【おニャン子クラブ】おニャン子なのに歌が上手かった!ソロでも活躍したメンバー4選
2022年9月11日 更新

【おニャン子クラブ】おニャン子なのに歌が上手かった!ソロでも活躍したメンバー4選

おニャン子クラブの歌唱力は、歴代の女性アイドルグループの中で、最も残念なレベルにあることは誰しも認めるところでしょう。しかし、ソロとしては、他のグループを凌駕する、歌唱力抜群のメンバーがいました。今回は、歌唱力で高評価を得ているメンバーの中から、4人をピックアップしてご紹介します。

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工藤静香

ソロデビューを果たしたメンバーの中で、最も成功したのが工藤静香でしょう。

彼女は、おニャン子クラブに加入する前、セブンティーンクラブという女性アイドル3人組の一人として活動していました。(因みに、元プロ野球選手の清原和博の元妻、亜希も同メンバーです。)デビュー曲は『ス・キ・ふたりとも!』。厳密には、このシングルが彼女の歌い手としてのデビューです。しかし、グループは一年程で解散。その直後、おニャン子クラブに加入します。

加入してしばらくは、歌唱力を発揮する場がなく、初めての抜擢が渡辺満里奈『深呼吸して』バックコーラスでした。そして、加入から約一年経った1987年4月。ようやく新ユニット "うしろ髪ひかれ隊" のメンバーに抜擢され、生稲晃子斉藤満喜子とともにユニットデビューを果たします。デビュー曲『時の河を越えて』は、オリコンチャートでナンバーワンを獲得。おニャン子クラブの解散後も、活動を続けました。

そして、おニャン子クラブが解散したその日、1987年8月31日。『禁断のテレパシー』で、ついにソロデビューを果たします。それまでのおニャン子のイメージを払拭するかのようなロックテイストの曲で、ソロでもナンバーワンを獲得。その後の活躍はここで触れるまでもないでしょう。
工藤静香『禁断のテレパシー』

工藤静香『禁断のテレパシー』

工藤静香 = 禁断のテレパシー =

城之内早苗

幼少期から民謡、三味線を習い、おニャン子クラブ加入前にすでにレコーディング経験まであった城之内早苗。所属レコード会社からのすすめで、おニャン子クラブのオーディションに応募すると、「ザ・スカウトアイドルを探せ!」では自慢の歌声を披露し、見事合格を勝ち取ります。

"歌が下手" というイメージのおニャン子クラブの中では、一人だけずば抜けた歌唱力を持っていましたが、メンバーとはとても仲が良く、グループにも歌にもとても馴染んでいました。しかし、そんな逸材をこのまま放っておくはずはなく、加入した翌年の1986年6月、ついにソロデビューを果たします。

デビュー曲は、演歌『あじさい橋』。おニャン子クラブから、まさかの演歌歌手誕生です。作詞・作曲は、あの美空ひばりの『川の流れのように』と同じコンビ、秋元康&見岳章です。おニャン子ブーム絶頂期の勢いも手伝って、演歌で史上初めてオリコンシングルチャート初登場ナンバーワンを獲得しました。

おニャン子クラブ解散後も演歌歌手として活動し、数々の音楽番組やものまね王座決定戦などに出演。近年も新作のシングル、アルバムをリリースし、活躍を続けています。
城之内早苗『あじさい橋』

城之内早苗『あじさい橋』

城之内早苗 あじさい橋

河合その子

おニャン子クラブからは全部で10数名のメンバーがソロデビューを果たしていますが、その第一号が河合その子です。

デビュー曲『涙の茉莉花LOVE』は、彼女のかわいらしさが前面に出た曲でしたが、3作目の『青いスタスィオン』あたりから、彼女本来の歌唱力が引き出されていきます。本曲は、オリコンチャートで2週連続1位を記録し、彼女最大のヒット曲となりました。そして、本曲を最後に、おニャン子クラブを卒業します。

卒業後も彼女の人気は留まることなく、シングルは、『青いスタスィオン』『再会のラビリンス』『悲しい夜を止めて』と、3作連続でナンバーワン。アルバムも、2作目の『シエスタ』、3作目の『Mode de Sonoko』と連続でナンバーワンを獲得しました。しかし、これをピークに人気に陰りが見え始めます。

新作のリリースごとに売上は落ちる一方で、反対に、音楽的評価はどんどん上がっていきました。5作目のアルバム『Colors』では、自らプロデュースに参加。6作目の『Dancin' In The Light』では、自身で作曲も手がけました。収録曲では、ピアノ弾き語りの『淡い紫のブライトライツ』、最終アルバム『Replica』に収録の『空を見上げて』など、河合その子作曲の名曲が誕生しています。
河合その子『シエスタ』

河合その子『シエスタ』

「青いスタスィオン」河合その子

内海和子

おニャン子クラブの加入前から、芸能活動を行っていたのが内海和子。子役として『仮面ライダースーパー1』や『特捜最前線』などに出演しており、当時の映像は夕やけニャンニャンの中でもたびたびネタにされました。中学時代には、平尾昌晃音楽学校で歌唱力を磨き、沖田浩之のデビュー曲『E気持』のバックコーラスに選抜された経験もあります。

おニャン子クラブに加入すると、デビュー曲『セーラー服を脱がさないで』でフロントに抜擢。2番でソロパートを歌いました。その後も、デビューアルバム『KICK OFF』の収録曲『シーッ!愛はお静かに・・・』、2ndアルバム『夢カタログ』の収録曲『シーサイド・セッション』ではメインやソロを務め、いずれもアルバム随一の人気曲となります。おニャン子クラブのシングルB面でもソロを務め、ソロデビューは時間の問題でした。

そして、1986年11月、満を持して『蒼いメモリーズ』ソロデビュー。彼女の憂いを帯びた歌声がぴったりの楽曲で、オリコンチャートで初登場3位を記録しました。現在もタレント活動を続けており、実娘も女性アイドルゆりあんぬとして活動しています。
内海和子『蒼いメモリーズ』

内海和子『蒼いメモリーズ』

内海 和子 蒼いメモリーズ

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