80年代の流行語大賞覚えてますか??
2016年9月9日 更新

80年代の流行語大賞覚えてますか??

毎年、年末に発表される流行語大賞。最近はお笑い系の言葉が多いけど、80年代はどうだったでしょうか?

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新語・流行語大賞とは?

新語・流行語大賞(しんご・りゅうこうごたいしょう)は、その年1年間に発生した「ことば」のなかから、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選び、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞。2004年(平成16年)よりユーキャン新語・流行語大賞に改称している。

1984年

◆新語:オシンドローム
・受賞者:ジェーン・コンドン(『タイム』フリー記者)
http://www.academygakuin.com/blog/oshin.jpg (71021)

1983年のNHKの連続テレビ小説「おしん(wp)」の国民的人気をあらわした言葉。

おしん(oshin)+シンドローム(syndrome)。アメリカの雑誌「タイム(wp)」の記者が造った造語 oshindrome。
●流行語:まるきん まるび
・受賞者:渡辺和博(イラストレーター)
http://llrecord.music.coocan.jp/IMG_7477.JPG (71024)

行動がすべてプラス方向に向かい高収入を得られる金持ち「○金」(まるきん)、行動がすべて裏目に出ていつまでも底辺にいる=貧乏な「○ビ」(まるび)」を対比させ、その典型像を図解し、「一億総中流」と言われた当時、同じ職業の中に存在する階層差・所得格差を戯画化した。同書はベストセラーとなり、「○金・○ビ」は同年の第1回流行語大賞を受賞した。

1985年

◆新語:分衆
・受賞者:近藤道生(博報堂生活総合研究所社長)
http://ecx.images-amazon.com/images/I/61QXsDXjnHL._SL500_SY344_BO1,204,203,200_.jpg (71028)

分衆(ぶんしゅう)とは1985年に博報堂生活総合研究所編の「分衆の誕生」にて定義され、同年の新語に選ばれた語である。ある製品が普及し1世帯あたりの平均保有数が1以上になることをいう。たとえば自動車やテレビのように1世帯に1台だったものが1世帯に2台ないしは1人1台のように状況が変化することである。
●流行語:イッキ!イッキ!
・受賞者:慶應義塾大学体育会
http://www.ask.or.jp/ikkialhara_images/ikkialhara_case1.gif (71031)

一気一気は飲み会で誰かが一気飲みする際、周りの人が盛り上げるための囃し(はやし)言葉である。また、誰かに一気飲みさせるための掛け声としても使われる(一気コールという)。一気一気は慶応大学の体育会が使い始めたもので、その後学生の飲み会・コンパで使われるようになり、最終的に社会人の間でも普及。ただし、一気一気の普及とともに急性アルコール中毒による事故も多発し、禁止する店が増えた。『イッキ!イッキ!』は1985年の流行語大賞流行語部門で金賞を受賞している(受賞者は慶応義塾大学体育会代表)。

1986年

◆新語:究極
・受賞者:雁屋哲
http://tomehei.up.n.seesaa.net/tomehei/image/E6B5B7E58E9FE99B84E5B1B1.jpg?d=a1 (71035)

新語でもない「究極」が選ばれた理由は、本来の意味とは別のニュアンスで使用したことによる。あらゆる料理に究極を求める、いわゆる“グルメブーム”の火付け役となった言葉である。ほかにも「究極の温泉」のようにつかわれ、マニアックな日本人を表現する語としては、ピッタリであった。
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