マスクの定義
とされていて、口と鼻を覆う形状で、花粉やほこりなどの粒子が体内に侵入するのを防ぐ、かぜなどによる、せきやくしゃみの飛沫(ひまつ)の飛散を抑制することを目的に使われる、薬事法に該当しない衛生用製品とされています。
日本で注目される様になったのは?
当時のマスクは真鍮(しんちゅう)製の金網を芯にして、布地をフィルターとして取り付けたものだったといいます。
元々は、かぜの予防というより、炭鉱などで働く人たちの粉塵(ふんじん)除けが、おもな用途であったそうです。
スペインかぜで普及
スペインかぜとは、当時約20億人だった世界人口の25~30%が感染したと推定され、日本でも1918~1920年の3期で計約2400万人が感染、40万人が死亡したといわれています。
当時、国が配布したポスター
速報◆7日、内務省衛生局が、スペイン風邪の予防啓発ポスターを全国に配布する。現在、スペイン風邪が全世界的に流行しており、日本でも徐々に感染が拡大している。 =百年前新聞社 (1920/02/07)
— 百年前新聞 (@100nen_) February 7, 2020
▼スペイン風邪予防啓発ポスター「恐るべし『ハヤリカゼ』の『バイキン』! マスクをかけぬ命知らず!」 pic.twitter.com/cjdIZO04ic
「恐るべし『ハヤリカゼ』の『バイキン』! マスクをかけぬ命知らず!」かなり過激なポスターだったんですね💦
日本人、戦前でも今と変わらずマスク大好き pic.twitter.com/4Why2W99Ef
— 超ジュラルミンおじさん(24) (@ilovegrupan) March 3, 2020
日本のマスク1号
その後、改良も徐々にすすみ、芯の金網をセルロイドに変えたものや、フィルター部分に別珍(木綿のビロード)や皮革類を用いたマスクも製造されました。
インフルエンザ再び!
インフルエンザが再び流行し、以後インフルエンザが流行するたびに、マスクの出荷量も増加していきました。
時代を経るにつれてマスクのスタイルも変化し、枠のない布地だけのものも登場しています。布に代わるガーゼマスクが生まれたのは、1950(昭和25)年のことだったと言います。