松田優作演じる工藤ちゃんがコミカルだった「探偵物語」
1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビ系列で全27話が放送されたテレビドラマ。主演の松田優作の中期の代表作。その後も再放送が繰り返された。現在でも名作として人気は高い。
なお、松田が探偵役を演じた(旧)角川春樹事務所製作の1983年の映画『探偵物語』とはストーリー・設定上の関連は一切なく、全くの別作品である。
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私立探偵の工藤俊作が、街の仲間達の協力を得たり、彼を邪魔者扱いする刑事をおちょくったりしながら、様々な事件を捜査していく様を描いたドラマ。
作品の企画に伴い、プロデューサー山口剛の早稲田大学在学時代からの友人でハードボイルド評論家・翻訳家である小鷹信光を招いてハードボイルド講習会を主催したりと企画段階では小鷹自身のハードボイルド論に基づいて本格的な主人公の設定が提案されている。
しかし、実際の映像ではアドリブが頻発するなど、本気と冗談が入り混じった独特の世界観が築かれた。
口数が多くコミカルな演技と、吹き替えなしのアクションシーンのギャップ等、松田の演じた本作品の主人公は、それまでのシリアスでニヒルなハードボイルドのヒーロー像を一変した。
第1話「聖女が街にやって来た」 あらすじ
朝早く工藤の事務所を訪れたシスター。
彼女はセイナン女学院のシスターであり、生徒が盗んだ
ハンドバックを被害者への返却と示談を依頼してきた。
早速被害者の元へ赴いた工藤だったが、
何者かによって被害者は襲われ、工藤も
暴行を受けて意識を失ってしまう・・・。
松田優作『探偵物語』予告編 第1話 『聖女が街にやって来た』 - YouTube
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彼は暴行を受けた上に警察に殺人犯として手配される羽目になる。
だが工藤ちゃんはその時、小指に宝石入リングをしたギャング二人組(佐藤蛾次郎、団巌)を確認する。工藤ちゃんはサブロー他街の仲間の助けによりギャングの追求と服部、松本刑事の手配をかいくぐり、再びシスターに会い、遂にシスターをかなぐり捨てた女と二人で結城夏子の消息を追うことになる。
公園の英語おじさん(山谷初男)がきっかけとなり、夏子に会うことに成功し、彼女からハンドバックは羽田空港で盗んだことを聞き、その中のタバコの缶は現在たけしというボーイフレンドの車にあることを突き止める。
実はこのタバコの缶の中に香港マフィアに絡む重大な秘密が隠されていたのだ。殆ど「ちび黒サンボ」状態になりながらも必死にギャングと警察の追跡から逃げる「足長おじさん」「色気づくシスター」「快楽夏子」の3人だったが...。
私立探偵・工藤俊作のプロフィール
東京都千代田区平河町に工藤探偵事務所を構える私立探偵。
黒いスーツ(白や茶のストライプスーツを着ることもある)と派手なカラーシャツを着こなし(ベルトは使わずサスペンダーを愛用)、ソフト帽とサングラスを愛用。
移動手段はベスパP150X。タバコはキャメル5を好み、(カルティエ製)ライターの火力は常に最大。
冬季はスーツの上からダウンジャケットを着込む。(第23話、第24話ではテーラードコートを着ていた)
聞き込みの際には情報提供者にマイク付きテープレコーダーのマイクをかたむける。
乙女座生まれの潔癖症(第12話)、血液型はAB(第11話)で、下半身が無毛症(第13話)。「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義」、「午前中と日曜日は仕事をしない主義」、「職業蔑視はしない主義」、「手相は見ない主義」、「相手にかかわらず約束は守る主義」「家庭のトラブルは扱わない」など多くの主義を持つ。
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ふざけ過ぎる予告が面白い!!
松田が担当した予告編ナレーションも回を重ねるごとにエスカレートし、後半はあらすじがまともに紹介されず、舞台裏の事情、愚痴、共演者の悪口、松田自身の近況報告に終始するなど、放送当時としては画期的な楽屋ネタの連発となった。
ちなみに楽屋ネタは予告編だけでなく、ドラマ本編においても頻発した。
ただし、最終回は一転してシリアス色が極めて強いストーリーが展開された。予告も松田、成田、山西、監督の小池要之助の4人を被写体にした挨拶コメントという内容だった。
探偵物語予告集(放映前番組告知〜最終回予告まで) - YouTube
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キムタクや松本人志もパロディに挑戦した!
【探偵物語ZERO】
SMAP×SMAPの1コーナーで、「探偵物語」をパロディ化。
番組としては珍しくロケが行われたコーナーでもあります。
主な出演者は、木村拓哉(工藤俊作)、服部警部(生瀬勝久)、松本刑事(中居)等。
木村拓哉が工藤ちゃんのあの低くこもった喋り方を、器用に真似していました。
「工藤ちゃんの真似をするキムタクの真似」が流行りましたね!
SMAP×SMAPの1コーナーで、「探偵物語」をパロディ化。
番組としては珍しくロケが行われたコーナーでもあります。
主な出演者は、木村拓哉(工藤俊作)、服部警部(生瀬勝久)、松本刑事(中居)等。
木村拓哉が工藤ちゃんのあの低くこもった喋り方を、器用に真似していました。
「工藤ちゃんの真似をするキムタクの真似」が流行りましたね!
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