作者曰く、連載前の考案当初は女性キャラで、顔のモデルは工藤夕貴。
機動警察パトレイバー「後藤 喜一」
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後藤のキャラクターデザインの経緯については、ゆうきまさみの公式ホームページにおいて語られており、それによると、本作の企画段階で、隊長の初期キャラクターデザインを監督の押井守と脚本の伊藤和典にダメ出しされた時に、最初に浮かんだイメージが岡本喜八の映画『殺人狂時代』の主人公「桔梗信治」(「表向きはだらしなくとぼけている」+「実は不気味にかっこいい」という雰囲気のキャラクター)だったという。さらに、後藤が警察官ということで、黒澤明の『天国と地獄』に登場した戸倉警部の風貌に先述の「桔梗信治」の性格を乗せた感じの絵を描いてみたところ、OKが出たという。つまり、後藤のキャラクターは、戸倉警部の風貌+だらしなさそうで不気味にかっこいい「桔梗信治」の性格というイメージを合成したもので、後藤のモデルは、その両者を演じた仲代達矢である。初期の名台詞「みんなでしあわせになろうよ」は、映画版『熱海殺人事件』で仲代が演じた役の台詞。
機動警察パトレイバー「甲斐 冽輝」
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映画『天国と地獄』にちなんで、後藤が仲代達矢をモデルにしたのに対し、甲斐は山崎努をモデルにしている
笑ゥせぇるすまん「喪黒福造」
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喪黒のふてぶてしい容貌はタレントの大橋巨泉からヒントを得ている[2]。なお、この作品は後にアニメ化されるが、後述の通りモデルとなった大橋巨泉が司会のバラエティ番組『ギミア・ぶれいく』の枠内で放送された。