ロボコップ(1987年版)
Robocop soundtrack MAIN THEME - YouTube
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『ロボコップ』(RoboCop)は、1987年に公開されたアメリカ映画およびこの映画に登場する架空のサイボーグのニックネーム。
殉職した警官の遺体を利用したサイボーグ警官「ロボコップ」が活躍するSFアクション映画である。
主人公は人体と機械を合わせたサイボーグではあるが、物語上、開発した会社の思惑によりロボという言葉が冠せられている。
同じアメリカ映画である『ターミネーター』などと同様、低予算で作られながらも興行収入5300万ドルを超えるヒット作となった。
本作の人気により、続編の『ロボコップ2』や『ロボコップ3』が制作され、後にテレビシリーズやアニメ、アメコミなども製作された。
舞台は近未来のデトロイト。
かつて自動車産業で栄華を誇ったこの街は犯罪都市と化し、巨大コングロマリット企業『オムニ・コンシューマ・プロダクツ(OCP、通称オムニ社)』によって警察(民営化されていて警察官から一般職員に至るまで会社員)を含む街全体が支配されていた。
アレックス・マーフィ巡査は、一連の警官殺しにおける犯人とされ指名手配中のマフィアであるクラレンス一味を追っていた。
マーフィはカーチェイスの末に一味の隠家を発見、潜入するも惨殺される。
犯罪撲滅のため「警官のロボット化」を企画していたオムニ社は、死亡診断が下されたマーフィの死していない生体部分を部品として利用、彼をロボコップとして蘇らせる。
ロボコップは驚異的な性能で優秀な成果を上げ、街の治安は少しずつ取り戻されて行った。しかし、ロボコップ自身は人間だった頃の記憶の断片に悩まされ、ついには自分が何者であったかを知ってしまう。
ロボコップ (2014年版)
『ロボコップ』映画オリジナル予告編 - YouTube
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『ロボコップ』(RoboCop)は、ジョゼ・パジーリャ監督による2014年のアメリカ合衆国のSFアクション映画である。
1987年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画『ロボコップ』のリメイクかつリブートで、通算では4作目である。タイトルロールはジョエル・キナマンが演じる。
2005年にスクリーン・ジェムズにより初めてリメイクが発表されたが中止となった。
その後MGMにより企画が進められ、ダーレン・アロノフスキーが監督、デヴィッド・セルフ(英語版)が脚本に起用され、2010年公開が予定された。
その後度重なる製作延期の末、2011年にパジーリャが新たに契約を交わした。
2012年3月、MGMは2013年8月公開を発表したが、後に2014年2月に変更された。
主要キャストは2012年3月から7月頃に決定した。主要撮影は2012年9月にカナダのトロント、バンクーバー、ハミルトン、さらにアメリカ合衆国のデトロイトで行われた。
2028年。デトロイトに本拠を置く巨大企業『オムニコープ社』は軍事用ロボットを海外で採用させ莫大な利益を得ていたが、アメリカ本国でだけは販路拡大を阻まれ、苦戦を強いられていた。
ロボット配備を規制する『ドレイファス法』と、それを支持する多くの議員。何より、心を持たず命の尊さを解さないロボットに人間の生殺を任せることに、世論の根強い反発があるためであった。
国内にも販路を拡げたいオムニコープは、パット・ノヴァック司会のTV番組等を利用して世論誘導に努めるが、なかなか上手くいかない。この状況を打破すべく、CEOのレイモンド・セラーズはサイボーグ技術の権威であるデネット・ノートン博士に協力を求め、『ロボコップ』計画を立ち上げる。
機械のボディに人間の頭脳を融合させた『ロボコップ』を造り出し、警官として活躍させることで、心無きゆえに嫌われてきたロボットを「人々に愛される」製品に変えようというのであった。
