【THE MANZAI】80年代に漫才ブームを巻き起こした番組を振り返ってみました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
2000年代のコンテスト「THE MANZAI」ではなく、1980年代の「THE MANZAI」の方をチェックしてみました。横山やすし、西川きよしをはじめ、ツービート、B&B、島田紳助・松本竜介、オール阪神・巨人、太平サブロー・シロー、ザ・ぼんちなどなど、多くの人気漫漫才師たちが話芸を披露する、今からしてみるとかなりシンプルなお笑い番組でした。しかし、今見ても、おもしろい! そして、意外なゲストが出演したことも…!
お笑い第三世代
私たち世代の多くが、いまなおこの世代のお笑いを愛しているのではないでしょうか。
1980年後期から1990年初頭、テレビの深夜番組を発端としたブームを差して「お笑い第三世代」と呼ばれるようになりました。
1980年代初頭にメディアを席巻した漫才ブームでしたが1982年頃には人気が低迷。ブームに活躍した漫才師は、コンビ解消やピン活動など活動領域を広げていきました。この頃、吉本興業は新人発掘を目的に新人タレント養成所「吉本総合芸能学院」(NSC)を開校。養成所の第一期生からはダウンタウンが誕生しましたが、デビュー直後に全国区で認知されるまでには至りませんでした。
東京では山田邦子やとんねるずらが頭角を現しタモリ、明石家さんま、ビートたけしのビッグ3がテレビ界を独占している状態でした。
1980年代中期、民放各局は深夜放送が急増、セミプロ・アマチュアのタレントの登場によってお笑いシーンに変化が訪れます。また演劇界では、演劇的な笑いを織り交ぜたシティボーイズを代表に新たなジャンルが生まれていきました。メディアでは漫才ブームからひょうきん族世代以降のタレントを「ニューウェーブ」や「新人類」と評し、さらに民放各局は終日24時間放送を開始。深夜番組が一世代に比べて一層に拡大します。
その後、とんねるずがビッグ3の独占状態だったテレビ界に割って入り、ダウンタウンやウッチャンナンチャンもとんねるずを追いかけるまでの人気を獲得しました。この経緯によりとんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンがお笑い第三世代の代表格とされています。また、当時はフジテレビのバラエティ番組が圧倒的に強い時代でした。
1980年後期から1990年初頭、テレビの深夜番組を発端としたブームを差して「お笑い第三世代」と呼ばれるようになりました。
1980年代初頭にメディアを席巻した漫才ブームでしたが1982年頃には人気が低迷。ブームに活躍した漫才師は、コンビ解消やピン活動など活動領域を広げていきました。この頃、吉本興業は新人発掘を目的に新人タレント養成所「吉本総合芸能学院」(NSC)を開校。養成所の第一期生からはダウンタウンが誕生しましたが、デビュー直後に全国区で認知されるまでには至りませんでした。
東京では山田邦子やとんねるずらが頭角を現しタモリ、明石家さんま、ビートたけしのビッグ3がテレビ界を独占している状態でした。
1980年代中期、民放各局は深夜放送が急増、セミプロ・アマチュアのタレントの登場によってお笑いシーンに変化が訪れます。また演劇界では、演劇的な笑いを織り交ぜたシティボーイズを代表に新たなジャンルが生まれていきました。メディアでは漫才ブームからひょうきん族世代以降のタレントを「ニューウェーブ」や「新人類」と評し、さらに民放各局は終日24時間放送を開始。深夜番組が一世代に比べて一層に拡大します。
その後、とんねるずがビッグ3の独占状態だったテレビ界に割って入り、ダウンタウンやウッチャンナンチャンもとんねるずを追いかけるまでの人気を獲得しました。この経緯によりとんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンがお笑い第三世代の代表格とされています。また、当時はフジテレビのバラエティ番組が圧倒的に強い時代でした。
代表的な番組
フジテレビ『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』『笑いの殿堂』『夢で逢えたら』『とんねるずのみなさんのおかげです』『ラスタとんねるず'94』『1or8』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『ダウンタウンのごっつええ感じ』
日本テレビ『全員出席!笑うんだってば』『コラーッ!とんねるず』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』
テレビ朝日『パオパオチャンネル』
TBS『ギャグ満点』『ねる様の踏み絵』『うたばん』
中部日本放送『デイブレイク』『流行笑会』
毎日放送『4時ですよーだ』
関西テレビ『ねるとん紅鯨団』
よみうりテレビ『ざまぁKANKAN!』
お笑い全盛期といいますか、とんねるず観てダウンタウン観てウンナン観て、と忙しかったですね。
ゴールデンタイムよりも深夜帯の方がなんだか楽しい時代でした。
ゴールデンタイムよりも深夜帯の方がなんだか楽しい時代でした。
「夢で逢えたら」
via www.youtube.com
代表的なタレント
とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、B21スペシャル、野沢直子、ピンクの電話、ダチョウ倶楽部、ホンジャマカ、TEAM-0、バカルディ(現:さまぁ〜ず)、Z-BEAM、SET隊、圭・修、まるむし商店、出川哲朗、今田耕司、東野幸治、130R、ジミー大西、森脇健児、木村祐一、浅草キッド、トミーズ、ハイヒール、石田靖、伊集院光、勝俣州和
ものまね 清水アキラ、栗田貫一、ビジーフォー、清水ミチコ、岩本恭生、松村邦洋
