ザ・ウルトラマン (内山まもるの漫画)が初のアニメ化!
死んだはずのゼットンが復活し、ウルトラマンが応戦するが、一兆度の火の玉にやられてしまう。
ウルトラ戦士「メロス」は一人でジャッカル大魔王と軍団に立ち向かう
ブレスレットからの遠隔操作により、戦闘中でも着脱が可能。鎧の頭部には能面のような目鼻口を持つ顔面パーツがあるが、素顔は初代ウルトラマンに似ている。
必殺技は鎧の腹部に装着されたブーメラン「アンドラン」(左右2つに分割してそれぞれを投げる「ダブル・アンドラン」というバリエーションがある)、鎧の肩の部分のサスペンダー状のパーツから発射する「アンドロレーザー N75」、全身のエネルギーを集めて腕から放つ最強の必殺技「レーザーショット・アンドロメロス」。
ゾフィーとは旧知の仲で、ウルトラの国がジャッカルによって壊滅させられた際、ジャッカル軍団に対抗すべく来援した。性格は皮肉屋で、当初は単独でジャッカルを倒そうと先走るが、そのために残り少ないウルトラ戦士が犠牲になったことから反省し、ゾフィーらと共闘する。『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』及び『アーマードダークネス』にも登場。
名称の由来は太宰治の短編小説『走れメロス』より。
上司にアンドロメダ星雲支部代表のゾルビーがいる。外見はメロスと同様だが、口髭をたくわえるなどやや老け顔に描かれている。
(出典:Wikipedia「ザ・ウルトラマン (漫画)」)
ジャッカル(ジャッカル大魔王)
ブラックホールのエネルギーを吸収して更に強力になって復活し、ウルトラの国を壊滅に追い込む。
変身能力を持ち、ゼットン、ブラックキング、バードン、エースキラーなどの強力な怪獣に変身してウルトラ兄弟を次々と倒した。
ゾフィーをはじめとするウルトラ一族への変身もできるうえ、M87光線でアストラを倒し、撤退するウルトラ戦士たちに紛れ込んでウルトラの国への侵入を果たした。変身は姿だけではなく能力もコピーでき、しかもオリジナルよりも遥かに強いという。
ジャッカル本来の武器は、ウルトラ戦士をも一撃で倒すほど強力な「ジャッカル破壊光線」。髪が金色に輝くと最大出力の破壊光線を放射でき、本編ではこれでウルトラの国の最重要施設であるプラズマ核融合炉を破壊し、ウルトラの国を壊滅に追い込んだ。
その後、配下の軍団を率いて生き残ったウルトラ戦士の抹殺と全宇宙の支配に乗り出すが、突如現れたメロス、さらに彼と協力したゾフィーによって妨害され、最後は復活したウルトラ兄弟の必殺技を一斉に受けて木端微塵となり滅び去った。
名称の由来はフレデリック・フォーサイスの小説『ジャッカルの日』より。
ジャッカルに倒されたウルトラ兄弟の面々にセブンは含まれていないが、最後に復活してジャッカルを倒す面々にはセブンも加わっている。内山作の『レオ』でセブンはシルバーブルーメに特攻して命を落としているため、この機会に復活したことが本作以降の内山作品における公式設定となっている。
(出典:Wikipedia「ザ・ウルトラマン (漫画)」)
あの『ザ・ウルトラマン』が40年の時を越えて初のアニメ化! この一報に心躍った40歳以上のウルトラマンファンは少なくあるまい。
「『ザ・ウルトラマン』って昔やっていたアニメ版『ウルトラマン』のことじゃないの?」という人はまったくもって認識不足。それは伊武雅刀がウルトラマンの声を演じていたサンライズ制作の『ザ☆ウルトラマン』であり、『ザ・ウルトラマン』ではない。
『ザ・ウルトラマン』とは、内山まもる(『リトル巨人くん』ほか)が描いたオリジナルストーリーのコミック作品のこと。ゾフィーら総勢100万人(!)のウルトラ戦士が、宇宙大魔王ジャッカルなどの敵と戦う壮大な物語だ。
連綿とウルトラシリーズが続く中、なぜか実写でもアニメでも映像化される機会がなかったが、ドワンゴとカラーが主催するオムニバス短編アニメのイベント「日本アニメ(ーター)見本市」で突如としてアニメ化されることになった。9月4日よりウェブにて配信がスタートしている。
アニメ「ザ・ウルトラマン (漫画) ジャッカル対ウルトラマン」の動画はこちらから
2015年9月4日、ドワンゴとカラーによる共同企画『日本アニメ(ーター)見本市』の第30話として『ザ・ウルトラマン ジャッカル 対 ウルトラマン』が公開された。それに先立っての同年8月29日、東京・池袋で開催された『ウルトラマンフェスティバル2015』内で、本作の特別上映会が実施された。
約8分の短編であるが、『日本アニメ(ーター)見本市』のエグゼクティブプロデューサーの庵野秀明が探してきたウルトラシリーズのBGMや『流星人間ゾーン』のSE、そしてエンディングテーマには『帰ってきたウルトラマン』での不採用主題歌「戦え!ウルトラマン」がそれぞれ用いられているうえ、25年前からアニメ化企画を出しては却下され続けてきた監督の横山彰利や、原作における手の描き方などを徹底的に研究したキャラクターデザインと作画監督の森久司らスタッフの思いが込められた内容となっている。
単行本はてんとう虫コミックスから全4巻での発売を経て1998年に文庫化され、2015年にはてんとう虫コミックス版の電子書籍版が発売される予定。なお、それらとは別に双葉社による全3巻の復刻版も存在する。
テレビアニメ『ザ☆ウルトラマン』とは無関係である。
初出は、第2期ウルトラシリーズが『ウルトラマンレオ』をもって終了した直後の1975年度に、学習雑誌「小学三年生」誌上で1年間連載(昭和50年四月号 - 昭和51年三月号)されていた、内山によるオリジナルストーリーのウルトラシリーズ外伝であり、当時は「さよならウルトラ兄弟」と題されていた。
主人公はゾフィーであるが、前年度の「小学二年生」に連載された『ウルトラマンレオ』の後日談に相当し、そちらでウルトラセブンが戦死した設定を引き継いでいる。
この時のストーリーは後に通称「ジャッカル編」と呼ばれている。3年後の1978年に『コロコロコミック』で『ザ・ウルトラマン』と改題して再掲されて人気となり、続編の「ファイタス編」が作られてコロコロに掲載され、共に単行本化された。なお、「さよなら」の中ではレオとアストラの兄弟はともに戦死し、ファイタス編においても復活していない。一方、セブンは「さよなら」の終盤で復活している。
単行本では、第2期ウルトラシリーズ放映時に小学館の学習雑誌で連載された同作者による『ウルトラマンA』・『ウルトラマンタロウ』・『ウルトラマンレオ』から選出された数編が収録されていた。双葉社から復刻された単行本では、1997年に朝日ソノラマの雑誌宇宙船81号に掲載された『ウルトラマンティガ』の漫画版も収録されている。
「ジャッカル編」をはじめとするオリジナルストーリーでは、大仕掛けな物語が展開されている。また、各ウルトラ戦士にはいわゆる人間的な描写が盛り込まれており、例えばウルトラマンAは陽気で大らか、ウルトラマンレオは若い好青年といった性格付けがされている。ゾフィーを主人公とするストーリーが比較的多く、後述するようにオリジナルの怪獣やウルトラ戦士が登場するほか、ウルトラ戦士が鎧や剣などの武器や戦艦などの兵器を使用する場面も見られる。
上記のテレビシリーズの漫画化作品も、本編とは異なる設定や展開が多い。特に『タロウ』と『レオ』では、設定段階から本作オリジナルの話も挿入されている。
(出典:Wikipedia「ザ・ウルトラマン (漫画)」)