さぁ、ご覧ください。今や伝説、「必殺シリーズ」80年代前半に放送されたのがコレです!
2019年11月27日 更新

さぁ、ご覧ください。今や伝説、「必殺シリーズ」80年代前半に放送されたのがコレです!

根強い人気の時代劇「必殺シリーズ」。作品数がありすぎて、何が何だか分からない程です。そこでちょっとまとめてみました。80年代前半に放送された「必殺シリーズ」5作品がコレです!

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新・必殺仕舞人

新・必殺仕舞人

監督:前田陽一、井上梅次、田中徳三
出演者:京マチ子、本田博太郎、西崎みどり、花紀京、原泉、高橋悦史
ナレーター:高橋悦史

放送期間:1982年7月2日~9月24日
前作『必殺仕舞人』で将軍家と縁のある者を暗殺したことで、坂東京山一座は解散。京山はおはなと出家し、これまで自分たちに関わって命を落とした人々を供養する巡礼の旅に出ていた。
一年後、旅を終えた京山とおはなは鎌倉の本然寺に舞い戻り、正式に尼になろうという日を迎えていた。そこに直次郎と、かつての京山一座の踊り子たちが、ヤクザに追われ駆け込んでくる。直次郎たちは藤沢で踊りの興行を打つことになっていたが、当地の興行師に騙され、二十五両で、上州草津のヤクザに売られていた。京山は草津のヤクザと掛け合うために直次郎たちを伴い、草津温泉へ向かう。道中では生き延びた晋松とも再会し、彼も、京山一行に加わる。
自信を持って送り出したはずの「新・必殺仕舞人」。だったはずですが、またしても全13話の1クール止まりの低飛行。なんでかなぁ?話とてしては、「必殺仕舞人」の純粋な続編です。なんでかなぁ?ヒットしなかった作品の続編をなんで作るかなぁ?そこらへん、制作の意図がよく分かりません。
「必殺仕舞人」に続き、「新・必殺仕舞人」もまた作品は悪くないんです。ファンの間での評判は悪くない。ですが、当時はねぇ。旅ものというコンセプトが受け入れられなかったということかもしれません。

新必殺仕舞人 番宣風

当時大人気だった吉本新喜劇の役者、花紀京をレギュラーに加えることで、お笑いの要素を加えるという新機軸を打ち出してはみたものの、なかなか難しかったようです。

必殺仕事人III

やっぱさぁ、旅ものじゃ難しいよなぁ。「仕事人」だよ、やっぱ「仕事人」。という製作スタッフのぼやき声が聞こえてきそうな状況にあったと思われる朝日放送。視聴率が取れない事にはスポンサーは黙ってはいません。しゃあない、「仕事人」や。という偉い人の決断が下され(たぶん)、1982年10月「必殺仕事人III」の放送が開始されることに。
「必殺仕事人III」は、必殺仕事人シリーズの3作目であり、必殺シリーズの19作目にあたります。そして、中村主水シリーズでは9作目となる作品です。
必殺仕事人III

必殺仕事人III

監督:田中徳三、松野宏軌、貞永方久、広瀬襄
出演者:藤田まこと、三田村邦彦、鮎川いずみ、ひかる一平、山内敏男、白木万理、菅井きん、中条きよし、山田五十鈴
ナレーター:中村梅之助
実は「必殺仕事人III」が始まる前、1982年10月1日に特番として「必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合」が放送されました。「新・必殺仕事人」の最終回でバラバラになった「仕事人」のレギュラー陣、中村主水、秀、勇次、加代、おりくが再集結するというファンには嬉しい特番でした。
で、この特番の後を受けて「必殺仕事人III」は放送開始されたのです。
『仕事人大集合』で、多くの仕事人の犠牲と協力の元で、大仕事を完遂した中村主水、秀、勇次、加代、おりくは仕事人チームを再び組むこととなった。

必殺仕事人Ⅲ 1

全38話。「必殺仕事人III」もやっぱり手堅くヒットしました。しかも1983年3月4日に放送された第21話は、必殺シリーズ歴代最高となる、なんと37.1%の視聴率を記録したんです。 強い!強いぞ「仕事人」。
更には、鮎川いずみが歌った主題歌「冬の花」は、必殺シリーズの主題歌としては最大のヒット曲だった「旅愁」以来の大ヒットとなっています。

必殺渡し人

1983年7月から始まった「必殺渡し人」。なんとなく危険な感じがしますね。しかし、制作陣も学習しました。中村主水が登場しないシリーズは、「必殺仕舞人」のような「旅モノ」が主になっていましたが、「必殺渡し人」は江戸が舞台です。
必殺渡し人

必殺渡し人

監督:田中徳三、原田雄一、松野宏軌
出演者:中村雅俊、渡辺篤史、西崎みどり、藤山直美、高峰三枝子
ナレーター:佐藤慶

放送期間:1983年7月8日~10月14日
蘭方医・忍はオランダ人医師を父に、遊女を母に生まれた。彼女を育てるため夜たかにまでなった母親を殺した岡っ引きに復讐したのが、渡し人稼業への第一歩だった。そして、忍の診療所近くに暮らす惣太と大吉を仲間にし、闇で悪に裁きを下して行く!
殺し担当の主要メンバーが三人というシンプルな設定。そして、殺しのシーンには「新・必殺仕置人」から受け継いだレントゲン映像が登場。これは贅肉を削ぎ落とし、原点回帰をもくろんだ作品ですね。実際、昔ながらのファンからは高い評価を受けたと言われています。

必殺渡し人 番宣風

硬派な内容だった。評価は受けた。が、放送回数またしても13回。またしても1クールで終了。当時大人気の中村雅俊を抜擢し、強姦、スワッピング、SMと言った性描写満載だったんですけどねぇ。。。

苦しい、実に苦しくなってきました「必殺シリーズ」。果たしてこのまま打ち切りとなるのか!それとも起死回生となる作品が飛び出すのか?!80年代中盤の「必殺シリーズ」の行方は如何に?!でも、それは、またの機会に。
39 件

思い出を語ろう

     
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  • なりとし 2019/11/29 01:09

    わかってない記事ですね
    こんなクソ記事を鵜呑みにしないでいただきたいなと思ったらコメントが皆様否定的なので安心しました。ディスられてる仕舞人は傑作ですよ。

    はむたろ 2019/11/28 22:39

    必殺シリーズの何たるかがわかっていない輩が必殺シリーズを語るとこうなるのね?ただし、コメントをみるとわかっている方ばかりで安心しました。
    仕事人は長いだけで後半はタイトルからして駄作が多い。まさに仕事人を境にして、仕事人以前と以後が語られるほどである。
    その中での13本シリーズは、剣劇人まで様々な形を取りながらの傑作が多いのもうなづける。

    からくり屋 2019/11/28 20:02

    勉強不足❗

    とーいち 2019/11/28 16:13

    認識違いも甚だしい( *`ω´)
    新・仕舞人も渡し人も初めからワンクールで制作されてます。
    視聴率も15〜20パーセントありました。
    過去作のからくり人シリーズもワンクールです。
    もう少し勉強してからおいでなせい。

    つと 2019/11/28 13:28

    仕舞人無印も新仕舞人も渡し人も最初から13回放送って事は決まっていたみたいですよ。からくり人から非主水シリーズは1クールですし。(うらごろし以外は)でも仕切人の18回は健闘した!3話から極端につまらなくなったけど。
    (^ω^;);););)

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