この世代は50代中盤となりましたが、30年経ったいまもなお笑い界の頂点に君臨しているような気がします。
90年代のウッチャンナンチャンは全キー局でヒット番組を生み出していた! - Middle Edge(ミドルエッジ)
とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン。私たち世代は90年代のお笑いといえばこの3組を思い浮かべることと思います。破壊力抜群のとんねるず、ダウンタウンに比べてちょっと控えめなウッチャンナンチャンですが、90年代に全キー局でヒット番組を生み出していたのはウンナンでした。
お笑い第四世代
1990年代に入ると、第三世代のバラエティ番組で中心となっていたフジテレビに倣う形で、ターゲットや内容をサブカルチャー的観点に絞り込んだ多種多様なバラエティ番組が制作されるように。お笑いからバラエティへ、「テレビっ子の時代」とも言うべきムーブメントが巻き起こりました。
例えば「タモリのボキャブラ天国」「電波少年シリーズ」「とぶくすり」など、芸人(演者)のみならずテレビの企画段階から「お笑いバラエティ」を作りこんでいく要素が色濃くなっていった時代です。さらには「SMAP×SMAP」など、アイドル→バラエティの流れも相まって、芸人もアイドルも演者としてバラエティを主戦場にしていく流れがあったように思います。
しかしながらとんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらは第三世代に引き続き、各局の冠番組で強い数字を叩き出していた時代で、第四世代が取って代わるという構図ではありませんでした。
例えば「タモリのボキャブラ天国」「電波少年シリーズ」「とぶくすり」など、芸人(演者)のみならずテレビの企画段階から「お笑いバラエティ」を作りこんでいく要素が色濃くなっていった時代です。さらには「SMAP×SMAP」など、アイドル→バラエティの流れも相まって、芸人もアイドルも演者としてバラエティを主戦場にしていく流れがあったように思います。
しかしながらとんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらは第三世代に引き続き、各局の冠番組で強い数字を叩き出していた時代で、第四世代が取って代わるという構図ではありませんでした。
猿岩石ユーラシア大陸横断ヒッチハイク怒涛のヨーロッパ編
via www.youtube.com
代表的なタレント
爆笑問題、ナインティナイン、キャイ〜ン、よゐこ、フォークダンスDE成子坂、雨上がり決死隊、極楽とんぼ、FUJIWARA、千原兄弟、山田花子、ネプチューン、くりぃむしちゅー、ココリコ、TIM、Take2、ロンドンブーツ1号2号、DonDokoDon、ガレッジセール、藤井隆、U-turn、ふかわりょう、猿岩石など
「ボキャブラ天国」でキャブラーにつけられたキャッチフレーズ。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
楽しい言葉遊びがお茶の間を席捲したボキャブラ天国。ここから多くの芸人さんが羽ばたきました。そんなボキャ天に登場した芸人、通称キャブラーにつけられたキャッチフレーズを憶えていますか?
お笑い第五世代
2000年代のお笑いを第五世代と括っているようです。
ボキャブラブーム後にしばらく冬の時代に突入したお笑い界ですが、1999年にスタートした『爆笑オンエアバトル』(NHK)始め、若手のお笑い芸人たちを発掘しようとする動きが起こり、その他にも『エンタの神様』(日本テレビ)『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)『笑いの金メダル』(朝日放送)などいわゆる「ネタ見せ番組」が増え始めました。
2001年には島田紳助企画立案の結成10年以内のコンビを参加対象とした新たな漫才コンテスト『M-1グランプリ』(朝日放送)が立ち上がり、翌2002年からは1人芸を対象にした『R-1ぐらんぷり』(関西テレビ→カンテレ・フジテレビ共同)が、2008年からはコントのコンテスト『キングオブコント』(TBS)が開催されるなど、年に1度開催されるお笑いコンテストを生中継する番組が誕生する流れが生まれました。
ただこの時代になると若くして知名度をあげる芸人よりも遅咲きの芸人が増えてきたため、第四世代と区分して扱うことは難しいと思われます。
「ネタ見せ番組」により一発屋が増えたのは、この世代の特徴と言ってもよいかもしれません。
ボキャブラブーム後にしばらく冬の時代に突入したお笑い界ですが、1999年にスタートした『爆笑オンエアバトル』(NHK)始め、若手のお笑い芸人たちを発掘しようとする動きが起こり、その他にも『エンタの神様』(日本テレビ)『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)『笑いの金メダル』(朝日放送)などいわゆる「ネタ見せ番組」が増え始めました。
2001年には島田紳助企画立案の結成10年以内のコンビを参加対象とした新たな漫才コンテスト『M-1グランプリ』(朝日放送)が立ち上がり、翌2002年からは1人芸を対象にした『R-1ぐらんぷり』(関西テレビ→カンテレ・フジテレビ共同)が、2008年からはコントのコンテスト『キングオブコント』(TBS)が開催されるなど、年に1度開催されるお笑いコンテストを生中継する番組が誕生する流れが生まれました。
ただこの時代になると若くして知名度をあげる芸人よりも遅咲きの芸人が増えてきたため、第四世代と区分して扱うことは難しいと思われます。
「ネタ見せ番組」により一発屋が増えたのは、この世代の特徴と言ってもよいかもしれません。
【はねるのトびら】グローバルTPS物語
via www.youtube.com