「徳川家康」が放送された経緯
大河ドラマ「徳川家康」が放送されたのは1983年。1984年からは近代路線に変更されることが発表されれていました。「最後の時代劇」としてまだ大河で描かれていなかった徳川家康にスポットが当たったのです。王道の大河ドラマですね。とはいえ、大河は今まであまりスポットが当たらなかった人や出来事にスポットを当てた作品も多いので、今まで家康を主人公にしたドラマはなかったんですね。
そして、1984年から続くはずだった近代シリーズですが、視聴率が伸び悩み、評判もあまりよくなかったので結局3年で打ち切られることになりました。1987年からは再び時代劇が復活しています。そして「大河黄金期」と呼ばれる時代がやってきます。やっぱり大河ドラマに求められているものは時代劇なんですね。
その後、大河は半年クールに変更するという試みもあったのですが、これも3回で中断しています。やはり1年かけた大作を見たいですよね。
そして、1984年から続くはずだった近代シリーズですが、視聴率が伸び悩み、評判もあまりよくなかったので結局3年で打ち切られることになりました。1987年からは再び時代劇が復活しています。そして「大河黄金期」と呼ばれる時代がやってきます。やっぱり大河ドラマに求められているものは時代劇なんですね。
その後、大河は半年クールに変更するという試みもあったのですが、これも3回で中断しています。やはり1年かけた大作を見たいですよね。
大胆なキャスティングが話題に!
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徳川家康のイメージといえば小柄で小太りというイメージですよね。ですがこのドラマで家康を演じた滝田栄さんは長身で面長。「最も家康に似ていない家康」と言われていました。
最初は従来のイメージで家康を探していて、緒形拳さん、松平健さん、中村梅之助さん、江守徹さんが候補に挙がっていました。最初の3人は前年度の大河に出演していたので見送り。江守さんもスケジュールの都合などからNGになりました。
「家康のそっくりショーをやるわけではない」という発想の転換で新しい家康像を作ろうということになり30代前半の俳優に絞って再び候補を挙げ、滝田栄さんがキャスティングされたのです。滝田さんは劇団四季出身の俳優さんで舞台などを中心に活躍されていましたが、このドラマに出たことで一気に知名度が上がりました。
また、最初に候補に挙がっていた松平健さん、中村梅之助さんはその後別のドラマで家康を演じています。
大胆なキャスティングだったのは家康だけではありません。家康の母、於大は家康役の滝田さんよりも7歳年下の大竹しのぶさんがキャスティングされています。
家康を語るのに生母の存在は大きい、という理由から年齢などではなく於大にふさわしい女優を選んだところ大竹しのぶさんになったという訳です。
織田信長役は、「最後の大河時代劇になるかもしれないから」等いことで大物俳優をキャスティングしようとしていました。沢田研二さんで話が進んでいたのですが、スケジュールの都合で難しいという結論が出たのがなんと、配役発表の一週間前。大物俳優の起用は諦め、急遽新人俳優の中から選ぶことになり、当時まだ名が知られていなかった役所広司さんに決まりました。世間ではあまり知られていなかったものの、朝ドラの出演経験なども有り、NHKのスタッフには実力を買われていたんですね。
このドラマがきっかけで役所広司さんの名が世間に広まり、番組出演者の中で最大級の数のファンレターが届くほど人気になりました。
そして豊臣秀吉は武田鉄矢さんが演じています。これは脚本の小山内美江子さんの抜擢だそうです。小山内さんは金八先生の脚本家として有名ですよね。武田さんは「おんな太閤記」の時も秀吉候補に挙がっていたのですが、その時は金八先生に出演してたため、出演を見送り、このドラマで演じることになったのです。
最初は従来のイメージで家康を探していて、緒形拳さん、松平健さん、中村梅之助さん、江守徹さんが候補に挙がっていました。最初の3人は前年度の大河に出演していたので見送り。江守さんもスケジュールの都合などからNGになりました。
「家康のそっくりショーをやるわけではない」という発想の転換で新しい家康像を作ろうということになり30代前半の俳優に絞って再び候補を挙げ、滝田栄さんがキャスティングされたのです。滝田さんは劇団四季出身の俳優さんで舞台などを中心に活躍されていましたが、このドラマに出たことで一気に知名度が上がりました。
