説明
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『天使たちの午後IV ~ゆう子~』
発売直後に沙織事件の影響を受け自主的に回収された。発売日が1991年4月12日からずれた模様。
via refuge.tokyo
18禁シールの誕生
アダルトゲーム制作各社が会合を開き、コンピュータソフトウェア倫理機構の設立へと至った。ソフ倫は、レイティングとして全年齢対象の「一般作」、18歳未満禁止の「18禁」の2つ(のちに15歳未満禁止の「R指定」も追加。さらに「15歳以上推奨」「12歳以上推奨」に細分化している)を設け、ソフ倫の審査を受けずに成人向けソフトを販売した場合、流通を通さないよう問屋に要請した。その結果として、未審査の成人向けソフトは事実上商業ベースでは出回らなくなった。
一連の出来事は、日本のコンピュータゲームにおいて自主規制によるレイティングを設ける契機となった。
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1992年(平成4年)4月1日、先の事件を受け日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(パソ協)が性的描写の存在する旨を伝える「18禁シール」を製作、販売した。これが、コンピュータゲームにおける公的なレイティングの初出である。
via p.twpl.jp
摘発されたメーカーのその後
キララ(現F&C)とジャストの対応は分かれた。キララは当該作品を廃盤とし、修正版を出すことはなかった。のみならず、F&Cの商品情報でも、作品リストから外されており、発売自体無かったものとして扱われている。
一方、ジャストは当該作品を廃盤にしたのち、『天使たちの午後3 番外編』については『天使たちの午後3 番外編・反省版』として、『天使たちの午後4 〜ゆう子〜』については『天使たちの午後 CollectionII』収録作品の一つとして、修正版を改めて発売した。
via refuge.tokyo
事件を振り返って
事の発端が中学生によるソフト万引きという、嘘のようなお話ですが、それまで野放しになっていた日本の規制事情にメスが入る良いきっかけだったのかもしれません。ソフト業界に大きな波紋を生んだ事件でした。