【甘くキュートな歌声】ドラマ「悪魔のKISS」挿入歌【好きになって、よかった】の加藤いづみの魅力
2017年4月7日 更新

【甘くキュートな歌声】ドラマ「悪魔のKISS」挿入歌【好きになって、よかった】の加藤いづみの魅力

1993年、奥山佳恵、常盤貴子、寺脇康文などの体当たり演技でテレビの前に釘付けになったドラマ「悪魔のKISS」。主題歌はサザンの「エロティカ・セブン」ですが、挿入歌の加藤いづみ「好きになって、よかった」の魅力が忘れられません。今回は、加藤いづみさんの魅力をレポートします。

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「好きになって、よかった」はこの曲です。

好きになって、よかった/加藤いづみ

加藤いづみ の「好きになって、よかった」

ドラマ「悪魔のKISS」の挿入歌

「悪魔のKISS」は、1993年7月7日から9月22日までフジテレビ系で放送されたテレビドラマです。キャッチコピーは「悪魔のような誘惑が、はたちの夢を狂わせる。」というもので、かなり過激な内容で、再放送やDVD化が見送られているようです。

主題歌は、サザンオールスターズ「エロティカ・セブン」です。この歌の歌詞も過激なものです。そのような異様な空間のドラマの中で、「普通の」歌であるこの挿入歌「好きになって、よかった」は、ホッとさせてくれるような安心感を持たせてくれます。

エロティカ・セブン サザンオールスターズ 【宅録】(本人の歌ではありません。)

オープニングやジャケットからして、怪奇な雰囲気が満載ですね。

加藤いづみさんのプロフィール

加藤 いづみ(かとう いづみ、1968年7月21日 - )は、日本の歌手。愛媛県松山市出身。夫はミュージシャンの今井マサキ。

1991年、高橋研のプロデュースにてポニーキャニオンより、5月21日にアルバム『テグジュペリ』でデビュー。1stシングル「ZERO」は同年6月21日に発売された。1993年に放送されたフジテレビのドラマ『悪魔のKISS』の挿入歌として使われた「好きになって、よかった」で脚光を浴びる。当時ブームのGiRLPOPの代表格となる。また、このドラマにはラジオ・パーソナリティ役として出演もしていた。
アコースティックサウンドに乗せて、歌を歌うスタイルが、「好きになって、よかった」の、一番の魅力になるところですね。

「好きになって、よかった」の魅力

タイトルからわかるように、失恋の歌ですが、曲は明るく、失恋をけなげに前向きに考えようとする女の子の気持ちをストレートに表した、聞いていて切なくなる歌詞です。

また、伸びやかな澄んだ声ではなく、甘く、ねっとりとした声質が、切ない歌詞の、けなげさをより強調して、ヒットの原因となったのでしょう。
「曲のポイントは、“好きになって、よかった 初めてそう思った”という、サビの歌詞です。普通に聴くと、男性は、別れた彼女から、まだこんな風に思ってもらっているんだ、俺は何て幸せなんだろう、という、ハッピーなイメージを抱いてしまいがちですが、実は全く逆なんです。歌詞の裏に隠されているのは、主人公の女性が持つ、小悪魔的な部分です。別れた後になって、“初めてそう思った”って言われて、ショックじゃないですか。じゃあ、別れるまでは、好きではなかったの、って。女性が持っているしたたかさを、歌詞の中に、少しだけ加えるのが、私は好きなんですよ」。曲を作った時の様子について、加藤さん本人は、こう振り返ります。
なんと!小悪魔ちゃんの歌だったんですね。
それを知ると、よりこの曲の味わいが増しますね。

チャート最高22位、ロングセラーとなるも、売り上げ19万枚

半分信じられませんが、売り上げは19万枚だったようです。
チャートに4か月近くに渡ってランクインし続けたわりに、売り上げが少ないのに驚きです。
「知る人ぞ知る」名曲だったのかもしれません。

この年のセールス第1位は、CHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」で、約241万枚。
その10分の1にも満たないセールスですが、当時の人の記憶には、「YAH YAH YAH」と同じくらい残るものではないでしょうか。

いつ歌っても魅力 加藤いづみの独特の甘い声

好きになって、よかった 加藤いづみ

当時のPVの歌い方より、確実に声量がレベルアップしています。
こちらはこちらで、PVとは違った魅力があります。

ブレイク前のperfumeもカバーしていた

【Perfume広島時代】 好きになってよかった 【のっち&あ~ちゃん】

大ブレイクする前のperfumeののっち、あーちゃんがこの「好きになって、よかった」をカバーしています。
松山から歌手を夢見て上京した、加藤いづみさん。
瀬戸内海を隔てて対岸の広島から上京した、perfume。
境遇が似ているからなのか、カバーが見事に合っています。

加藤いづみの今

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