『新・荒野の七人/馬上の決闘』4月15日(土)よる7時
黒澤明監督「七人の侍」をリメイクした大ヒット西部劇「荒野の七人」シリーズの3作目。7人の正義のガンマンたちは、メキシコで圧政に苦しむ農民の自由のために戦う。リーダーのクリスを演じるのは、『暴力脱獄』のジョージ・ケネディ。(英語・日本語字幕)
【あらすじ】時代は19世紀末期。舞台はメキシコ。独裁者として悪名高いホセ・デ・クルス・ボルフィリオ・ディアス大統領の圧制と暴虐が続き、農民は飢えと絶えざる死の恐怖におののいている。この農民たちの救い主、幽閉された革命家キンテロを救い出すため、7人のプロフェッショナルが命を賭ける。
【キャスト】ジョージ・ケネディ、モンテ・マーカム、ジェームズ・ホイットモア ほか
【スタッフ】監督:ポール・ウェンドコス
コピーライト:© 1969 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
【あらすじ】時代は19世紀末期。舞台はメキシコ。独裁者として悪名高いホセ・デ・クルス・ボルフィリオ・ディアス大統領の圧制と暴虐が続き、農民は飢えと絶えざる死の恐怖におののいている。この農民たちの救い主、幽閉された革命家キンテロを救い出すため、7人のプロフェッショナルが命を賭ける。
【キャスト】ジョージ・ケネディ、モンテ・マーカム、ジェームズ・ホイットモア ほか
【スタッフ】監督:ポール・ウェンドコス
コピーライト:© 1969 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
『荒野の七人/真昼の決闘』4月22日(土)よる7時
黒澤明監督「七人の侍」をリメイクした大ヒット西部劇「荒野の七人」シリーズの完結編となる4作目。正義のガンマン7人は、女性ばかりが取り残された集落を守るために立ち上がる。(英語・日本語字幕)
【あらすじ】群盗に襲われてどん底にあったメキシコの寒村を助けるため、無報酬で生命を賭けて戦った7人のガンマンの戦いから10年。クリス(リー・ヴァン・クリーフ)は今、アリゾナ南部の町で保安官の職にある。女だけがとり残された国境の町へ爆薬のプロ、縄投げのプロ、作戦のプロなど4人、5人を集めて乗り込み、300人を越える群盗と凄まじい決闘にもつれこんでいく。7人目の従軍記者はいつしか自身も群盗と戦うガンマンに変身していく。
【キャスト】リー・ヴァン・クリーフ、マイケル・カラン、ルーク・アスキュー、ステファニー・パワーズ ほか
【スタッフ】監督:ジョージ・マッコーワン
コピーライト:© 1972 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
【あらすじ】群盗に襲われてどん底にあったメキシコの寒村を助けるため、無報酬で生命を賭けて戦った7人のガンマンの戦いから10年。クリス(リー・ヴァン・クリーフ)は今、アリゾナ南部の町で保安官の職にある。女だけがとり残された国境の町へ爆薬のプロ、縄投げのプロ、作戦のプロなど4人、5人を集めて乗り込み、300人を越える群盗と凄まじい決闘にもつれこんでいく。7人目の従軍記者はいつしか自身も群盗と戦うガンマンに変身していく。
【キャスト】リー・ヴァン・クリーフ、マイケル・カラン、ルーク・アスキュー、ステファニー・パワーズ ほか
【スタッフ】監督:ジョージ・マッコーワン
コピーライト:© 1972 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
『マグニフィセント・セブン』4月29日(土)夕方6時
大ヒット西部劇「荒野の七人」1作目から56年の時を経て公開されたリメイク作。
デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン他豪華スターの共演で、アウトローな男たちの熱き生き様を描く。監督は「イコライザー」のアントワーン・フークワ。(英語・日本語字幕)
【あらすじ】冷酷非道な悪漢バーソロミュー・ボーグに支配された町で、彼に家族を殺されたエマは賞金稼ぎのサム、ギャンブラーのジョシュなど荒れ果てた大地にやってきた<ワケありのアウトロー7人>を雇って正義のための復讐を依頼する。最初は小遣い稼ぎのために集められたプロフェッショナルな即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に一歩もひるむことなく拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命がけの戦いに挑んでいく。
【キャスト】デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアー、ヘイリー・ベネット、ピーター・サースガード、ルーク・グライムス、マット・ボマー ほか
【スタッフ】監督:アントワーン・フークワ
コピーライト:© 2016 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン他豪華スターの共演で、アウトローな男たちの熱き生き様を描く。監督は「イコライザー」のアントワーン・フークワ。(英語・日本語字幕)
