もはや伝統芸能とさえ呼ばれている「ダチョウ倶楽部」について。
2017年1月23日 更新

もはや伝統芸能とさえ呼ばれている「ダチョウ倶楽部」について。

いまや出川哲朗と双璧を成す「リアクション芸人」の大御所、ダチョウ倶楽部。誰もが知るそのマンネリ芸はもはや「ウケる」「ウケない」は問題でなく、伝統芸能とさえ称されることがある。

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上島の芸。クルリンパと言いながら、叩き付けた帽子を手際よく頭にのせる。「訴えてやる!」等とのあわせ技。

ただし本人もいつ使っていいのか分からないことを後輩に漏らしている。発展技として逆回転する「パラリンク」がある。

「(上島)押すなよ!押すなよ!絶対に押すなよ!」

「(上島)押すなよ!押すなよ!絶対に押すなよ!」

「(上島)押すなよ!押すなよ!絶対に押すなよ!」

上島が熱湯風呂に入る時の決まり文句で、「押すなよ」は準備中、「絶対に押すなよ」は準備完了(押してくれ)の合図である。初出は上島が熱湯兄弟の長男も務めた「スーパージョッキー」(日本テレビ)の名物企画「熱湯コマーシャル」。

上島の解説では、このセリフを言う直前に肥後・寺門に指を出し、その指の本数分「押すなよ」と言ったら2人が押すという時もある。

肥後と寺門が本当に押さず、しばらく経ってから上島が「押せよ!」とキレるパターンもある。

現在では熱湯以外のシチュエーションにおいても、「~するな」という文句が暗に「~しろ」と示しているものとし、お笑いにおける暗黙の了解の一つとして用いられている。

これには続きがあり、上島が熱湯風呂に突き落とされ溺れ助け出された後、仰向けにされ、心臓マッサージの要領でおなかをさすられると、噴水のように水を口から出す。そして目を覚ました後不意に立ち上がり、カメラに向かって一言ネタでオチをつける。なぜか「ハッピーターン」が使われやすい。

その他の伝統芸 その①

数々の伝統芸が並びます

数々の伝統芸が並びます

「ヤー!!」

登場時の掛け声として多用。掛け声と同時に、両手を斜め前に出すが一方の手を短くしズラす


「ムッシュムラムラ」

目の前に水着美女が居た時に拝むように放つ。元は関敬六のギャグ


「つかみはOK!」

あまりウケないギャグをやった後に行うが、初めからこのネタを言うためにその前のギャグが存在することすらある。初の冠番組のタイトルにもなる。元々は笑福亭笑瓶の発言で生まれた


「みんな仲良く脇(和気)・アイ!アイ!」

「金貸してくれ!」

(「バカじゃないの?」などと言われた後、怒ったような感じで)「何?バカ?」 (急にバカっぽく)「はは~ん、バカだなぁ!」(元はWけんじのネタから来ている)


「ごめ~んなチャイチャイチャイニーズ」

ウンナンの気分は上々の企画で生まれたギャクで、作ったのは上島である。元々はテンションが低いギャクがったのだが、居酒屋の店員に披露したときは、多少テンションを上げて披露したがあまり受けなかった。しかし、現在では何かミスして謝罪する場面に多用されるギャグとなる。


「ストッピング!」

「この○○(料理名)は甘からず、辛からず、かといって美味からず」「まずいんじゃね~かよっ!」(以前自動車雑誌「J's Tipo」で別人による同じネタが掲載された。ただそのときのオチは「もう食うな!!」だった。)


「ヨゴレでごめーんねっ」

「カットしないでね」

連続でネタを披露する際に、次のネタに移るタイミングで挟む。これを行うことでカットを入れた際にすぐ分かるようになるので、結果的につまらないネタでも全てオンエアされる。


「あれ いつの間に」

熱湯風呂などを用意された際に、企画をやるならあらかじめ告知してくれなくては困るという趣旨の発言をしながらも服を脱ぎ、その下にはすでに水着が装着されている。現在では「聞いてないよォ」が使われなくなりこちらのパターンが多い。


「そんなお前にチェックメーイト!」

このギャグもいつ使うべきなのか分からず、未だ手探りである。


「上島竜兵○歳、代表作これと言ってなし」

「ナイスネイチャー!」

寺門がネイチャージモンとして相手を褒めるときに使う褒め言葉。対語は


「バッドネイチャー」

「フェー!フェー!フェー!」(上島がやるフェーフェーおじさん)

「殺す気か!」これをグレードアップさせた「殺せー!」

ジャンプ

ジャンプ

ジャンプ

何らかの理由で上島が怒り、足を地面に叩き付けると、その衝撃(?)で周りの芸人がピョンと軽く飛び上がる。(後にこのアイデアはとなりのトトロのパクリだったと上島がカミングアウト)

最初は周りの数人が飛び、なんども繰り返して飛び上がる人数を増やしてゆく。状況によってはスタジオにいるスタッフや観客も飛び上がり、最後にダチョウ倶楽部の3人で「ご協力ありがとうございました」と言う事も多い。

「どうぞどうぞ」と同じく汎用性の高いギャグ。誰もジャンプせず上島がキレるパターンも存在する。

キス

キス

キス

上島が他のメンバー、主に肥後や出川哲朗・カンニング竹山などと1対1の口論になり、ヒートアップして互いに相手に詰め寄るが、何故かキスをしてしまい、和解して丸く収まる。だが、土田や有吉には詰め寄ってもほとんど拒否されている。

ケンカ

ケンカ

ケンカ

ひな壇や多くのタレントがいる時に使われ、上島が怒り出し相手の下へ詰め寄っていき、周囲がケンカを止めようと取り囲んでいるといつの間にか上島が下着一枚になっており、カメラに向かって「ハッピーターン」などの一発ギャグで締める。

変形パターンとして、取り囲みの解除が早く、脱いでいる最中の姿を見せられるといったパターンも存在する。「どうぞどうぞ」と共に汎用性も高く司会が続けざまに他のタレントに振る時もある。

「やってくれたな!」

「やってくれたな!」

「やってくれたな!」

上述のジャンプやケンカなど周囲の暗黙の協力で行われるギャグにおいて、「ジャンプしない」「取り囲み解除が早い」等、周囲が故意に成立させず、結果上島がスベった空気になり、「やってくれたな!」とキレる。

その他の伝統芸 その②

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