2016年1月21日 更新

「ぎょう虫検査」が廃止!あのキューピーみたいなキャラ(実は名前があるって知ってた!?)ともお別れです=3

小学校の健康診断の定番「ぎょう虫検査」。粘着性の透明なセロハンテープを肛門に貼り付けて、肛門周辺に産み落とされたぎょう虫の卵を見つけるという、あの有名な検査です。今年からぎょう虫検査が廃止となりますが、なぜなのでしょうか?

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小学校の健康診断の定番だった「ぎょう虫検査」の義務づけが、今年から廃止されました。

ぎょう虫検査

粘着性の透明なセロファンテープを肛門周囲にしっかりと貼り付けて、肛門周辺に産み落とされた卵を貼り付けて顕微鏡でぎょう虫の卵を見つける検査です。
ぎょう虫検査用セロファン

ぎょう虫検査用セロファン

出典 illpop.com
こんな感じで肛門にセロファンをペタリとくっつける。

こんな感じで肛門にセロファンをペタリとくっつける。

実際は親にペタリとしてもらっていた人も多いことでしょう(笑)

地域で違ったぎょう虫検査用セロファン

私の地域では、大きな円と真ん中に十文字、つまり◎に「+」模様のものでしたが、東京では「渦巻き模様」だったみたいです。

アナタはどっちを使ってましたか?
東京以外ではこの「ウスイ式」

東京以外ではこの「ウスイ式」

◎に「+」模様
東京ではこの「ピンテープ」

東京ではこの「ピンテープ」

渦巻き模様
東京だけテープの種類が異なる理由については、実際、商売が絡んでいるそうです。かつて「ポキール」(ぎょう虫の虫下しの商品名ですね)を販売していた三共製薬が「ポキール」販売促進のために「ウスイ式」(東京タイプではない方、青い◎印のやつです)テープの販売権を取得して全国の寄生虫予防協会にに卸していたそうです。
(現在も東京全域と千葉の一部以外はほぼ「ウスイ式」が制圧しているはずです。)
 ところが、東京都寄生虫予防協会とは価格面で折り合いがつかず、都の協会は独自に「ピンテープ」(東京タイプの、渦巻きが書いてあるやつです)を開発した、という経緯があるとのことです。

ぎょう虫卵検査で陽性だったら!?

基本的にぎょう虫がいると、お尻がかゆくなり、かゆさの為おちつきがなくなったり、ひどいと寝不足になったり、内臓の組織に侵入した場合には、大変な病気になったりします。
検査結果が陽性になった場合には、ぎょう虫を駆除するために、コンバントリン等の薬を服用することになります。
ぎょう虫や回虫など寄生虫を駆除する「コンバントリン」

ぎょう虫や回虫など寄生虫を駆除する「コンバントリン」

1回投与で駆虫率は90%以上ですが、幼若虫にはあまり効果がないので、2週間後にまた同量のコンバントリンを服用します。
そして、陽性が出た本人だけではなく、家族全員が行う必要もあります。
家族の中から一人でもぎょう虫に寄生されていた場合、別の人にもうつっている、もしくは別の家族から移った事も考えられるからです。

ぎょう虫検査はなぜ廃止に?

検査をはじめた1958年(昭和33年)頃と比べ、寄生虫感染率が激減し、最近では検出率が1%以下で推移していたことから“省略可能”と判断されたようです。
ぎょう虫などの寄生虫卵検査は小学3年生以下に義務づけられ、昭和33年から行われている。多くの学校で、肛門にセロハンテープを貼り、ぎょう虫の卵の有無を調べる検査を実施してきたが、衛生環境の改善に伴い、子供の寄生虫感染率は激減。過去10年の検出率は1%以下だった。

文科省によると、小学生の寄生虫卵保有は、祖父母世代(昭和33年度)が29・2%、父母世代(58年度)が3・2%に対し、子世代(平成25年度)は0・2%となっている。
劇的に減っていますね。

劇的に減っていますね。

ただ、沖縄県など南の地域は今でも発生率が高いことから廃止すべきでないという意見もあり、文科省は「地域によっては学校の判断で継続するよう指導する」と説明しています。

廃止後、ぎょう虫検査はどこで受ければいい?

低い検出率とはいえ、1%程度は検査にひっかかる人もいるわけで、やっぱり検査しておきたいっていう人もいると思います。そんなときは最寄りの病院や保険所などで検査が可能とのことです。
(地域によっては検査を終了しているところもあるので、事前確認の上、行かれることをお勧めします。)

「丸和太郎」と聞いてピンとくる方!貴方は“マニア”です

ちなみに、「ウスイ式」を使っていた方で、羽根の生えたキューピーみたいな謎のキャラクターを覚えている人も多いのではないでしょうか。あの“使う時の姿勢”に書かれているキャラクターです。

コレ、巷では「丸和太郎」と呼ばれているそうですよ。
キューピーみたいなキャラ「丸和太郎」

キューピーみたいなキャラ「丸和太郎」

理由は記入例が「丸和太郎」と書いてあるから!

理由は記入例が「丸和太郎」と書いてあるから!

実際に「丸和太郎」が正しいかは不明です(笑)
そして、なぜか東京で使われているぎょう虫検査用セロファン「ピンテープ」のキャラクターもキューピー似!
なぜどちらもキューピー似なんでしょう!?

なぜどちらもキューピー似なんでしょう!?

※キャラクター名称不明

変わる学校健診、「座高検査」も廃止へ!

1937年から実施されていた「座高検査」

1937年から実施されていた「座高検査」

座高の測定は内臓の発育などを確認(胴長は健康的で良いとされていた)することが目的だったとされています。
長く続けられてきた座高の測定ですが、学校現場や医師からは「座高の結果を活用したことはない」などの指摘があり、こちらも2016年度からは廃止されることになりました。
必用ないものはどんどん無くせばいいともちろん思いますが、変わっていく学校健診に、少し寂しさを覚えてしまうのは、歳のせいでしょうかね(笑)
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