また、最初に候補に挙がっていた松平健さん、中村梅之助さんはその後別のドラマで家康を演じています。
大胆なキャスティングだったのは家康だけではありません。家康の母、於大は家康役の滝田さんよりも7歳年下の大竹しのぶさんがキャスティングされています。
家康を語るのに生母の存在は大きい、という理由から年齢などではなく於大にふさわしい女優を選んだところ大竹しのぶさんになったという訳です。
織田信長役は、「最後の大河時代劇になるかもしれないから」等いことで大物俳優をキャスティングしようとしていました。沢田研二さんで話が進んでいたのですが、スケジュールの都合で難しいという結論が出たのがなんと、配役発表の一週間前。大物俳優の起用は諦め、急遽新人俳優の中から選ぶことになり、当時まだ名が知られていなかった役所広司さんに決まりました。世間ではあまり知られていなかったものの、朝ドラの出演経験なども有り、NHKのスタッフには実力を買われていたんですね。
このドラマがきっかけで役所広司さんの名が世間に広まり、番組出演者の中で最大級の数のファンレターが届くほど人気になりました。
そして豊臣秀吉は武田鉄矢さんが演じています。これは脚本の小山内美江子さんの抜擢だそうです。小山内さんは金八先生の脚本家として有名ですよね。武田さんは「おんな太閤記」の時も秀吉候補に挙がっていたのですが、その時は金八先生に出演してたため、出演を見送り、このドラマで演じることになったのです。
原作は山岡荘八さんの「徳川家康」
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このドラマは王道の時代劇を目指していました。当初はオリジナル脚本も考えていたのですが、徳川家康を描いた作品で山岡荘八さんの小説「徳川家康」に勝るものはない、ということでこの小説を原作にすることになりました。
すでに他局でドラマ化もされていたのですが、やはり面白いものは面白いですからね。
すでに他局でドラマ化もされていたのですが、やはり面白いものは面白いですからね。
まるで総集編のよう?スピーディーすぎる展開!
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原作の小説は全26巻の大長編です。このドラマはこの原作を忠実に再現しました。家康の出生前から死までをドラマにしています。
ですが、大作すぎてドラマの内容が濃すぎて初回から「総集編のようだった」という人もいたようです。
1話で前半に関白・秀次の死、後半に秀吉の死があるなど見せ場が2回もあるかいもありました。また重要な人物が物語から退場してもその後が語られないで終わってしまうということも多かったです。それだけ内容が詰まっていたんですね。
全26巻のドラマを全50回のドラマにしているので1巻分を2回で放送するような形になるので急展開になってしまうのも想像がつきますよね。展開がスピーディすぎて1つ1つのエピソードが薄い感じがしました。
いくら面白い原作でもそのままドラマにすれば面白いとは限らないですもんね。ましてや26巻を50話でまとめるのは無理があるので、途中からはじめるなり、エピソードをはしょるなりした方がじっくり内容が楽しめたのかもしれません。1年間の大河ドラマでも描き切れないという家安のすごさも感じますね。
ですが、大作すぎてドラマの内容が濃すぎて初回から「総集編のようだった」という人もいたようです。
1話で前半に関白・秀次の死、後半に秀吉の死があるなど見せ場が2回もあるかいもありました。また重要な人物が物語から退場してもその後が語られないで終わってしまうということも多かったです。それだけ内容が詰まっていたんですね。
全26巻のドラマを全50回のドラマにしているので1巻分を2回で放送するような形になるので急展開になってしまうのも想像がつきますよね。展開がスピーディすぎて1つ1つのエピソードが薄い感じがしました。
いくら面白い原作でもそのままドラマにすれば面白いとは限らないですもんね。ましてや26巻を50話でまとめるのは無理があるので、途中からはじめるなり、エピソードをはしょるなりした方がじっくり内容が楽しめたのかもしれません。1年間の大河ドラマでも描き切れないという家安のすごさも感じますね。
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