被験者として選ばれたのはアレックス・マーフィ刑事。彼は相棒のジャック・ルイス刑事と共に武器の密輸組織の内偵を進めていたが、汚職刑事のタレ込みから組織の仕掛けた爆弾によって極度の重傷を負っていた。
彼の妻クララの同意を得たノートン博士は、アレックスの身体のほとんどを機械に改造し、ロボコップとして蘇らせる。当初は変わり果てた自分の姿に絶望し死を望むアレックスだったが、妻と息子のために生きろというノートン博士の説得を受け、ロボコップとしての活動に同意するのだった。
しかし、性能テストを開始して早々にロボコップは問題を露呈。情報経路が複雑な上に感情ゆえの迷いを持つロボコップは、通常のロボットより遥かに判断が遅く、社の求める性能を満たせない。
ノートン博士ら技術陣は火器管制プログラムを強化しドーパミンの分泌を制御するなどして性能アップに努めるが、その結果アレックスは感情を抑制され、妻や子供、ルイスを見ても機械的な対応しか出来ない文字通りのロボットと化してしまう。
アレックス・マーフィ(ロボコップ)の俳優比較
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ジョエル・キナマン(Joel Kinnaman、本名: Charles Joel Nordström)
スウェーデンのストックホルム出身の俳優。
高い評価を受けたスウェーデン映画『イージーマネー』への主演と、グルドバッゲ賞(スウェーデン語版)助演男優賞へのノミネートをもたらした『Johna Falk』シリーズのフランク・ワグナー役で知られる。
2002年から演技を始める。
2009年の映画『I skuggan av värmen』で名を知られ、『Johan Falk』シリーズ6作でさらなる人気を得た。
2010年1月に公開された『イージーマネー』は世界的な注目を集めた。
高い評価を受けたスウェーデン映画『イージーマネー』への主演と、グルドバッゲ賞(スウェーデン語版)助演男優賞へのノミネートをもたらした『Johna Falk』シリーズのフランク・ワグナー役で知られる。
2002年から演技を始める。
2009年の映画『I skuggan av värmen』で名を知られ、『Johan Falk』シリーズ6作でさらなる人気を得た。
2010年1月に公開された『イージーマネー』は世界的な注目を集めた。
ロボコップの武器比較
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ロボコップの標準装備の拳銃。通常は右大腿部に格納されており、戦闘時にはロボコップの手をレーダーで感知して取り出すことが出来る。
セミオート及びフルオートの切り替えが可能。作中では強固なロングバレルに頑丈かつ確実な動作性で、ロボコップの能力も相まって正確無比な命中率を誇る。
この銃は全くの架空銃ではなく、ベレッタ社の3点バーストでの射撃が可能な拳銃のM93Rに大型のスタビライザーを取り付けたものである(作中の小道具も実銃の外観をそのように改造して使用している)。
なお、作中ではほとんど弾倉を再装填せずに射撃しているが、2作目の『ロボコップ2』では弾倉を再装填するシーンを確認することができる。
クラレンス一味に「ロボコップの破壊」を指示したオムニ社のリチャード・ジョーンズが、彼らに与えた強力で対戦車ライフルのような外観を持つ大型の銃器。爆発する弾頭を連射可能となっており、照準器は電子制御のハイテク兵器である。
廃工場での死闘の末にロボコップが奪い、オムニ社の玄関を警備していた重武装マシン「ED-209」の撃破に利用した。
この銃も上記の銃と同様、アンチマテリアルライフルのバレットM82A1が元になっており、2km程度の遠距離や航空機内のハイジャック犯の狙撃に使用される。
ウィスコンシン州スティーブンスポイント出身。身長183cm。
1970年代より舞台に出演。1987年に映画『ロボコップ』に主演したことで有名。ウィリアム・バロウズの小説を映画化した『裸のランチ』では、原作者のバロウズをモデルにした人物であるウィリアム・リーを演じた。
近年は、名探偵モンク、アンダー・ザ・ドームなど数々のテレビドラマの監督も務めている。