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ハエトリグサは北アメリカ原産の食虫植物で、虫を捕まえ、それを消化吸収して成長します。栄養が少ない湿原で生きていくために、虫を獲って栄養を補っていると考えられています。
食虫植物の虫の獲り方には色々あり、ネバネバ液を出して捕まえるモウゼンゴケや、落とし穴に虫を落とすウツボカズラなども知られていますが、ハエトリグサは唯一、自ら動いて虫を捕まえる植物であり、その仕組みは実に巧妙です。
ハエトリグサの二枚貝状のような葉(捕食葉)の内側は赤みを帯びており、葉の内側から虫が好みそうな蜜を出します。また、捕食葉の内側縁には3対の毛(感覚毛)がついていて、赤い色と蜜でおびき寄せられ、虫が30秒以上感覚毛に2度触れると、葉が閉じて虫をはさみ込みます。葉が閉じる速さは100ミリ秒(ミリ秒=1秒の1000分の1)で、目にも留まらぬ速技です。
植物にとって、動くことは莫大なエネルギーを消耗するので、空振りは致命傷となります。風で木の葉や水滴が飛んできただけでは決して葉を閉じず、虫がじたばたする時の2回目の刺激で確実に閉じて獲物を仕留められるよう、ハエトリグサは刺激をきちんと1回、2回と記憶しているのです。
食虫植物の虫の獲り方には色々あり、ネバネバ液を出して捕まえるモウゼンゴケや、落とし穴に虫を落とすウツボカズラなども知られていますが、ハエトリグサは唯一、自ら動いて虫を捕まえる植物であり、その仕組みは実に巧妙です。
ハエトリグサの二枚貝状のような葉(捕食葉)の内側は赤みを帯びており、葉の内側から虫が好みそうな蜜を出します。また、捕食葉の内側縁には3対の毛(感覚毛)がついていて、赤い色と蜜でおびき寄せられ、虫が30秒以上感覚毛に2度触れると、葉が閉じて虫をはさみ込みます。葉が閉じる速さは100ミリ秒(ミリ秒=1秒の1000分の1)で、目にも留まらぬ速技です。
植物にとって、動くことは莫大なエネルギーを消耗するので、空振りは致命傷となります。風で木の葉や水滴が飛んできただけでは決して葉を閉じず、虫がじたばたする時の2回目の刺激で確実に閉じて獲物を仕留められるよう、ハエトリグサは刺激をきちんと1回、2回と記憶しているのです。
詳しいメカニズムや伝達回路は未だ分かっていないのが現状!!
オジギソウと同様に、ハエトリグサも機械的な刺激によって発生する活動電位から成る信号によって、細胞内で膨圧の急低下が生じた結果、葉の内外で圧力の差が起きてすばやく葉が閉じる仕組みになっていますが、その詳しい伝達回路は未だ分かっていないのが現状です。
近い将来、ハエトリグサを研究して、電源なしで動く電気機器やスイッチを応用開発することができるかもsれませんね!!
近い将来、ハエトリグサを研究して、電源なしで動く電気機器やスイッチを応用開発することができるかもsれませんね!!