バラサは、最後まで戦わないで歌うだけでした。
敵なのにギギルに好意を持たずにいられない。
ギギルは、美形でもなければ、敵ながら天晴れというタイプでもない、下品で粗暴で頭も悪く、醜い悪役だった。
敵方で、主人公バサラと最初に解り合ったのがこのギギルだ。
ギギルが殺された瞬間、その場に出現した巨大宇宙怪物は彼の正体(本体)だが、その身を崩しながら衝撃波を放出するそれに、バサラは、「ギギル、もういい、やめろ! 死んじまうぞ!」と叫ぶ。
ギギルと名乗った男が殺されたのと同時に現れた巨大生物を、その殺されたハゲオヤジと同一人物(?)であると普通に理解し、10年来の親友に対するが如く呼び掛ける主人公。
不器用な彼が、シビルのため、己を投げ打ち取った行動は、「歌う」ということでした。
普段のガラガラ声でファイアーボンバーの曲を歌う彼の姿は、バサラが作中何度も口にする「歌はハートだ」という台詞を身をもって視聴者に伝えてくれたのではないでしょうか。
そのエピソードのタイトルが「ギギルが歌った日」なのです
このギギルの歌うシーンは、心にくるものがあります。
2016年に新たなマクロスシリーズが放送。アニメ『マクロスΔ(デルタ)』
TVアニメ『マクロスΔ(デルタ)』放送時期が決定! | アニメイトTV
1982年にテレビ放送された『超時空要塞マクロス』以来、ストーリーの中でも「歌」が大きなファクターとなるドラマが描かれてきたアニメ『マクロス』シリーズから、ファン待望の新作となる『マクロスΔ(デルタ)』が2016年春より放送決定!
過激にファイアー!俺の歌を聞け!「マクロス7」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1994年~1995年に放送されたアニメ『マクロス7』。戦わない主人公・熱気バサラがバルキリーに乗り、戦場で歌いまくるSF作品です!
マクロスシリーズは、どれも面白いのでぜひご覧ください。