『Z.O.E』とは?
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『ZONE OF THE ENDERS』(ゾーン オブ エンダーズ)は、コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(以下KCEJ)が開発・販売した、PlayStation 2用ゲーム『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』及びその続編・外伝シリーズの総称。「Z.O.E」(ゾーイ、ズィーオーイー)と略される。世界観を共有するアニメーション作品も作られている。
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内容的には、プレイステーション2用ソフト『ZONE OF THE ENDERS』の前日譚にあたり、アニメとしてテレビ東京系列で放送された『Z.O.E Dolores, i』の伏線を展開しています。
ストーリーとしては、メタトロンなる希少鉱物を用いた新技術を採用した史上初のオービタルフレーム(軍用兵器の巨大ロボット)として開発されたイドロや、その後にダイモス事件として扱われるエピソードを描いたものです。
今回の記事では、こちらOVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』の内容を中心に振り返っていきます。
ストーリーとしては、メタトロンなる希少鉱物を用いた新技術を採用した史上初のオービタルフレーム(軍用兵器の巨大ロボット)として開発されたイドロや、その後にダイモス事件として扱われるエピソードを描いたものです。
今回の記事では、こちらOVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』の本編動画・ストーリー
Zone of the Enders- 2167 Idolo
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物語の舞台は、22世紀の太陽系。人類は火星や木星など宇宙にも積極的に進出する時代を迎えていました。その中でも、火星は国連地球軍の統治下に置かれており、国連地球軍の横暴な態度に、火星に住む人々の中には地球勢に反発する者も少なくありませんでした。
主人公のレダム・レヴァンスは火星生まれ、バフラム軍に所属するパイロット。
ある日、バフラムの基地内で国連地球軍に所属する地球人の軍人たちと揉めごとを起こしてしまいます。もともと火星に住む人々は、重力の影響で、地球で暮らす人より身体能力が劣ってしまい、レダムはそれを国連地球軍の大佐・バロウズに嘲笑われたのです。
このいざこざを機にレダムは辺境の地・ノクティスへの異動を命じられてしまいます。
左遷されたと思い込んで不貞腐れていたレダムですが、現地で待っていた任務は、新型のオービタルフレーム・イドロのテストパイロット。しかも、オービタルフレームの開発に従事している恋人・ドロスも同行するというおまけ付きで、レダムは途端に上機嫌になります。
そして、新型のオービタルフレーム・イドロは木星で発見された希少鉱物・メタトロンをつかった新技術のもとに開発された機体で、その性能は従来のオービタルフレームを過去の遺物にしてしまうほど絶大な威力を発揮しました。
しかし、イドロの性能テストを繰り返すうち、重大な問題があることが発覚します。
それはメタトロンが操縦するパイロットの精神状態に大きな影響を与え、必要以上に闘争本能を掻き立ててしまうこと。レダムは次第に普段の自分、イドロを操縦しているときの自分との間の落差に悩むように…
主人公のレダム・レヴァンスは火星生まれ、バフラム軍に所属するパイロット。
ある日、バフラムの基地内で国連地球軍に所属する地球人の軍人たちと揉めごとを起こしてしまいます。もともと火星に住む人々は、重力の影響で、地球で暮らす人より身体能力が劣ってしまい、レダムはそれを国連地球軍の大佐・バロウズに嘲笑われたのです。
このいざこざを機にレダムは辺境の地・ノクティスへの異動を命じられてしまいます。
左遷されたと思い込んで不貞腐れていたレダムですが、現地で待っていた任務は、新型のオービタルフレーム・イドロのテストパイロット。しかも、オービタルフレームの開発に従事している恋人・ドロスも同行するというおまけ付きで、レダムは途端に上機嫌になります。
そして、新型のオービタルフレーム・イドロは木星で発見された希少鉱物・メタトロンをつかった新技術のもとに開発された機体で、その性能は従来のオービタルフレームを過去の遺物にしてしまうほど絶大な威力を発揮しました。
しかし、イドロの性能テストを繰り返すうち、重大な問題があることが発覚します。
それはメタトロンが操縦するパイロットの精神状態に大きな影響を与え、必要以上に闘争本能を掻き立ててしまうこと。レダムは次第に普段の自分、イドロを操縦しているときの自分との間の落差に悩むように…
OVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』の魅力とは?
『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、これまで数々のロボットアニメを手掛けてきたサンライズがOVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』の制作に関わっていることで、クオリティーに関しては文句のつけどころがありません。
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絶大なチカラを発揮するイドロは、並みいるモビルスーツをなぎ倒して活躍するガンダムを彷彿とするもので、その動きや無双ぶりは格好良いのひと言です。一騎当千を具現化したかのようなイドロの性能に、ついつい本編に惹き込まれてしまいますね。
映像クオリティーも高く、オービタルフレーム同士の白熱した戦闘シーンは血沸き肉躍る感覚を覚えます。ロボットアニメとして制作されながら、それを操縦する人間にスポットを当てた物語の構成になっているところも『機動戦士ガンダム』のテイストにかなり近いですね。
映像クオリティーも高く、オービタルフレーム同士の白熱した戦闘シーンは血沸き肉躍る感覚を覚えます。ロボットアニメとして制作されながら、それを操縦する人間にスポットを当てた物語の構成になっているところも『機動戦士ガンダム』のテイストにかなり近いですね。
恋人として、レダムを影から支える心優しい女性ドロレス。軍人として、レダムに好意を寄せているヴァイオラ。この二人の相関関係もストーリーを奥深いものにしています。
ゲーム版や地上波で放送されたアニメ版では、ヴァイオラは狂乱した戦鬼といった印象が先行します。そんな彼女の壊れる前の姿の、あまりに健気なところには好感がもてますね。
ゲーム版や地上波で放送されたアニメ版では、ヴァイオラは狂乱した戦鬼といった印象が先行します。そんな彼女の壊れる前の姿の、あまりに健気なところには好感がもてますね。
綺麗な〆というものを期待して鑑賞すると、十中八九「なんじゃこりゃ~(怒)」となります。
バッドエンドで正直鬱いです。
確かにバッドエンドですが胸糞悪いって程でも無いですし、個人的にはものすごく楽しめました。
かなり意見の分かれるストーリーです。ネタバレになってしまいますが、その原因は物語の最後がバッドエンドで結ばれていることにあるようです。
個人的な見解を申し上げると、そもそもOVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』はメインとなる物語の本筋の前日譚として描かれたもの。この後にダイモス事件と呼ばれることになる悲劇をアニメ化したものなので、バッドエンドであることは最初から想像できるかと思います。その儚い最後を慈しんでほしいですね。
個人的な見解を申し上げると、そもそもOVA版『Z.O.E 2167 IDOLO』はメインとなる物語の本筋の前日譚として描かれたもの。この後にダイモス事件と呼ばれることになる悲劇をアニメ化したものなので、バッドエンドであることは最初から想像できるかと思います。その儚い最後を慈しんでほしいですね。
『Z.O.E』の関連商品
ゲーム版
分類:アクション
開発:コナミコンピュータ
エンタテインメントジャパン
発売:2001年