方法があるため、コツさえつかめば誰でも遊ぶことが出来ます。
「たいてい」というからには、そうでない場面にも遭遇します。鉄骨や看板が逃げ場のない場所で落下してくるなど…。
当時では珍しかった音声合成も採用しており、上手く登れないときに聞こえる「ガンバレ」という声援や、物がぶつかった時の「イテッ」「アレー!」などの声が印象深かったです。
レバーを2本使うゲームは非常に珍しいです。本作および続編以外では、1983年の『リブルラブル』や1984年の『空手道』などそれぞれ独自の操作性を持った極々少数のゲームに限られます。
リズム良く左右のレバーを上へと入力するだけで登っていくというシンプルな操作方法なのでとっつき易く、障害物もたいてい(ここ重要)何かしら対処方法があるため、コツさえつかめば誰でも遊ぶことが出来ます。
「たいてい」というからには、そうでない場面にも遭遇します。鉄骨や看板が逃げ場のない場所で落下してくるなど…。
当時では珍しかった音声合成も採用しており、上手く登れないときに聞こえる「ガンバレ」という声援や、物がぶつかった時の「イテッ」「アレー!」などの声が印象深かったです。
レバーを2本使うゲームは非常に珍しいです。本作および続編以外では、1983年の『リブルラブル』や1984年の『空手道』などそれぞれ独自の操作性を持った極々少数のゲームに限られます。
問題点
ニチブツのみならずこの頃のゲーム業界ではよくある事でしたが、BGMが全て(おそらく)無断使用楽曲でした。子象の行進、ドラえもんのうた、ピンクパンサーのテーマ、しらけ鳥音頭など。これらは2018年現在でも著作権保護期間内の楽曲です。
移植版ではほぼ全てサウンドが変更されているため、無断使用の可能性は高いです。ただし、鳥出現時のBGMとして使われる「しらけ鳥音頭」は移植版等でJASRACから許諾を得て使用されています。
ラストステージ4面では場合によって進行方向をすべて埋め尽くす即死看板が降ってくるなど、運ゲー化する場面があります。
…実は8面分のデータが入っていたらしいのですが、バグで全4面ループになっています。面数表示も4面クリアで1面に戻ります。移植版でもバグは解消されず、全4面ループのままです。
もしかしたら仕様なのでしょうか…?
移植版ではほぼ全てサウンドが変更されているため、無断使用の可能性は高いです。ただし、鳥出現時のBGMとして使われる「しらけ鳥音頭」は移植版等でJASRACから許諾を得て使用されています。
ラストステージ4面では場合によって進行方向をすべて埋め尽くす即死看板が降ってくるなど、運ゲー化する場面があります。
…実は8面分のデータが入っていたらしいのですが、バグで全4面ループになっています。面数表示も4面クリアで1面に戻ります。移植版でもバグは解消されず、全4面ループのままです。
もしかしたら仕様なのでしょうか…?
総評
本作は他に類を見ない一品物のゲームです。単純操作で解りやすいことも相まって大ヒットを記録しました。看板や鉄骨が外壁スレスレを頻繁に落下する高層ビル、窓枠にしがみついている生身の人間に植木鉢を投げ落とすその住人など、まさにクレイジーな世界観で多くの人の記憶に残る一作となりました。
本作と『ムーンクレスタ』のヒットを受けて、日本物産はただのコピーメーカーから1人前のゲーム開発企業へと成長していったのです。
本作と『ムーンクレスタ』のヒットを受けて、日本物産はただのコピーメーカーから1人前のゲーム開発企業へと成長していったのです。
移植について
via www.amazon.co.jp
本作はさまざまな機種に移植されていますが、前述の通り、全てサウンドは変更されています。また、レバー2本による操作感覚の完全再現に成功した移植はプレイステーション版からでした。
本当は続いて移植版について詳しく書きたいところですが、今回はアーケード版のみの紹介にとどめておきます。大量になって大変なので(笑)。
本当は続いて移植版について詳しく書きたいところですが、今回はアーケード版のみの紹介にとどめておきます。大量になって大変なので(笑)。