『マクロス7』敵キャラ
via ameblo.jp
ゲペルニッチはプロトデビルンの生きる糧であるスピリチアを無限に入れるための算段、「スピリチアファーム・プロジェクト」を夢想する。マクロス7船団と遭遇したゲペルニッチは、交戦する傍ら工作員を船団内に送り込んで調査を行う。その結果、人類がアニマスピリチアである熱気 バサラさんの歌を聴くことで、失ったスピリチアを回復できることを知った
スピリチアを求め、漂流中のシティ7に接近した際に熱気バサラと遭遇、「アニマスピリチア」の持ち主であると最初に気づく。その歌に最初は拒否反応を示し撤退するものの強い興味を覚え、再接近した際に気を失い、シティ7内に墜落する。潜入中、地球人への憑依などさまざまな手段でバサラに接近を図るが、スピリチアを吸おうと直接接触した際に自身のスピリチアを失い、シティ7の植物プラントで眠りにつく。その後紆余曲折を経て歌の力により覚醒し、バサラとギギルを連れて宇宙を飛び回り「銀河」を見せる。以降単独で行動しながらもバサラに対する感情が次第に変化し、最終的にはバサラの歌を通じてスピリチア自己再生種族へと進化する。
ギギル
性格は直情径行型、かつ好戦的で、獲物を追い詰めてスピリチアレベルを上げた後に吸収することを好む。ゲペルニッチとほぼ同時に意識のみ目覚め、調査船団所属の陸戦部隊ブルーライナセロス隊隊長オートルマウワー大尉の肉体に精神のみ憑依、ゲペルニッチの配下としてバロータ兵の直接指揮にあたる。
眠りについたシビルを目覚めさせるために熱気バサラの歌を利用しようとするが、その歌う姿を見るうちにバサラと自分自身に対し複雑な感情を抱き始める。バサラとはシビルを救うために行動を共にする中で、次第に友情らしき感情が芽生えてゆくことになり、最終的には歌を通じて心を通わせる。
ガビル
ガビグラの知性を司る存在。白い羽毛に覆われ、背中に出し入れ可能な翼を持つマイクローンサイズの天使のような姿で、額にスピリチア吸収や命令伝達に用いる触角を持つ。力はさほど強くないが、シビル同様他の生物に本体ごと憑依する能力を有する。
自らFBz-99G ザウバーゲランを駆り、アニマスピリチアを入手するためマクロス7船団を執拗に襲うが、サウンドフォースの予想外の力に圧倒され、毎回撤退を余儀なくされる。また、自機を何度も撃墜し、作戦の邪魔をするガムリン木崎には特に強い憎悪の念を抱くようになる。
彼らに「スピリチア」と呼ばれる生命エネルギーを奪われた兵士や市民は「生きる気力」とも言うべきものを失い、果ては生命活動を脅かすほどまでに影響を与える。
ストーリー
西暦2045年、新マクロス級7番艦マクロス7を中核とする第37次超長距離移民船団(通称マクロス7船団)は移民惑星を求め、銀河を旅していた。船団内の居住スペースには、地球と変わらぬ町並みが再現されており、民間人・軍人合わせて100万人以上の乗組員が平和な日々をすごしていたが、ある日船団は正体不明の敵バロータ軍の奇襲を受ける(バロータ戦役)。
その中で、ロックバンド「FIRE BOMBER」のボーカル・熱気バサラは、愛機VF-19改(ファイアーバルキリー)で戦場に乱入し、戦うことなく歌を歌い続ける。その行為に対しマクロス7を守る統合軍のエリートパイロット・ガムリン木崎は特に強い不快感を示し、FIRE BOMBERの新人ミレーヌ・ジーナスもバサラの意図を理解できず不満を募らせる。その一方で、敵味方の誰にも理解されない中で諦めず歌い続けるバサラに対し、わずかながらその姿勢に共鳴する人々も現れ始める
バサラの歌はやがて敵の兵士の洗脳を解いたり、敵の中核的存在であるプロトデビルンを追い払うといった効果を発揮するようになる。それに着目した統合軍はFIRE BOMBERのメンバーを民間協力隊「サウンドフォース」として指揮下に置く。新開発された歌エネルギー変換ユニットなどを装着したサウンドフォースは襲い来るプロトデビルンを次々に撃退し、人々はそれに喝采を送るが、それは自分の歌を伝えたいというバサラの想いとは異なっていた。自分の歌が一向に伝わらないことで、バサラは歌う意味を求め放浪の旅に出かけ、その果てに迷いを振り切り再び歌い始める。
プロトデビルンとの戦いが激しさを増す中、バサラはただ銀河に向かって歌い続け、その歌はやがてプロトデビルンの心を揺り動かすことになる。 バサラに触発され、自ら歌いだすことにより自己から湧き上がる無限のスピリチアの存在に気づいたプロトデビルンは、もはや人類からスピリチアを奪い取る必要がないことを悟って遠い宇宙へと飛び立ってゆく。
マックスがスターゲイザー作戦で出撃中には一時的にマクロス7艦長代理を務めるなど、難局を乗り切る中でわだかまりが解消され、かつての夫婦愛が再燃。最新鋭のVF-22Sを駆り、往年の絶妙なコンビネーションを見せる。