【あらすじ】冷酷非道な悪漢バーソロミュー・ボーグに支配された町で、彼に家族を殺されたエマは賞金稼ぎのサム、ギャンブラーのジョシュなど荒れ果てた大地にやってきた<ワケありのアウトロー7人>を雇って正義のための復讐を依頼する。最初は小遣い稼ぎのために集められたプロフェッショナルな即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に一歩もひるむことなく拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命がけの戦いに挑んでいく。
【キャスト】デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアー、ヘイリー・ベネット、ピーター・サースガード、ルーク・グライムス、マット・ボマー ほか
【スタッフ】監督:アントワーン・フークワ
コピーライト:© 2016 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
みどころ(映画評論家・立花珠樹氏)
これぞ映画だ! スターの輝きと面白さに脱帽
侍ジャパン快挙直後の放送も嬉しい
ジョン・スタージェス監督『荒野の七人』(1960年)は、黒澤明監督『七人の侍』をリメイクした西部劇だ。海外では『Seven Samurai』のタイトルで公開された映画が、「侍」を世界に広めたことを思うと、BS12の今回の放送が、侍ジャパン世界一の快挙直後に放送されるのが、なんとも嬉しい。
時代劇を西部劇に変えるのは、簡単なことではない。日本人の価値観や振舞い方が、そのまま世界に受け入れられるわけではないし、アクション映画の見せ場である戦闘シーンも、刀と銃とでは見せ方が全く違ってくる。
『荒野の七人』のすごさは、そうした問題を乗り越えて、これぞ映画だ!という超一流の娯楽作品に仕上げたことだ。シンプルな中に名セリフを散りばめた脚本。一度聴いたら忘れられないエルマー・バーンスタインのテンポのいい音楽。さまざまな理由があるが、やはり最大のポイントは、7人のガンマンを演じた俳優たちの魅力だ。
10代で初めて見た時は、リーダー役のユル・ブリンナー、その補佐役のスティーブ・マックイーン、ナイフの名手役のジェームズ・コバーン、子どもたちになつかれる優しいガンマン役のチャールズ・ブロンソンに憧れた。だが、年を取るにつれ、秘密の儲け話があるに違いないと思い込むハリー役のブラッド・デクスターや、死の恐怖におびえる賞金稼ぎ役のロバート・ヴォーンの渋さにも引かれるようになった。
7人目の、農民出身の若者チコを演じたホルスト・ブッフホルツは「ドイツのジェームズ・ディーン」と呼ばれるドイツ人俳優というのも驚きだった。2003年に69歳で亡くなった彼は、晩年はロベルト・ベニーニ監督『ライフ・イズ・ビューティフル』で医師役を演じていた。
まだ映画の世界では無名だったマックイーンが、撮影中、自分が映る場面では帽子に触るなど目立つ動きをわざとして、ブリンナーに注意されたエピソードを、頭の片隅に置いて見ると面白い。俳優が余計な演技をするのを嫌った小津安二郎監督なら、きっと激怒しただろう。マックイーンは『荒野の七人』の3年後、同じスタージェス監督の『大脱走』で大活躍し、世界中の観客を魅了する大スターになった。
侍ジャパン快挙直後の放送も嬉しい
ジョン・スタージェス監督『荒野の七人』(1960年)は、黒澤明監督『七人の侍』をリメイクした西部劇だ。海外では『Seven Samurai』のタイトルで公開された映画が、「侍」を世界に広めたことを思うと、BS12の今回の放送が、侍ジャパン世界一の快挙直後に放送されるのが、なんとも嬉しい。
時代劇を西部劇に変えるのは、簡単なことではない。日本人の価値観や振舞い方が、そのまま世界に受け入れられるわけではないし、アクション映画の見せ場である戦闘シーンも、刀と銃とでは見せ方が全く違ってくる。
『荒野の七人』のすごさは、そうした問題を乗り越えて、これぞ映画だ!という超一流の娯楽作品に仕上げたことだ。シンプルな中に名セリフを散りばめた脚本。一度聴いたら忘れられないエルマー・バーンスタインのテンポのいい音楽。さまざまな理由があるが、やはり最大のポイントは、7人のガンマンを演じた俳優たちの魅力だ。
10代で初めて見た時は、リーダー役のユル・ブリンナー、その補佐役のスティーブ・マックイーン、ナイフの名手役のジェームズ・コバーン、子どもたちになつかれる優しいガンマン役のチャールズ・ブロンソンに憧れた。だが、年を取るにつれ、秘密の儲け話があるに違いないと思い込むハリー役のブラッド・デクスターや、死の恐怖におびえる賞金稼ぎ役のロバート・ヴォーンの渋さにも引かれるようになった。
7人目の、農民出身の若者チコを演じたホルスト・ブッフホルツは「ドイツのジェームズ・ディーン」と呼ばれるドイツ人俳優というのも驚きだった。2003年に69歳で亡くなった彼は、晩年はロベルト・ベニーニ監督『ライフ・イズ・ビューティフル』で医師役を演じていた。
まだ映画の世界では無名だったマックイーンが、撮影中、自分が映る場面では帽子に触るなど目立つ動きをわざとして、ブリンナーに注意されたエピソードを、頭の片隅に置いて見ると面白い。俳優が余計な演技をするのを嫌った小津安二郎監督なら、きっと激怒しただろう。マックイーンは『荒野の七人』の3年後、同じスタージェス監督の『大脱走』で大活躍し、世界中の観客を魅了する大スターになった。
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