2021年5月21日 更新
【訃報】漫画家・三浦建太郎さん死去。「ベルセルク」「王狼伝」「ドゥルアンキ」など
漫画「ベルセルク」などで著名な漫画家・三浦建太郎さんが5月6日、急性大動脈解離のため亡くなっていたことが明らかとなりました。54歳でした。
【訃報】「ベルセルク」の漫画家・三浦建太郎さん死去。
漫画「ベルセルク」などで著名な漫画家・三浦建太郎さんが5月6日、急性大動脈解離のため亡くなっていたことが明らかとなりました。54歳でした。
第一報はこちらです!
三浦さんは1966年、千葉県出身。日本大学藝術学部入学後に商業誌デビューを果たし、大学卒業後は本格的に漫画家としての活動を開始。1989年より白泉社「月刊アニマルハウス」にて漫画「ベルセルク」の連載を開始しました。同作はシリーズ累計4000万部の大ヒットとなり、また同作と並行して「王狼伝」「ギガントマキア」といった作品も執筆。2019年からは「ヤングアニマルZERO」にて「ドゥルアンキ」の原作・プロデュースを担当するなど、精力的な活動を展開していた中での突然の訃報となりました。
こちらは三浦さんの近影。
漫画家・三浦建太郎が遺した作品を振り返る。
「ベルセルク」のロングヒットが有名な三浦さんですが、三浦さんの携わった作品の中で特筆すべきものは他にも多数存在します。ここでは、三浦さんが遺した名作の数々を軽く振り返っておきましょう。
ベルセルク
まずご紹介するのは「ベルセルク」。1989年から連載が開始され、現在も白泉社「ヤングアニマル」にて連載中でした。三浦さんを代表する、中世ヨーロッパを土台としたダークファンタジーであり、2002年には第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞。またテレビアニメ・劇場版アニメなどでたびたび映像化されています。
王狼伝
1989年から1990年にかけて白泉社「月刊アニマルハウス」にて連載された、「王狼」および「王狼伝」。当時「ベルセルク」の執筆に行き詰っていた三浦さんが、原作者・武論尊と手を組んで執筆した歴史ものであり、義経=ジンギスカン説を採用した空想歴史ロマンでした。
ギガントマキア
2013年から「ヤングアニマル」にて短期連載された「ギガントマキア」。実に24年ぶりとなる三浦さんの新作漫画であり、ほとんどの生物が死滅した未来の地球における謎の少女と戦士の旅と戦いを描いたSFファンタジーでした。
ドゥルアンキ
2019年から「ヤングアニマルZERO」にて連載が開始された「ドゥルアンキ」。太古の世界を舞台に、「龍」の名を授けられた子・ウスムガルが英知を用いて新たな神話を築くという物語で、三浦さんは原作とプロデュースを担当していました。
-
コメントはまだありません
コメントを書く
※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。