【訃報】ノンフィクション作家・佐野真一さん死去。「旅する巨人」「東電OL殺人事件」など
2022年9月28日 更新

【訃報】ノンフィクション作家・佐野真一さん死去。「旅する巨人」「東電OL殺人事件」など

ジャーナリスト、ノンフィクション作家として「旅する巨人」「東電OL殺人事件」などの著作で知られる佐野真一(さの しんいち)さんが26日、肺がんのため亡くなっていたことが明らかとなりました。75歳でした。

212 view

【訃報】ノンフィクション作家・佐野真一さん死去。

ジャーナリスト、ノンフィクション作家として「旅する巨人」「東電OL殺人事件」などの著作で知られる佐野真一(さの しんいち)さんが26日、肺がんのため亡くなっていたことが明らかとなりました。75歳でした。

第一報はこちらです!

佐野さんは1947年、東京都葛飾区出身。早稲田大学第一文学部を経て音楽出版社に入社、その後フリーのジャーナリスト・ノンフィクション作家となり、1997年には民俗学者・宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた「旅する巨人」で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。また2000年には1997年に発生した殺人事件を追った「東電OL殺人事件」を執筆するなど、幅広い分野で活躍していました。

90年代後半のミステリー「東電OL殺人事件」とは?

佐野さんの名を一躍有名にした、1997年3月19日に発生した殺人事件「東電OL殺人事件」。この事件では、被害者である東京電力のエリート女性社員が昼間の会社員の顔とは別の「夜の顔」を持っており、そのことが当時ワイドショーなどで報じられ、センセーショナルに書き立てられました。

事件現場となった渋谷区のアパート。

 (2451788)

東京電力初の女性総合職として入社した被害者の女性ですが、夜は「売春婦」としての顔を持っており、渋谷109で着替えしていたことなどが警察の調べで明らかとなっています。「エリート社員が売春をやっていた」という意外性に加え、さらに売春相手による「骨と皮だけのような体だった」との証言など、被害女性について様々な憶測が飛び交うこととなりました。
 (2451812)

SHIBUYA109(2019年7月)。
様々な憶測の中、警察は近隣のネパール人男性を逮捕。この男性は被害女性の売春相手でもあり、事件は解決と思われました。しかし、DNA鑑定によりこの男性の無実が確定。多くの謎を残したまま、事件は2022年現在も迷宮入りとなっています。

事件を扱った作品の数々!!

「東電OL殺人事件」ですが、その特異性から事件発生直後から様々なメディアで作品化されており、佐野さんの執筆したノンフィクション「東電OL殺人事件」をはじめ、鳴海章による小説「鹹湖 — 彼女が殺された街(1998年)」、水野美紀主演・園子温監督による映画「恋の罪(2011年)」などが制作されています。
 (2451781)

「東電OL殺人事件」をはじめとした様々な社会問題に対し、ジャーナリスト・ノンフィクション作家という立ち位置から迫っていた佐野さんの功績は、これからも語り継がれていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。

関連記事

20 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

【訃報】環境保護活動家として知られる作家、C・W・ニコルさん死去。

【訃報】環境保護活動家として知られる作家、C・W・ニコルさん死去。

環境保護活動家として著名な作家、C・W・ニコルさんが4月3日に直腸がんのため長野市内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。79歳でした。
隣人速報 | 1,151 view
当時“竹やぶ”で探した方必見!?「私のバカせまい史」6月1日放送分は「1000万円以上の大金を拾った人史」!!

当時“竹やぶ”で探した方必見!?「私のバカせまい史」6月1日放送分は「1000万円以上の大金を拾った人史」!!

フジテレビ系列で放送中のバラエティ番組「私のバカせまい史」6月1日放送分にて、「1000万円以上の大金を拾った人史」「マスメディアによる東大生イジり史」「キンタロー。のフットワーク軽い史」の3本が放送されることが明らかとなりました。
隣人速報 | 412 view
上九一色村、飛田新地、渡鹿野島、ウトロ地区…“いわくつきの場所”を特集した『ルポ タブーの日本地図』が発売!!

上九一色村、飛田新地、渡鹿野島、ウトロ地区…“いわくつきの場所”を特集した『ルポ タブーの日本地図』が発売!!

宝島社より、日本国内において“いわくつきの場所”と呼ばれるスポットの封印された歴史を特集した『ルポ タブーの日本地図 (宝島SUGOI文庫) 』が発売されます。
隣人速報 | 20,911 view
森高フィギュア、マジックハンド…「おたく評論家」宅八郎さんの訃報に様々なコメントが集まる。

森高フィギュア、マジックハンド…「おたく評論家」宅八郎さんの訃報に様々なコメントが集まる。

「おたく評論家」として90年代より活躍を続けていたコラムニスト・宅八郎さんが8月11日、東京・府中市の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。この記事では、宅さんの訃報に対するコメントや、生前に著した作品について振り返ります。
隣人速報 | 16,772 view
買った帰りにソッコー狩られる!?行列に並んでも欲しかった商品たち

買った帰りにソッコー狩られる!?行列に並んでも欲しかった商品たち

80年代から90年代にかけて爆発的に流行したアイテムの数々。手に入れるために人々が行列を作り、時には「狩り」が発生し社会問題となった商品をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト