個性派俳優が演じた『愛と追憶の日々』って?今だからもう一度観たい
2020年5月27日 更新

個性派俳優が演じた『愛と追憶の日々』って?今だからもう一度観たい

アカデミー賞11部門ノミネート、5部門受賞した1984年の映画『愛と追憶の日々』(Terms of Endearment)は、30年以上たった今でも色褪せず、母と娘の愛情を30年に渡って描いた作品です。個性豊かたなキャストとともに振り返ります。

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母と娘のぶつかり合いと愛情あふれるヒューマンドラマ【ネタバレあり】

母親のオーロラと娘のエマは、しょっちゅうケンカを繰り返しながらも、お互いを大切にしている親子。

オーロラは早くに夫を亡くし、娘を一人で育てますが、娘エマは若くして、大学教師のフラップとできちゃった結婚をし、家を出ます。

オーロラは一人になり、隣に引っ越してきた元宇宙飛行士ギャレットに好意を抱くようになります。

未亡人からなかなか一歩踏み出せなかったオーロラは、思い切ってギャレットと恋仲になりました。

エマは3人の子どもを授かるも、夫フラップの教え子との浮気から夫婦仲には隙間ができ、最終的にはお互いに浮気をし、ダブル不倫状態へ。

エマは子どもたちを連れてオーロラの元へ戻りますが、結局フラップを許し戻っていきました。

ギャレットは一人の女性と踏み込んだ関係になることができず、オーロラと分かれてしまいます。
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物語前半は、コメディタッチの展開で物語は軽快に進みます。

後半は、エマが病になり、オーロラは子どもたち3人を面倒みながら、エマの看病をします。

ギャレットはオーロラのもとに戻り、2人はようやく素直に気持ちを伝えて、再びよりをもどします。

物語の結末は、エマとの早すぎる別れを迎え、悲しみに満ちたものでありながら、最愛の娘が残した子どもたちを守る決意にオーロラの強さを感じるエンディングでした。

作品のみどころは、母と娘の30年間に渡る物語だけではなく、深い愛情を感じることができること、そして、母オーロラが人生の後半に出会ったギャレットともう一度恋に落ち、その姿がかわいらしいところではないでしょうか。

念願のアカデミー主演女優賞を獲得:シャーリー・マクレーン

主演を務めたシャーリー・マクレーンは、ブロードウェイのダンサーとしてデビューし、その後映画女優となりました。

1960年に『アパートの鍵貸します』(The Apartment)で主演を務め、ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞、ヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞するも、アカデミー主演女優賞はノミネートだけで獲得できませんでした。
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オードリー・ヘップバーンとダブル主演で演じた『噂の2人』も印象的でした。

同性愛に対して、今の時代からは考えられないような内容が考えさせられます。

ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされますが、受賞は逃しました。
1977年に公開された『愛と喝采の日々』(The Turning Point)でも、元バレエダンサー役を好演。

作品自体も大ヒットし、アカデミー賞では10部門でノミネートされるも無冠に終わりました。
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シャーリー・マクレーンは『愛と追憶の日々』でついにアカデミー主演女優賞を勝ち取りました。

満を持してというか、この作品までに5回も主演女優賞にノミネートされていながら、獲れなかったのが不思議なぐらいではないでしょうか。

名実ともにベテラン女優となり、現在も女優として活躍中です。

変わり者を演技させたらこの人しかいない:ジャック・ニコルソン

デビューから今日に至るまで計12回のアカデミー賞ノミネート経験(主演8回、助演4回)と3回の受賞歴(主演2回、助演1回)を持つ。アカデミー賞に12回のノミネートは男優としては最多で、また1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代と各世代毎にノミネート経験を持つ俳優の一人(残りの二人はマイケル・ケインとポール・ニューマン)でもある。ゴールデングローブ賞も計7回受賞し、1999年に功労賞を授与され、俳優として多くの俳優に多大なる影響を与えた。
1969年公開の『イージーライダー』で、アルコール中毒の弁護士であるハンソン役を演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされ、一躍有名になりました。
6年後の『カッコーの巣の上で』でアカデミー主演男優賞を受賞し、作品は、アメリカだけで興行収入1億ドルを超える大ヒット。

物語は、主人公は刑務所での強制労働を免れようと、精神異常を装って入院するところから始まります。

入院先の病院で他の入院患者を巻き込んで事件を起こし、人間性までを統制しようとする病院へ抵抗する姿を描いた作品でした。
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1980年の『シャイニング』(The Shining)でも強烈なインパクトを残しました。
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